親父が再婚して連れてきた義妹が同い年で、しかも同じ大学の隣の学部だった

これ書いていいのかずっと迷ってたんだけど、もう3年前の話だし、時効ってことで書きます。

俺は当時大学2年で、国立市の一橋大学の近くにある親父名義のマンションに一人暮らしをしていた。3LDKに一人。広すぎて持て余してたけど、親父が「将来また使うかもしれないから」って言うから住んでた。家賃タダはデカいしね。

で、大学2年の6月。親父からLINEが来た。

(なんだよ急に電話って…)

「再婚することにした」

は?

いや、母さんが俺が中学のときに病気で亡くなってからもう8年。親父が誰かと付き合ってたこと自体は薄々知ってた。たまに実家に帰ると妙に小綺麗にしてたし、冷蔵庫に明らかに親父が買わないタイプのドレッシングが入ってたし。

でも再婚って。しかも「相手に娘がいる。お前と同い年だ」って。

(同い年の義妹…?)

正直、気まずいとしか思わなかった。顔合わせは7月の三連休に新宿のホテルのレストランでやることになった。

当日、俺はユニクロの白シャツにチノパンっていう、就活の説明会かよみたいな格好で行った。親父の再婚相手の恵子さんは品のいい感じの40代で、パッと見、石田ゆり子に似てた。穏やかそうな人で、まあ親父には勿体ないなと思った。

で、隣に座ってたのが義妹になる彼女。

最初に思ったのは「えっ、普通にかわいいじゃん」だった。身長は160くらいで、髪はダークブラウンの鎖骨くらいのセミロング。顔は今田美桜をもう少し素朴にした感じ。目がくりっとしてて、でも笑うと目尻が下がって人懐っこい印象になる。

「はじめまして。咲良です。よろしくお願いします」

めちゃくちゃ緊張してるのが声で分かった。箸を持つ手がちょっと震えてた。

「よろしく。俺は拓海。同い年なんだよな」

「うん…あ、はい」

敬語にするか迷ってるのが丸わかりで、ちょっとおかしかった。

食事中に大学の話になって、まさかの展開が待ってた。

「私、一橋大の商学部で…」

「えっ、俺経済学部なんだけど」

「えっ!?」

親父と恵子さんはニコニコしてたけど、俺らはめちゃくちゃ動揺してた。同じキャンパスじゃん。いやもしかしたら学食ですれ違ってたかもしれない。

(これどうすんだよ…)

で、8月に入籍。恵子さんの荷物を整理する都合で、咲良が先にうちのマンションに引っ越してくることになった。恵子さんが来るのは9月末の予定。

つまり、俺と咲良の二人暮らしが約2ヶ月。

引っ越し初日、咲良は段ボール4箱だけ持ってきた。少なすぎて逆に心配になった。

「それだけ?」

「うん…必要なものだけ先に持ってきた」

「部屋、突き当たりの6畳使っていいよ。ベッドとか机は明日IKEA行って買おう」

「ありがとう…なんかごめんね、急に転がり込んで」

「いや全然。つか同じ大学なのに今まで会わなかったの不思議だよな」

「私、あんまりキャンパスうろうろしないタイプだから…」

最初の1週間はとにかく気まずかった。リビングで鉢合わせすると「あっ」ってなるし、洗面所の使用タイミングが被ると譲り合いが発生するし。咲良は朝シャン派で、俺は夜風呂派だったからそこだけはスムーズだった。

でも、不思議なもんで、2週間もすると慣れてきた。

きっかけは咲良の料理だった。ある日、大学から帰ったらキッチンからいい匂いがして、リビングのテーブルに肉じゃがと味噌汁とほうれん草のおひたしが並んでた。

「あ、おかえり。ご飯作りすぎちゃって…よかったら一緒に食べない?」

「え、いいの?」

食べたらこれが美味くて。肉じゃがの味付けが、亡くなった母さんのとは全然違うんだけど、なんか家庭の味って感じがした。

「うまいなこれ…」

「ほんと?お母さんに教わったんだ。あ、えっと…お母さんっていうのは、その…」

「恵子さんのことだろ。分かるって」

「うん…ごめんね、なんか気を遣わせちゃうよね」

「全然。つか俺の母さんのこと気にしてくれてんだろ。ありがとな」

咲良がちょっと泣きそうな顔をして「うん」って言ったのを覚えてる。

それからは自然と一緒にご飯を食べるようになった。咲良が作る日と俺が作る日(つってもパスタかカレーしかできない)を交互にして、買い物は週末にまとめてOKストアに行った。国立駅前のOKストアの安さは異常。鶏むね肉100gあたり58円とかだった。

