婚約者が夜勤の晩、同居中の義妹が風呂上がりにバスタオル一枚でリビングに来るのをやめない

これ、書いていいのかちょっと迷ったんだけど、もう時効だと思うんで書きます。

俺は当時27歳。都内の広告代理店で働いてた。残業月80時間とかザラの、まぁよくあるブラック寄りの会社員。顔面偏差値は中の下ぐらいだと思う。友達には「雰囲気だけで生きてる」って言われる。身長172、痩せ型。要するにフツーのやつです。

婚約者の真帆(仮名)とは28歳で、マッチングアプリで知り合った。大学病院の救命センターで看護師をやっていて、三交代勤務。夜勤が月に8回ぐらいある。付き合って2年、同棲して1年、去年の冬にプロポーズして婚約した。

で、問題はここから。

今年の6月、真帆の妹の凪(仮名)が、就活のインターンで東京に来ることになった。凪は当時大学3年の21歳。実家は静岡の藤枝市で、普段は名古屋の大学に通ってる。

「え、うちに泊まんの?」

「だってホテル代もったいないじゃん。おねーちゃんが来ていいよって言ってくれたし」

真帆は「2週間だけだから」と軽く言っていた。俺も別に断る理由はなかった。1LDKではさすがに狭いけど、リビングにエアーベッドを置けばなんとかなる。

凪とは真帆の実家で3回ぐらい会ったことがある。印象は「元気な子だな」ぐらい。正直あんまり覚えてなかった。

6月の第2週の土曜日、凪が新幹線で東京に来た。品川駅まで迎えに行って、改札から出てきた瞬間、俺は固まった。

(え、こんな子だったっけ……?)

前に会った時は高校生で、髪も黒くて大人しそうな印象だったのに。今は明るめのアッシュブラウンのゆるい巻き髪で、橋本環奈を少し大人っぽくしたような顔立ち。身長は157ぐらいなんだけど、白いTシャツの胸元が明らかに張ってる。推定F以上。正直に言うと、姉の真帆よりスタイルが良い。(真帆ごめん)

「翔さん久しぶりー!ありがとうございます、お世話になります!」

満面の笑みでぺこりと頭を下げる凪。化粧は薄めなのに華がある。隣を歩いてるだけで道行く男がチラチラ見てくるのが分かった。

(いやいや、婚約者の妹だぞ。何を考えてるんだ俺は)

自分に言い聞かせた。この時はまだ本気でそう思っていた。

最初の3日間ぐらいは何も問題なかった。凪は朝からインターン先の渋谷のIT企業に出かけて、夜7時ぐらいに帰ってくる。俺も仕事で遅いから、顔を合わせるのは朝の洗面所ぐらい。真帆がいる日は3人でご飯を食べて、普通の「義妹が泊まりに来てる」生活だった。

変わったのは4日目の夜からだ。

真帆が夜勤に出る日だった。18時半に真帆が「行ってきます」と出て行って、リビングで一人でテレビを見ていたら、19時ぐらいに凪が帰ってきた。

「ただいまー!あ、おねーちゃんは?」

「夜勤。明日の朝まで帰ってこないよ」

「そっかー。じゃあ先にお風呂もらっていいですか?」

「どうぞー」

20分ぐらいして、凪が風呂から出てきた。

バスタオル一枚だった。

正確に言うと、バスタオルを胸の上で巻いてるだけ。髪からぽたぽた水滴が落ちてて、肩が濡れてる。バスタオルの丈が足りてなくて、太ももの上の方まで見えてる。

「あ、翔さん。ドライヤー使いたいんですけど、リビングのコンセント借りていいですか?洗面所のやつ調子悪くて」

「あ、ああ……いいよ」

凪はありがとうございまーすと言いながら、俺の座ってるソファの横の床にぺたんと座って、ドライヤーを使い始めた。

バスタオルの隙間から谷間が見える。

(見るな見るな見るな)

テレビに集中しようとするんだけど、視界の端にどうしても入ってくる。しかも凪が髪を持ち上げるたびに、うなじとか鎖骨のラインとかが見えて、シャンプーのいい匂いがふわっと漂ってくる。

「翔さんって普段何時ぐらいに寝るんですかー?」

「ん? 12時ぐらいかな」

「えー同じぐらいだ。じゃあ今日一緒にテレビ見ていいですかー?」

(いやその格好でか?)

