こんにちは。都内で商社勤めをしている29歳、既婚です。
今から書くことは去年の秋に実際にあったことで、正直ここに書いていいのかかなり迷いました。でも誰にも言えないし、ずっと頭の中でぐるぐるしてるんで、吐き出させてください。
まず俺のスペックから。身長172cm、体重65kg。顔面偏差値は中の中ってとこで、大学時代に彼女が2人いたぐらいの平凡な男です。妻とは会社の同期で、26のときに結婚しました。妻は俺の一つ上で、仕事がめちゃくちゃできる人。尊敬してるし、好きです。それは今でも変わらない。
で、問題の義妹――妻の妹なんですが、名前は伏せます。当時23歳。身長163cmぐらいで、顔は今田美桜に少し似てる。目がくりっとしてて、笑うと八重歯がちょっと見える感じ。そしてなにより――Gカップ。これは妻から聞いたんじゃなくて、見りゃわかるレベルでした。普段から胸元ゆるめの服を着てるんで、正直どこに目をやっていいか困る場面は何度もあった。
でもまぁ、義妹ですよ。結婚して3年、盆と正月に顔を合わせるぐらいの関係で、そこに変な感情なんてなかった。本当に。
(…と、過去形で書いてる時点でお察しかもしれないですけど)
事の発端は去年の10月。妻が急にシンガポール出張になったんです。取引先の大型案件で、最短でも5日は帰れないと。
(5日かぁ…飯どうしよ)
俺は料理がからっきしで、カップ麺とコンビニ弁当で生きていくタイプです。妻もそれを知ってるんで、出張前日にこう言ってきました。
「ちょっとお願いがあるんだけど、出張中、妹に来てもらっていい? あの子最近仕事辞めて暇してるし、あんたのご飯も心配だし」
いやいや、と思いました。29歳の男が23歳の義妹と二人きりで数日間過ごすって、普通にまずくないですか。
でも妻は「あの子に変な気起こすような人じゃないでしょ」と笑って、話はもう決まってた。
(いや、変な気っていうか…信頼されてんのかバカにされてんのか微妙なラインだよな)
そんなわけで、妻が成田から飛び立った翌日の土曜日、義妹がうちにやってきました。
世田谷の2LDKのマンション。玄関で「お邪魔しまーす」と入ってきた義妹は、白いニットにデニムというシンプルな格好だったんですが、ニットの下の存在感がえげつなかった。目のやり場に困るってこういうことかと改めて思い知りました。
「お義兄さん、冷蔵庫なんにもないじゃないですか。買い物行きましょうよ」
「あー…悪いな、頼むわ」
近所の成城石井まで一緒に歩いて買い出しに行きました。義妹が「お義兄さん何が好きですか」「苦手なものあります?」とか聞いてきて、なんかこう…新婚のときの妻を思い出してちょっと胸が痛かった。妻は最近そういうの聞いてくれないし。
(いやいや、比べんなよ)
買い物から帰ると、義妹はすぐにキッチンに立ちました。鶏の照り焼きと味噌汁と、なんかよくわからん副菜を3品。1時間もかからず全部作って、しかも全部うまい。
「え、めちゃくちゃうまいんだけど」
「ほんとですか? やったぁ。お姉ちゃんに料理教わったんですよ」
「嘘つけ、こっちのが断然うまいわ」
「あはは、それお姉ちゃんには内緒にしといてくださいね」
食事中、義妹の話を聞いた。前の職場がブラックで、3ヶ月前に辞めたこと。次の仕事はまだ決まってなくて、実家の千葉から都内にちょこちょこ面接に来てること。
「だからお姉ちゃんに呼ばれたとき、正直ちょっと嬉しかったんです。一人でいると病みそうで」
その言葉に、少しだけ胸がざわついた。無職で不安な23歳の女の子が、義兄の家に泊まりに来てる。なんか守ってやらなきゃいけない気持ちと、これ以上踏み込んじゃいけない気持ちが同時に湧いた。
初日の夜は何事もなく過ぎました。義妹は客間に布団を敷いて寝て、俺は寝室で寝た。普通の、健全な一日。
問題は二日目の夜です。
日曜の夜、俺はリビングで缶ビール飲みながらDAZNでJリーグ見てました。FC東京対横浜F・マリノス、後半ロスタイム。ちょうど同点ゴールが決まって「うおっ」って声出した瞬間、背後から声がした。
「お義兄さん、お風呂空きましたよー」
振り返って、固まりました。
義妹がバスタオル一枚で立ってたんです。
髪は濡れたまま肩に垂れてて、バスタオルは胸のところでかろうじて留めてるんだけど、Gカップの重みに負けてずり下がりかけてる。鎖骨の下から谷間がこれでもかと見えてて、太ももも付け根のギリギリまで丸見え。
「…っ」
(おい、なんでバスタオル一枚なんだよ。着替え持って入れよ…!)