8月中旬のある夜。台風10号が関東を直撃して、窓の外がとんでもないことになってた。

風で建物が揺れるレベルで、咲良が自分の部屋から出てきた。パジャマ姿で、顔が青白い。

「ね、ねえ…怖い…」

「大丈夫だって、マンションだし。築15年だけど耐震等級3だから」

「そういう問題じゃなくて…私、雷が本当にダメで…」

バリバリッと雷が鳴った瞬間、咲良が「ひっ」って声出して俺の腕を掴んできた。本気で怖がってるのが分かった。体が震えてた。

「わかった、リビングにいろよ。テレビつけてれば気が紛れるだろ」

ソファに二人で座って、Netflixで適当にコメディをつけた。『テラスハウス』の過去シーズン。咲良は最初ガチガチだったけど、だんだん番組にツッコミ入れ始めて。

「この人絶対キープ狙いでしょ…」

「お前意外と毒舌だな」

「えへへ、こういうの見てるときだけね」

雷がまた鳴って、咲良が反射的に俺の方に体を寄せてきた。肩が密着して、シャンプーのいい匂いがした。ボタニストのやつだと思う。洗面所に置いてあったから。

(いや待て、この子義妹だぞ)

頭では分かってた。分かってたんだけど、薄着の咲良が隣にいて、腕にしがみついてきてて、いい匂いがして。無理でしょこれ。

0時を過ぎたあたりで台風は少し落ち着いたけど、まだ雨は強かった。

「ねえ…今日ここで寝てもいい…?自分の部屋、窓の音がすごくて…」

「え、リビングのソファで?」

「うん…ダメ?」

「いや、いいけど…毛布持ってくるわ」

自分の部屋から毛布と枕を2セット持ってきて、ソファとカーペットに適当に寝床を作った。咲良がソファで、俺は床。

電気を消して横になったけど、全然眠れなかった。咲良も起きてるのは呼吸で分かった。

「…ねえ、起きてる?」

「うん」

「あのさ…拓海って、彼女いる?」

「いない。1年の時に別れてからずっと」

「そうなんだ…」

「咲良は?」

「いないよ。いたことない」

「嘘だろ。あの顔で?」

「あの顔ってなに笑」

「いや…普通にかわいいから、彼氏くらいいるだろうなって」

沈黙。外の雨音だけが聞こえる。

「…今、かわいいって言った?」

「言ったけど」

「…ありがと」

その声がいつもと違って、なんか柔らかくて。

(やばいやばいやばい)

俺は自分に言い聞かせた。こいつは義妹だ。親父の再婚相手の娘だ。一つ屋根の下に住んでて、あと1ヶ月半で恵子さんも来て、4人で暮らすんだ。ここで変な空気にしたら全部壊れる。

…寝よう。

そう思ったのに。

「ねえ…隣、行ってもいい…?」

咲良がソファから降りてきて、俺の隣の毛布に潜り込んできた。

「おい…」

「やっぱり一人は怖い…それだけだから…」

背中を向けて横になった咲良の体温が伝わってきた。Tシャツ越しに背中が触れてて、心臓がうるさかった。絶対咲良にも聞こえてたと思う。

しばらくそのまま横になってた。10分か、20分か。

咲良が寝返りを打って、こっちを向いた。目が合った。暗かったけど、外の街灯の光で顔は見えた。

「…寝れないね」

「…だな」

「拓海のせいだよ」

「は?俺のせい?」

「かわいいとか言うから…意識しちゃうじゃん…」

(いやそれこっちのセリフなんだが)

「…俺らさ、義理とはいえきょうだいなんだけど」

「分かってるよ…分かってるけど…」

咲良の手が俺のTシャツの裾を掴んだ。小さい手で、きゅって。

もう無理だった。

気がついたら咲良の唇に自分の唇を押し付けてた。柔らかくて、少し震えてた。

「ん…っ」

一瞬離して、咲良の顔を見た。目を閉じてた。拒否されるかと思ったのに、咲良の方から顔を近づけてきて、もう一回キスした。

「…いいの?」

「…分かんない。でも、やめないで…」

2回目のキスは長かった。最初はただ唇を合わせてるだけだったのが、咲良が少し口を開けて、舌が触れた。

(これ完全にアウトだろ…)