とは言えなかった。

凪はドライヤーが終わると、着替えもせずにそのままソファに座った。バスタオル一枚で。俺の隣に。

(この子、距離感バグってないか……?)

でも考えてみたら、凪にとって俺は「おねーちゃんの彼氏」で、ほぼ家族みたいなもんなんだろう。実家でもお父さんとかお兄ちゃんの前でこんな感じなのかもしれない。つまり俺は完全に「男」としてカウントされてない。

それが分かってるのに、目のやり場に困るのはこっちの問題なわけで。

(うわ、きっつ……)

その日から、真帆が夜勤の日は地獄になった。

凪は毎回、風呂上がりにバスタオル一枚でリビングに来る。しかもだんだん慣れてきたのか、初日よりくつろぎ方が大胆になってきた。ソファに横になったり、床に寝転んでスマホいじったり。そのたびにバスタオルがズレて、際どいところが見えそうになる。

俺は毎回、必死にテレビ画面を見つめていた。真帆が夜勤の日は週に2回ある。つまり週に2回、この拷問が繰り返される。

5日目ぐらいの夜だったと思う。凪がキッチンで何か作り始めた。バスタオル姿のまま。

「翔さーん、ご飯まだですよね?おねーちゃんから翔さんの好きなもの聞いてたんで、作りますよー」

「え、いいよ悪いし。コンビニで買ってくるから」

「えーせっかくだし食べてくださいよー。生姜焼き好きって聞きました!」

断れなかった。というか断る理由が見つからなかった。

10分ぐらいして、凪が皿を持ってきてくれた。味は正直めちゃくちゃ美味かった。真帆は仕事が忙しくてあんまり料理しないから、家で手料理を食べるのは久しぶりだった。

「うま。凪ちゃん料理上手いね」

「ほんとですか! やった。実家でずっとお母さんの手伝いしてたんで」

嬉しそうに笑う凪を見て、胸がざわついた。

(やめろ。これはただの飯だ。婚約者の妹が作ってくれたただの生姜焼きだ)

でも、二人きりのダイニングテーブルで、バスタオル姿の21歳と向かい合ってご飯を食べている状況は、客観的に見てどう考えてもおかしい。

1週間が過ぎた頃、決定的なことが起きた。

その日も真帆は夜勤。俺は仕事が早く終わって20時前に帰宅した。凪はもう風呂を済ませていて、いつものバスタオル姿でリビングにいた。

「あ、翔さんおかえりなさーい。今日は早いですね」

「うん、珍しくね」

俺も風呂に入って、リビングに戻ると、凪がなぜかビールを2本持って待っていた。

「翔さんビール好きですよね? 冷蔵庫にあったんで、一緒に飲みません?」

(まずいな……)

そう思いつつも、断れなかった。1本ぐらいならいいだろうと。

1本が3本になり、3本目の途中で凪が酔い始めた。

「翔さんってさ、おねーちゃんのどこが好きになったんですかー?」

「え、急にどうした」

「いやー、だっておねーちゃんってけっこうキツいじゃないですか性格。家だともっとキツいですよ?笑」

「知ってるよ笑 でもまぁ、芯が強いところが好きなんだと思う」

「えー、かっこいい……。凪もそういう人と付き合いたいなぁ」

凪が俺の肩にもたれかかってきた。バスタオル越しに柔らかい感触が腕に当たる。シャンプーの匂いがする。

「お、おい。凪ちゃん酔ってるだろ」

「酔ってないですよー。ちょっと眠いだけー」

心臓がバクバクしていた。右腕にFカップが押し付けられている。凪の吐息が首筋にかかる。

(ダメだ。立て。今すぐこの場を離れろ)

頭ではそう思ってるのに、身体が動かなかった。

「翔さん、心臓すごい音してる……」

「……っ」

凪が顔を上げて、俺を見た。少し赤くなった頬。潤んだ目。唇がすぐそこにある。

「……ねぇ」

「凪ちゃん、やめよう。俺は真帆と……」

「知ってます。分かってるんです。分かってるんですけど……」

凪の目から涙がぽろっとこぼれた。

「凪、ここに来る前から翔さんのこと気になってたんです。おねーちゃんが実家に連れてきた時から。最低ですよね、おねーちゃんの彼氏なのに」

頭が真っ白になった。

(嘘だろ……)