「あ、ドライヤーどこでしたっけ? 洗面台の下?」
「あ、あー…棚の、上の方」
義妹は「ありがとうございまーす」とバスタオル姿のまま洗面所に消えていきました。
ドライヤーの音が聞こえてきて、俺はサッカーの画面を見つめたまま全然試合が頭に入ってこなかった。
(落ち着け。あの子は姉の家だからリラックスしてるだけだ。深い意味はない。ないんだよ)
そう自分に言い聞かせて、ビールを一気に飲み干しました。
10分後、義妹がリビングに戻ってきた。今度はちゃんとTシャツとショートパンツに着替えてた。ただ、そのTシャツが妻のやつで、妻より二回りは胸がでかい義妹が着るとパツパツで、乳首の形がうっすら浮いてた。ノーブラだった。
(この子、天然なのか計算なのかわからん…)
「お義兄さん、サッカー好きなんですか? 私もちょっと興味あるんですよね」
隣に座ってきた。距離が近い。シャンプーの匂いがする。ボタニストのやつだ。俺の妻と同じシャンプー使ってるくせに、全然違う匂いに感じた。
「あ、うん。FC東京のファン。味スタによく行くよ」
「へぇー、今度連れてってくださいよ」
「お前サッカー興味ないだろ」
「えー、あるかもしれないじゃないですか」
そう言って笑う横顔が、ほんとに今田美桜そっくりで。湯上がりの肌がほんのり桜色に染まってて。
(やめろやめろやめろ。義妹だぞ)
この夜はそれ以上何もなく、義妹が「おやすみなさーい」と客間に引っ込んで終わりました。
でも俺はなかなか寝付けなかった。頭にこびりついたバスタオル一枚の姿が消えなくて、最低だと思いながらもあの映像を何度も思い出してしまった。
3日目、月曜。俺はリモートワークの日でした。
午前中はリビングのデスクで仕事をして、義妹は掃除機をかけたり洗濯物を畳んだりしてくれてた。昼になると「お昼作りますね」とキッチンに立って、ナポリタンを作ってくれた。これもうまかった。
午後、仕事がひと段落したところで義妹が聞いてきた。
「お義兄さん、今日もお風呂先に入っていいですか?」
「あぁ、いいよ」
(頼むから今日は着替え持って入ってくれ)
しかし、この日も義妹は風呂上がりにバスタオル一枚でリビングに現れた。しかも今度は髪をタオルでターバンにしてるもんだから、もう一枚のバスタオルが体を覆う面積がさらに減ってる。太ももの付け根まで完全に見えてるし、しゃがむと確実にアウトな丈だった。
「…おい」
「はい?」
「いや…着替え、持って入れよ。俺だっていちおう男なんだから」
言ってから、しまったと思いました。これ、「お前の体見て意識してます」って自白してるようなもんじゃないか。
義妹は一瞬きょとんとして、それからゆっくり頬を赤くした。
「…あ、すみません。お姉ちゃんちだと思って油断してました」
「いや、うん。まぁ気をつけてくれれば」
(あー気まずい。なんで言っちゃったんだよ俺)
義妹は小走りで客間に消えていった。
その夜、夕飯を食べてるときの空気がちょっとだけ変わったのを感じました。義妹が俺と目を合わせるとき、ほんの一瞬だけ視線が揺れる。箸を取ろうとして手が触れたとき、ぱっと引っ込める。
「…お義兄さんって、お姉ちゃんとは毎日一緒にお風呂入ったりするんですか?」
「え? いや、別々だけど」
「そうなんだ…もったいない」
「もったいないって何がだよ」
「なんでもないです」
そう言って味噌汁をすすった義妹の耳が赤かった。