頭の片隅でそう思いながら、体は正直だった。咲良の腰に手を回したら、咲良が小さく「あ」って声を出した。

Tシャツの上から背中に触れると、ブラをしてないのが分かった。当たり前だ、パジャマなんだから。でもその事実が余計に理性を壊してきた。

「…これ以上やったら、止まれなくなる」

「…うん」

「だから今のうちに…」

「止まらなくていいよ」

その一言で全部吹っ飛んだ。

咲良のTシャツをゆっくり脱がせた。暗がりの中でも分かる、白い肌。胸はそんなに大きくなくて、たぶんBかC。でも形が綺麗で、手のひらに収まるサイズが逆にドキドキした。

「あんまり見ないで…恥ずかしい…」

「ごめん…綺麗だなって」

「…っ」

胸に触れると、咲良が息を詰めた。指で乳首に触れたら、もう固くなってた。

「ん…そこ…弱い…」

キスしながら胸を触って、だんだん手を下に動かしていった。パジャマのズボンの上から太ももを撫でると、咲良が自分からちょっと足を開いた。

(え…本気なんだ)

間に手を入れると、もう下着が湿ってた。

「…濡れてんじゃん」

「言わないで…っ」

下着の上からゆっくり指を動かすと、咲良が「んっ」って声を噛み殺した。

「声出していいよ。隣の部屋いないし」

「むり…恥ずかしい…」

下着をずらして直接触ると、咲良が俺の肩に顔を埋めた。耳元で「あ…あっ…」って小さい声が漏れて、それだけでこっちも限界に近かった。

指を中に入れると、きつくて熱かった。

「あっ…拓海…っ」

名前を呼ばれた瞬間、もう戻れないなって思った。義妹とか、親父の再婚とか、全部どうでもよくなった。いや、どうでもよくはないんだけど、今この瞬間は咲良のことしか考えられなかった。

「入れたい…」

「…うん」

「ゴムないんだけど…」

「大丈夫…今安全な日だから」

本当かよって思ったけど、もう止まれなかった。

パジャマを全部脱がせて、俺も脱いで。正面から向き合って、ゆっくり先端を当てた。

「…ん…っ」

「痛かったら言えよ」

「うん…」

少しずつ入れていった。途中で咲良が「痛い…」って言ったから止まった。

「大丈夫か?」

「うん…ちょっと待って…」

咲良が深呼吸して、「いいよ…」って言った。もう少し奥まで入れると、咲良が俺の背中に爪を立てた。初めてだったんだと、そのとき気づいた。

「初めてだったの…?」

「…うん」

「なんで言わないんだよ…もっと丁寧に…」

「言ったらやめちゃうかと思って…」

(こいつ…)

泣きそうな顔で笑ってる咲良を見て、胸が痛くなった。抱きしめて、額にキスした。

「やめねえよ」

ゆっくり動き始めると、最初は咲良が痛そうにしてたけど、だんだん表情が変わってきた。眉間のしわが取れて、口からは痛みじゃなくて、甘い声が漏れ始めた。

「あ…なんか…気持ちいいかも…」

「ほんと?」

「うん…もうちょっと動いて…」

手を繋いで、ゆっくりだけど深く突いた。咲良が俺の手をぎゅって握るたびに、中もきゅって締まって、頭がおかしくなりそうだった。

「拓海…拓海…っ」

名前を連呼されるのが堪らなかった。この子は義妹で、こんなことしちゃいけなくて、でも今一番近くにいるのは俺で、この子が初めてを俺にくれて。

(…好きだ)

口に出したかったけど、出せなかった。出したら本当に取り返しがつかなくなる気がした。

「やばい…もう出そう…」

「え…中は…」

「分かってる…抜く…」

引き抜こうとしたら、咲良が俺の腰に足を回してきた。

「…やっぱ中がいい」

「おい…」

「大丈夫だから…ちゃんと計算してるから…出して…」

もう無理だった。咲良の中で全部出した。体の芯からぜんぶ搾り取られるような感覚で、頭が真っ白になった。

「あ…あつい…」

しばらくそのまま繋がったまま動けなかった。外では台風の雨がまだ窓を叩いてて、二人の息遣いと雨音だけがリビングに響いてた。

「ねえ…」

「ん…」

「私たち…これからどうするの…?」

「…わかんない」

正直な答えだった。明日の朝が来たら、また「義妹」と「義兄」に戻るのか。恵子さんが来たら、4人でこのマンションに住むのか。親父にバレたらどうなるのか。何も分からなかった。