「……凪ちゃん、それは」

「だから東京のインターンに申し込んだのも、本当は……翔さんの近くにいたかったから……ごめんなさい……」

凪がぽろぽろ泣き始めた。バスタオルの肩が震えてる。

俺は最低だと思う。この瞬間、頭の中で「この子を抱きたい」と思ってしまった。婚約者の妹が泣いてるのを見て、慰めたいじゃなくて抱きたいと思った。

「泣くなよ……」

凪の頭を撫でた。そしたら凪が俺の胸に顔を埋めてきて、自然に抱きしめる形になった。

バスタオルがズレて、背中が露わになってる。肌が柔らかい。

「翔さん……」

見上げてきた凪と目が合った瞬間、理性が飛んだ。

唇が重なった。どっちからかは分からない。本当に分からない。

(あ、もうダメだ)

凪の唇は甘くて、ビールの味がした。舌が触れた瞬間、凪が小さく声を漏らした。

「ん……っ」

キスしながらソファに押し倒す形になった。バスタオルは完全にはだけて、凪の身体が全部見えた。

橋本環奈に似た顔の下に、ありえないぐらい豊かな胸がある。Fカップどころじゃないかもしれない。肌は白くて、腹は平らで、腰のくびれがえぐい。21歳の身体だった。

「凪ちゃん、ほんとにいいのか……」

「……いい。翔さんがいい」

(俺は最低だ。でも止まれない)

凪の胸に触れた。信じられないぐらい柔らかかった。指が沈み込んで戻ってくる弾力。先端はもう固くなっていた。

「あ……っ」

乳首を親指で転がすと、凪がビクッと反応した。

「感じるんだ」

「やだ、そんなこと言わないでください……っ」

恥ずかしそうに目をそらす凪。でも身体は正直で、胸を触るたびに小さく声が漏れる。

口に含んだ。

「んっ……翔さ……っ」

左の胸を吸いながら右を揉む。凪の手が俺の頭を抱えるように回ってきた。

「あっ……だめ、声出ちゃう……」

(誰もいないのに)

と思ったけど、壁薄いもんなこのマンション。でもそんなこと気にしてる余裕はもうなかった。

手を下に滑らせた。凪の内ももが微かに震えている。指が触れた瞬間、もう濡れていた。

「あ……見ないで……」

「凪ちゃん、すごい濡れてる……」

「だって……ずっとこうなってたの……翔さんと二人きりの夜、毎回……」

その言葉で完全にスイッチが入った。

指を入れると、きゅっと締まった。中はびっくりするぐらい熱くて、指を押し返してくる。

「んんっ……!あ、そこ……っ」

凪が腰を浮かせた。こっちの指に合わせるように自分から動いてる。

「ここ気持ちいい?」

「はい……そこ……もっと……」

敬語が混じるのがたまらなかった。さっきまでタメ口だったのに、こういう時だけ「はい」とか「ください」になる。

「翔さん……入れて……ほしい……」

凪が潤んだ目で俺を見上げた。

「ゴム……」

「……あるんですか」

「寝室に」

立ち上がって寝室に取りに行く間、正気に戻りそうになった。引き出しを開けて、コンドームの箱を手に取った瞬間、真帆と一緒に使ってるやつだと気づいて手が止まった。

(何やってんだ俺……)