(なんだよ今の。なんなんだよ)
その夜、俺が風呂に入ろうとしたとき、脱衣所で義妹の下着が干してあるのに気づきました。洗濯したやつだろうけど、ブラジャーが2つ。Gカップの。存在感がすごかった。
(やめろ見るな。お前は人の旦那だぞ)
目をそらして風呂に入りましたが、頭の中はぐちゃぐちゃでした。
4日目、火曜日。出社日だったので朝から会社に行きました。仕事に集中すれば忘れられると思ったのに、昼休みにLINEが来た。
義妹から。「今日の夕飯何がいいですか?」の文面と一緒に、キッチンで食材を並べてる自撮りが送られてきた。部屋着姿で、胸元がぱっくり開いてて谷間が見えてる。
(この子、マジで自覚ないのか…?)
「なんでもいいよ」と返して、午後の会議に臨んだけど全然集中できなかった。
帰宅すると、義妹がエプロン姿で「おかえりなさい」と出迎えてくれた。この瞬間、ちょっと本気でやばいと思いました。妻より先に「おかえり」を言ってくれる女がこの家にいることに、喜びを感じてしまったから。
(これは錯覚だ。疑似的な生活感に騙されてるだけだ、俺は)
夕飯は肉じゃがだった。味がしっかり染みてて、うまかった。
「そういえばお義兄さん、お姉ちゃんとどうやって付き合い始めたんですか?」
「なんで急に?」
「いや、なんとなく…お姉ちゃんって恋愛の話ぜんぜんしてくれないから。知りたいなって」
俺は会社の忘年会で酔った勢いで告白したって話をした。義妹は「かわいいですね」と笑ったけど、なんか寂しそうな目をしてた。
「…私も、そういうのいいなぁ」
「彼氏いないの? あれだけ可愛けりゃすぐできるだろ」
口が滑った。義妹を「可愛い」って言ってしまった。
義妹が箸を止めた。
「…お義兄さんに可愛いって言われるとなんか…変な感じです」
「わ、悪い。変な意味じゃなくて」
「変な意味でもいいですよ?」
「…は?」
「あはは、冗談ですよ。ご馳走さまでした」
義妹は皿を流しに持っていった。俺は味のしなくなった肉じゃがを、残りの三口、無言で食べた。
(冗談…だよな。冗談に決まってる。こいつは義妹で、俺は既婚者で、そういうことは絶対にあってはいけない。絶対に)
食後、義妹が洗い物をしてくれてる間に俺は先に風呂に入ることにした。今日は俺が先だ。余計なものを見ないで済む。
――はずだったんです。
風呂から上がって、脱衣所でバスタオルで体を拭いてたとき。
ガチャっとドアが開いた。
義妹が立ってた。
「あ、すみませんコンタクトの保存液忘れて――」
ドアを開けた義妹と、バスタオルを腰に巻いただけの俺が鉢合わせた。距離は50cmもなかった。
義妹の目が、俺の腹筋から胸にゆっくり這い上がって、最終的に目が合った。
時間が止まった。たぶん3秒ぐらいだったと思う。でもその3秒がめちゃくちゃ長かった。
「…あ」
「…おい」
「す、すみませんっ」
バタンとドアが閉まった。
(…やべぇ)
動悸がおさまらなかった。義妹に裸を見られたことよりも、あの3秒間、義妹が俺の体から目をそらさなかったことが頭に焼きついた。
着替えてリビングに戻ると、義妹がソファで膝を抱えてた。顔が真っ赤だった。
「…ほんとにすみません。ノックすればよかった」
「いや、鍵かけなかった俺が悪いよ」
「…お義兄さん、意外と…」
「意外と?」
「…ううん、なんでもない」
また耳が赤い。
リビングにいたたまれない空気が流れた。テレビを点けたけど、二人とも画面なんか見てなかったと思う。