「…私ね、最初の顔合わせのとき、拓海のこと見て思ったの。この人がお兄さんになるんだって。でもそれと同時に、この人タイプだなって思っちゃって…最悪だよね」

「最悪じゃねえよ。俺もだったから」

「え…」

「顔合わせで初めて見たとき、かわいいなって思った。義妹になる子だって分かってたのに」

咲良がまた泣きそうな顔をして、でも今度は笑って、俺の胸に頭を乗せてきた。

「…もう一回、していい?」

2回目は咲良が上になった。さっきの緊張がほぐれたのか、自分から腰を動かして、俺の顔を覗き込みながら「気持ちいい…?」って聞いてきた。

さっきは痛みを堪えてた子が、もう自分から求めてきてる。その変化がたまらなくて、腰を掴んで下から突き上げた。

「あっ…ん…だめ、そこ…っ」

「ここ?」

「うん…そこ当たると…変になる…っ」

咲良の声がだんだん大きくなって、最後は俺の名前を叫ぶみたいに呼びながらイった。体がびくびく震えて、中がきゅうって締まって、つられて俺も2回目を中に出した。

そのまま二人で床に転がって、毛布にくるまった。時計を見たら4時過ぎだった。台風はいつの間にか通り過ぎてて、雨も止んでた。

「ねえ、朝になったら…普通の義きょうだいに戻れる?」

「無理だろ」

「だよね笑」

「親父たちにはバレないようにするしかない」

「うん…」

「でも俺は、咲良のこと義妹だとは思ってないから。最初から」

咲良が目を見開いて、それからふわっと笑った。今まで見た中で一番いい笑顔だった。

翌朝、目が覚めたらリビングの床に二人で寝てた。咲良は先に起きてて、キッチンで卵焼きを作ってた。いつもの咲良に戻ってた。でも、目が合ったときに耳が赤くなったのは見逃さなかった。

「…おはよう」

「おはよう」

何事もなかったかのように朝食を食べた。でも、テーブルの下で咲良の足が俺の足にそっと触れてた。

9月末に恵子さんが引っ越してきて、4人での生活が始まった。俺と咲良は完璧に「仲のいい義きょうだい」を演じた。大学では別々に行動して、家では共用スペースでは適度な距離を保った。

でも、夜中に咲良の部屋のドアがそっと開く音がすると、俺の心臓は跳ね上がった。恵子さんと親父が寝静まった深夜に、俺の部屋に咲良が忍んでくる。声を殺して、布団の中で二人の世界を作った。

あの台風の夜から、もう3年が経つ。

今は俺も咲良も社会人になった。俺は丸の内の商社で、咲良は新宿の広告代理店。実家のマンションからはそれぞれ一人暮らしを始めたけど、咲良のアパートは俺のマンションから歩いて8分の距離にある。偶然だって言い張ってるけど、絶対狙って選んだだろ。

親父と恵子さんにはまだ言えてない。いつか言わなきゃいけないんだろうけど。

先週、咲良が俺の部屋に泊まりに来た時、寝る前にぽつりと言った。

「ねえ、あの台風の夜、もし私が怖いって言わなかったら、どうなってたと思う?」

「さあ…普通の義きょうだいやってたんじゃね」

「嘘。絶対どこかで同じことになってたよ」

「…かもな」

「台風に感謝だね」

そう言って笑った咲良の寝顔を見ながら、俺は思った。

この関係がいつかバレる日が来るのかもしれない。親父に殴られるかもしれないし、恵子さんを悲しませるかもしれない。でも、あの夜に戻れたとしても、たぶん同じことをする。

それくらい、俺はこの子のことが好きになってしまった。

読んでくれた人、ありがとうございました。こういうのってやっぱり世間的にはアウトなのかな。でも血は繋がってないし、出会ったのは大学2年だし…って、言い訳にしかならないか。まあいいや。誰にも言えないから、ここに書きました。


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