でも、リビングに戻った。

凪はソファの上で膝を抱えて待っていた。裸で。不安そうな顔をしていた。

「……来てくれた」

「……うん」

ゴムを着けて、凪の上に覆いかぶさった。入り口に先端を当てると、凪が目をぎゅっとつぶった。

「経験は……」

「あります……でも1人だけ、それも1回だけで……ほぼ初めてみたいなもんです」

ゆっくり入れた。きつかった。凪が息を呑むのが聞こえた。

「っ……ぁ……」

「痛い?」

「大丈夫……ゆっくり……お願いします……」

奥まで入ったところで止まった。凪の中は信じられないぐらい熱くて、締め付けが強くて、動いたら一瞬で終わりそうだった。

「翔さん……翔さんの、入ってる……」

「うん……動くよ」

ゆっくり腰を動かし始めた。凪が声を殺すように唇を噛んでいる。

「ん……っ、あ……」

少しずつペースを上げると、凪の声が漏れ始めた。

「あ……そこ……いい……っ」

凪の足が俺の腰に絡みついてきた。手は俺の背中をつかんでる。爪が食い込む。

「凪ちゃ……っ」

「呼び捨てにして……凪って呼んで……」

「凪……凪……」

「はぁ……翔さん……好き……ごめんなさい……おねーちゃんごめん……」

泣きながら感じてる凪を見て、罪悪感と興奮が同時に押し寄せてきた。こんなに背徳的なのに、こんなに気持ちいい。

「あっ……やば……なんか来る……っ」

凪の中がぎゅっと締まった。

「あ、あっ、翔さっ……っ!」

びくびくっと身体を震わせて、凪がイった。中の締め付けがやばくて、俺も限界だった。

「俺も……出る……っ」

ゴムの中に全部出した。腰が勝手に動いて、最後の一滴まで搾り取られるような感覚だった。

「はぁ……はぁ……」

「……」

凪が俺の胸に顔を埋めた。汗で湿った肌がくっつく。

「翔さん……もう一回……だめですか……」

2回目は凪が上に乗った。さっきイったばかりなのに、凪は自分から腰を動かし始めた。

「ん……あ……」

上から見る凪の身体はとんでもなかった。揺れる胸、くびれた腰、腹筋のうっすらしたライン。この子が、婚約者の妹だということが信じられなかった。

1回目より凪は大胆になっていて、自分の気持ちいいところを探すように角度を変えながら動いてる。

「あ……ここ……ここ好き……っ」

見つけたらしい角度で、凪が同じところを何度も擦るように腰を振った。

「凪……すごいよ……」

「翔さんの……おっきくて……奥まで当たる……っ」

凪の動きが速くなった。ぱちゅぱちゅと音が鳴る。

「あっあっ……また来る……翔さん一緒にっ……」

「うん……一緒に……っ」

凪が身体を反らせてイった瞬間に、俺もゴムの中に出した。凪がそのまま俺の上に崩れ落ちてきて、しばらくそのまま動けなかった。

時計を見たら23時半だった。

凪がシャワーを浴びに行って、その間に俺はリビングを片付けた。ビールの缶を捨てて、ソファのクッションを直して。証拠隠滅みたいで自分が嫌になった。

凪がパジャマ姿で戻ってきた。いつもはバスタオル一枚なのに、今日はちゃんとパジャマを着てる。それが妙にグッときた。

「翔さん……」

「ん」

「今日のこと……おねーちゃんには言わないでください」

「言うわけないだろ」

「……ですよね。じゃあ、二人だけの秘密ですね」

凪が少し寂しそうに笑った。

「凪ちゃん」

「はい」

「……おやすみ」

「おやすみなさい」

凪はエアーベッドに潜り込んだ。俺は寝室に戻って、真帆のベッドに一人で横になった。枕から真帆のシャンプーの匂いがして、自分がどれだけ最低なことをしたか思い知った。

でも、目をつぶると浮かんでくるのは凪の顔だった。

翌朝、真帆が夜勤から帰ってきた。いつも通り「おはよう、疲れた」と言って、ソファに倒れ込む。凪はもうインターン先に出かけた後だった。

「お疲れ。コーヒー淹れようか」

真帆に声をかけながら、昨日あの場所で凪を抱いたソファを見ないようにしていた。

インターンの最終日、凪が静岡に帰る前の夜。真帆は偶然その日も夜勤だった。凪は明日の始発の新幹線で帰る。

「翔さん。2週間ありがとうございました」

リビングで凪が正座して頭を下げた。今日はちゃんと服を着てる。紺色のワンピース。

「いや、こっちこそ。インターンどうだった?」

「楽しかったです。……東京、好きになりました」

含みのある言い方だった。目が合って、俺は先にそらした。

「あの日のこと、なかったことにはできないけど……凪は後悔してないです。それだけ伝えたくて」

「……」

「おねーちゃんのこと、大事にしてあげてください。凪もおねーちゃんのこと大好きだから」

凪はにっこり笑って、エアーベッドに潜り込んだ。

俺は寝室のベッドの上で、朝まで天井を見つめていた。

結論から言うと、凪とはあの一度きりだった。その後、凪は名古屋に戻って普通に就活をして、翌年には東京のIT企業に内定をもらった。真帆とは予定通り秋に結婚した。式には凪も来た。ブーケトスを受け取ったのは凪だった。目が合った時、凪は少しだけ唇を噛んで笑っていた。

俺は今でもたまにあの夜のことを思い出す。バスタオル一枚でソファに座ってた凪の横顔。涙を流しながら「好き」と言った声。2回目に自分から腰を動かしていた時の表情。

最低な男の、最低な話でした。でも書かずにはいられなかった。

読んでくれた人、ありがとうございます。


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