22時を過ぎたあたりで、義妹が「お風呂入ってきます」と立ち上がった。
20分ぐらい経ったころ、風呂場から「お義兄さーん!」と呼ぶ声が聞こえた。
「どうした?」
「シャンプー切れちゃったんですけど、替えってどこですか?」
「あー、洗面台の下の引き出しに入ってるよ」
「探したんですけどなくて…持ってきてもらえませんか?」
(マジかよ…)
俺は洗面台の下を探して、替えのシャンプーを見つけた。ボタニストの詰め替えパック。これを風呂場に届けなきゃいけない。
脱衣所まで行って、風呂のドアの前で「ここ置いとくから」と言おうとした。
そのとき、風呂の磨りガラス越しに、義妹のシルエットが見えた。
立ち上がって髪を洗おうとしてる姿。胸の輪郭がガラス越しにはっきり見えた。とんでもないボリュームだった。
「お義兄さん? 持ってきてくれました?」
「あ、ああ。ここに置いとく」
「ごめんなさい、ドア開けて渡してもらっていいですか? 手が泡だらけで」
(いやいやいやいや)
「…お前、さすがにそれは」
「大丈夫です、泡で何も見えないんで」
「見えるとか見えないとかの問題じゃなくて」
「お願いします。目、瞑っててくれればいいんで」
俺は深呼吸して、ドアを薄く開けた。目は…瞑れなかった。
義妹は浴室の奥に立ってて、確かに体は泡だらけだったけど、それでも隠しきれてない部分が多すぎた。泡の隙間から覗く白い肌、濡れて張りついた髪、そしてGカップは泡がまとわりついてるぶん余計に形が強調されてた。
「…はい」
「ありがとうございます」
義妹が手を伸ばしてシャンプーを受け取った。指が触れた。濡れた指。温かかった。
「…お義兄さん」
「…なに」
「目、瞑ってないですよね」
「…っ」
「…いいですよ。見ても」
俺はドアを閉めた。逃げるように脱衣所を出て、リビングに戻った。
心臓がうるさかった。手が震えてた。
(ダメだ。ダメだろこれは。完全にライン超えかけてる)
15分後、義妹が風呂から上がってきた。今日はちゃんとTシャツとショートパンツに着替えてた――が、やっぱりノーブラで、髪は濡れたまま。湯気の匂いを纏って、俺の隣に座った。
距離が、いつもより近かった。
「…お義兄さん、さっきの…怒ってます?」
「怒ってない」
「よかった」
「…ただ、こういうのはよくないよ。俺は姉ちゃんの旦那で、お前は――」
「わかってます」
義妹の声が少し震えてた。
「わかってるんです。お姉ちゃんの旦那さんだってこと。でも…」
「でも、なんだよ」
「…お義兄さんがこの3日間、ずっと私のこと見ないようにしてたの、気づいてました」
「…」
「目、そらすじゃないですか。私がバスタオルで出てきても、谷間見えてても、絶対に見ないようにしてた。でもたまに…ほんの一瞬だけ、見ちゃってたの…知ってますよ」
(バレてた。全部バレてた)
俺は何も言えなかった。
「…私、お義兄さんのことずっと気になってたんです。お姉ちゃんの結婚式の日から」
「おい、やめろ」
「やめません。もう言わないと、ずっとこのままだから」
義妹が俺の方を向いた。目が潤んでた。
「結婚式で、花嫁の妹の私にまで『今日は来てくれてありがとう。いい妹さんだね、お姉ちゃんの自慢だって聞いてるよ』って、ちゃんと目を見て言ってくれたの、お義兄さんだけでした」
「…そんなの社交辞令だろ」
「社交辞令でもよかったんです。…あの日から、お姉ちゃんが羨ましかった。ずっと」
テレビからバラエティの笑い声が流れてきて、それがこの状況の異常さを際立たせた。
「…俺は、姉ちゃんのことが好きだよ」
「知ってます。だから余計につらいんです」
義妹の目から涙がこぼれた。
そのとき、俺がどうすべきだったかはわかってます。「悪いけど、明日帰ってくれ」と言うべきだった。それが正解だった。
でも俺は、泣いてる義妹の頭に、手を伸ばしてしまった。
「…泣くなよ」
「……っ」
頭を撫でた。濡れた髪の感触。シャンプーの残り香。義妹が俺の胸に額をつけてきた。
「…お義兄さんの匂い、好き」
「…おい」
「一回だけ。一回だけでいいから…」
顔を上げた義妹のくちびるが近かった。
(ダメだ。ダメだ。これはダメだ)
頭ではわかってた。でも体が動かなかった。3日間ずっと我慢してきた理性が、この瞬間に崩壊した。
俺から唇を重ねたのか、義妹からだったのか、正直わからない。気づいたときにはキスしてた。
柔らかかった。妻とは違う唇の感触。若くて、少し甘い味がした。リップクリームの匂い。
「…ん」
最初はそっと触れるだけだった。でもすぐに、義妹の舌が俺の唇をなぞってきた。俺も口を開けて、舌を絡めた。
ちゅ…ちゅる…
頭の中がぐわんとして、正常な思考が全部吹っ飛んだ。
義妹が俺の首に腕を回してきた。体が密着して、ノーブラのGカップが俺の胸板に押しつけられた。柔らかくて、温かくて、こんなもの知ってしまったらもう戻れないって本能でわかった。
「…部屋、行くか」
自分の声じゃないみたいだった。
「…はい」
義妹の手を引いて、寝室に入った。妻との寝室だった。それが余計に背徳感を煽った。最低だと思った。でも止まれなかった。
ベッドに座った義妹のTシャツの裾に手をかけた。義妹が両手を上げて、脱がされるのを許してくれた。
Tシャツを脱がすと、Gカップが零れ出た。照明の下で見るその大きさと形に息を呑んだ。重力に少しだけ負けた自然な形が逆にリアルで、作り物じゃない柔らかさが見た目だけで伝わってきた。先端は淡いピンクで、わずかに勃っていた。
「…すげぇ」
我ながら語彙力ゼロだったけど、それしか出てこなかった。
「…あんまり見ないでください。恥ずかしい…」
そう言いながら腕で隠そうとするけど、隠しきれてない。手のひらから溢れるってこういうことかと思った。
俺は義妹をベッドに押し倒して、唇を重ねながら胸に手を伸ばした。
両手で包み込んだ。指が沈む。柔らかいのに弾力があって、手を離すと揺れながら元の形に戻る。妻がBカップで、こういう感触は初めてだった。
「んっ…」
先端を指で転がすと、義妹が小さく声を漏らした。
「感じる?」
「…ん。ここ弱いんです…」
口に含んだ。舌で先端をなぞると、義妹の体がびくっと跳ねた。
「あ…っ、んん…っ」
右を吸いながら左を手で揉む。義妹が俺の頭を抱えるように手を回してきた。
「お義兄さん…っ…お義兄さん…」
名前じゃなくて「お義兄さん」って呼ばれるのが、背徳感と興奮を同時に加速させた。この呼び方が罪深さを突きつけてくるのに、それが余計に頭を狂わせた。
ショートパンツに手をかけた。義妹が少し腰を浮かせて、脱がしやすいようにしてくれた。下着は薄い水色の、飾りっ気のないやつだった。
「…脱がすよ」
「…ん」
下着を引き下ろした。義妹が恥ずかしそうに膝を閉じたけど、俺が膝に手を置くと抵抗なく開いてくれた。
もう十分に濡れてた。
指を這わせると、義妹が息を詰めた。
「ぁ…っ」
「ここ?」
「…もうちょっと上…」
言われた通りに指を動かすと、義妹の腰がくっと持ち上がった。
「そこ…っ、そこいい…っ」
指を中に入れた。温かくて、きつくて、指が吸い込まれるような感覚があった。
「んっ…あっ…お義兄さん、うまい…っ」
「経験、あんまりないの?」
「…大学んとき一人だけ。でも…こんな気持ちいいの初めて…」
指を動かしながら胸を舌で転がすと、義妹が両手でシーツを握りしめた。
「やっ…だめ…両方いっぺんにされると…っ」
「だめ?」
「だめじゃ…ないけど…っ、いっちゃ…う…」
体が震え始めて、義妹が俺の背中にしがみついた。
「あっ…あっ…お義兄さ…っ…!」
びくびくっと義妹の中の壁が指を締め付けた。太ももが閉じて俺の手を挟み込む。
しばらく荒い呼吸が続いて、義妹が目を開けた。潤んだ目で俺を見て、手を伸ばしてきた。
「…お義兄さんも…」
義妹の手が俺のスウェットの上から触れてきた。もうとっくに限界で、布越しでも形がわかるぐらいになってた。
「…すごい、硬い」
スウェットごと引き下ろされて、義妹がそれを見た。
「…おっきい」
「普通だと思うけど」
「私の元カレより全然…」
そう言いながら手で握ってきた。小さい手で、先のほうを包むように。
「…あの、やりたいことがあるんですけど」
「…なに?」
義妹が体を起こして、俺の腰の前に移動した。そして、あのGカップで俺のを挟んだ。
「…っ」
柔らかい。とんでもなく柔らかい。両側から包み込まれる感触がやばかった。体温で温められて、肌のすべすべした感触に頭がぼうっとする。
「こういうの…してみたかったんです。胸おっきいからできるかなって」
「…したことないの?」
「ないです。初めて」
義妹が胸を寄せて上下に動き始めた。不慣れな動きだったけど、それが逆にリアルで興奮した。たまにずれて先端が谷間から顔を出すと、義妹がぺろっと舌で舐めてくる。
「やば…っ、それ…っ」
「気持ちいい…ですか?」
「めちゃくちゃ…っ」
義妹が嬉しそうに笑った。その笑顔がまた今田美桜で、いけないことしてるのに幸せそうな顔してて、もう何が正しいのか全然わからなくなった。
「…出していいですよ。胸の上でも、口でも…どこでも」
「…中に、入れたい」
自分で言って驚いた。でも義妹は驚かなかった。
「…はい」
仰向けになった義妹の脚の間に体を入れた。
(ゴム…)
一瞬だけ冷静になったけど、この家にゴムは置いてなかった。妻はピルを飲んでるから。
「…ゴムがない」
「…今ちょうど安全な日です」
嘘かもしれない。でもそのとき理性はとっくに溶けてた。
先端をあてがうと、義妹が息を止めた。ゆっくり押し入れていく。
「ぁ…っ…あぁ…」
中が熱くて、きつくて、頭がどうにかなりそうだった。
「…大丈夫?」
「大丈夫…全部…入れて…」
奥まで入れると、義妹が俺の背中に爪を立てた。
「…あっ…お義兄さんの…中にいる…」
「動くよ」
ゆっくり腰を動かし始めた。義妹の中が俺を締めつけてくる。Gカップが動くたびに揺れて、その光景だけで射精しそうになった。
「あっ…あっ…ん…っ、いい…お義兄さんいい…っ」
「お前…きつ…っ」
ペースを上げると、義妹が声を抑えようと自分の手で口を塞いだ。
「声…出していいよ。隣の部屋、空き部屋だから」
「…ん…っ、あぁっ…もっと…奥…っ」
義妹の脚が俺の腰に絡みついてきた。密着した体が汗ばんで、肌と肌がくっつく感触がした。
「お義兄さん…好き…好きです…っ」
「…っ」
言葉が返せなかった。「好き」と言ってしまったら、もう取り返しがつかない気がした。でも体は正直で、義妹の中をひたすら求めてた。
「あっ…やば…っ、またいきそう…っ」
義妹の中がきゅうっと収縮して、俺の限界も近づいた。
「俺も…出る…っ」
「中に…お義兄さんの…ほしい…っ」
(ダメだ、中はダメだ)
頭の片隅でそう叫んでる自分がいたけど、義妹の脚のホールドが外れなかった。
「出して…っ、お願い…っ」
「…っ!」
限界だった。義妹の奥で全部出してしまった。
ドクドクと脈打つ感覚が自分でもわかった。義妹がびくっと震えて、俺の背中をぎゅっと抱きしめた。
「…あったかい…」
しばらく、二人とも動けなかった。
繋がったまま、額をくっつけて息を整えた。
「…幸せ」
義妹が小さく笑った。
俺はその笑顔を見て、取り返しのつかないことをしたって実感と、でもこの瞬間が本気で幸せだっていう矛盾した感情にぐちゃぐちゃになってた。
「…これは、一回だけの話だからな」
「…わかってます」
義妹の声は穏やかだった。でも、目は笑ってなかった。
翌朝。
義妹は何事もなかったかのように朝食を作ってくれた。トーストとスクランブルエッグ。昨夜のことには一言も触れなかった。
「お義兄さん、お姉ちゃん明後日帰ってくるんですよね。じゃあ今日で私は帰りますね」
「…ああ」
「冷蔵庫に明日と明後日の分のおかず入れときましたんで。チンして食べてください」
「…ありがとう」
義妹が荷物をまとめて、玄関で靴を履いた。振り返って、いつもの笑顔を見せた。
「お世話になりました。お姉ちゃんによろしくお伝えください」
「…おう」
「それと…」
義妹が少しだけ声を落とした。
「…昨日のこと、墓場まで持っていきますから。安心してください」
それだけ言って、義妹は出て行った。
ドアが閉まったあと、俺はしばらくその場に立ち尽くしてた。
冷蔵庫を開けると、タッパーに入ったおかずが整然と並んでて、それぞれにマスキングテープで「月曜夜」「火曜昼」と書かれてた。丁寧な丸文字だった。
2日後、妻がシンガポールから帰ってきた。「ただいまー、疲れた~」と言いながらスーツケースを引きずる妻に、「おかえり」と言った。
妻が冷蔵庫を見て「あの子ちゃんと作っていってくれたんだ、優しいなぁ」と笑った。
(ああ、俺は最低だ)
あれから半年以上経った。義妹とは正月に一度会った。家族の集まりで、他の人もいて、普通に「お義兄さんあけましておめでとうございます」と頭を下げてきた。何もなかったみたいに。完璧な笑顔で。
でも、おせちの席で目が合ったとき、義妹の唇がほんの少しだけ動いた気がした。何か言いかけて、やめたみたいに。
あの3日間のことは誰にも言ってないし、たぶん一生言わない。義妹も言わないだろう。
ただ、風呂上がりにボタニストのシャンプーの匂いを嗅ぐたびに、あの夜のことを思い出す。そしてそのたびに、罪悪感と、もう一度味わいたいっていう最低な欲望が同時に押し寄せてくる。
俺はたぶん、このまま妻と暮らし続けるんだと思います。義妹のことも、家族として接し続ける。それが正しいから。
でもあの夜の義妹の「幸せ」っていう声が、まだ耳の奥にこびりついて離れないんです。
ここまで読んでくれた人、ありがとうございました。最低な話ですみません。