これ書くかどうかめちゃくちゃ迷ったんですけど、もう時効かなと思って投稿します。
俺が大学4年の春、就職で実家を出る前の夜の話です。
まず家族構成から説明すると、俺の母親は俺が高1のときに再婚しました。相手は3つ下の娘を連れたバツイチの男性で、つまり俺には血の繋がらない妹ができたわけです。
当時中1だったその義妹――ここでは仮にユイとしますが、ユイは最初からめちゃくちゃ態度が悪かった。
引っ越してきた日、リビングで初めて顔を合わせたとき、母親が「お兄ちゃんだよ、仲良くしてね」って紹介したら、ユイは一言も喋らずに自分の部屋に戻っていきました。
(まぁ中1の女子にいきなり「兄」とか言われても無理だよな…)
俺はそう思って、特に気にしないようにしてました。そのうち慣れるだろうと。
でも慣れなかった。一年経っても二年経っても、ユイは俺に対してだけ氷みたいに冷たかった。
親の前では最低限の返事はするけど、二人きりになると完全に無視。洗面所で鉢合わせたら舌打ち。リビングに俺がいるとすぐ自分の部屋に引っ込む。
母親は「反抗期だから気にしないで」って言ってたし、義父も「あいつは昔からああいう性格だ」と苦笑いしてた。
俺もだんだんムカついてきて、高3くらいからはこっちからも話しかけなくなりました。
ちなみにユイの見た目の話をすると、橋本環奈を少し大人っぽくした感じの顔立ちで、目がでかくて、まつ毛が長い。身長は158cmくらいで、胸は制服の上からでもわかるくらいにはある(たぶんCかD)。正直、義妹じゃなかったら普通にタイプだった。
でも態度がアレなので、俺の中では「関わらない方がいい人」に分類されてました。
大学は家から電車で40分の明治大学に通ってたんですが、就職で横浜の会社に決まって、一人暮らしを始めることになりました。鶴見に1Kのアパートを借りて、引っ越しは3月の最終週。
引っ越し前日、段ボールだらけの自分の部屋で荷造りしてたんですよ。もう夜の11時過ぎ。親は二人とも寝てて、家の中はしんとしてた。
そしたら、ドアがコンコンってノックされたんです。
(誰だよこんな時間に…)
ドアを開けたら、ユイが立ってた。
パジャマ姿で、髪を下ろしてて。普段は学校の制服かジャージしか見たことなかったから、なんかドキッとしました。(いや、義妹だぞ落ち着け)
「…なに?」
「……別に」
「別にって、用がないなら閉めるけど」
「……ちょっと、入っていい」
え?
三年間、俺の部屋に来たことなんか一回もないのに?
「は?なんで?」
「いいから」
有無を言わさず入ってきて、段ボールの隙間にちょこんと座りました。
しばらく無言。
俺は意味がわからなくて、とりあえず荷造りの続きをしてたんですが、気まずいことこの上ない。
「あのさ、なんか用があるなら言ってくれないと――」
振り返ったら、ユイが泣いてた。
声を出さずに、ぽろぽろ涙を流してた。
「え、ちょ、なんで泣いてんの」
「……うるさい」
「いや泣いてるのそっちじゃん」
「…行かないでよ」
「……は?」
「聞こえたでしょ。行かないでって言ったの」
何を言ってるのかマジで理解できなかった。三年間ずっと俺のこと無視してきた人間が、出ていく前日になって「行かないで」?
「意味わかんないんだけど。お前、俺のこと嫌いだろ」
「嫌いなわけないじゃん……バカ」
「は?じゃあなんであんなに——」
「好きだからに決まってるでしょ!」
部屋に響いた声に、ユイ自身がびっくりしたみたいで、口を両手で押さえてた。
「……あ、今の、忘れて」
無理だろ。
俺の頭がバグった。好き?誰が?俺を?この三年間の態度で?
「ちょっと待って、整理させて」
「しなくていい。忘れて。ごめん、帰る」
立ち上がろうとしたユイの腕を、咄嗟に掴んでた。
自分でもなんで掴んだのかわからなかった。ただ、今ここで帰したら二度とこの話はできないと思った。
「待てって。ちゃんと聞かせろよ」
「……」
「いつから」
「…最初から」
「最初って、引っ越してきた時?」
「……その前。パパに写真見せられた時から」
俺はもう意味がわからなくて椅子に座り直しました。
ユイの話を要約すると、こうだった。
再婚が決まる前、義父がユイに「新しい家族ができるよ」と言って俺と母親の写真を見せたらしい。その時点でユイは俺のことを気に入ってしまった。でも、その相手がこれから「お兄ちゃん」になる人間だとわかって、好きになっちゃいけないと思った。
それで最初から距離を取ることにした。冷たくすれば気持ちが薄れると思ってた。でも同じ家に住んで、毎日顔を合わせて、洗面所で鉢合わせるたびにドキドキして、全然薄れなかった。
舌打ちしてたのも、俺の顔を見ると心臓がうるさくなるのが嫌だったかららしい。
「いやそれ俺からしたら完全に嫌われてるようにしか見えないだろ」
「……わかってる。わかってたけど、どうしたらいいかわかんなかった」
「普通に話しかけてくれたらよかったのに」
「無理だよ……好きな人の前で普通になんかできない。お兄ちゃんにはわかんないよ」
お兄ちゃん、って呼ばれたの初めてだった。三年間一度も。
なんかそれだけで、胸のあたりがぎゅっとなった。
「……お前のことは正直、考えたこともなかった」
「……知ってる」
「でも、嫌いだと思ったことはない」
「……」
「あと、今のお前はかなりかわいいと思う」
ユイがびくってした。
「……何それ、同情?」
「同情であんなこと言わねえよ」
正直に言うと、泣いてるユイを見た瞬間から、心臓がおかしかった。三年間封印してた「義妹じゃなかったらタイプ」って感情が、封印を突き破って暴れ出してた。
でもダメだろ、これは。血は繋がってないとはいえ、戸籍上はきょうだいだし、親にバレたらどうなるかわからない。
(でも明日出ていくんだよな、俺)
(出ていったら、もうこの距離にはいられない)
その思考が浮かんだ瞬間、ブレーキが壊れた感覚があった。
「ユイ」
名前で呼んだのも、たぶん初めてだった。
ユイが顔を上げて、涙で濡れた目で俺を見た。まつ毛に涙が引っかかって光ってて、卑怯だろそれは、と思った。
気がついたら、キスしてた。
ユイの唇は柔らかくて、少しだけ塩の味がした。涙の味だ。
一瞬だけ触れて離したら、ユイが目を見開いてた。
「……え、なん、え?」
「ごめん。でも、したかった」
「…謝んないでよ、バカ……」
今度はユイの方から、ぐいっと俺の服を引っ張ってきた。
二回目のキスは、最初より長くて、ユイが震えてるのがわかった。唇を離すとき、ユイの舌がちょっとだけ俺の唇に触れて、たぶんそれは無意識だったんだろうけど、俺の理性はだいぶヤバいところまで削れた。
「……もっと」
「おい、親起きたらどうすんだよ」
「パパもママもいびきかいてた。起きない」
(そういう問題じゃねえんだけどな……)
でも止められなかった。ユイを段ボールの隙間から引っ張り出して、ベッドに座らせた。マットレスはもう引っ越し業者に渡す予定だったから、薄い敷布団一枚だけのベッドフレーム。ぎしって音がした。
隣に座って、三回目のキスをした。今度は俺から舌を入れた。ユイが「んっ」って小さく声を漏らして、その声で全身が熱くなった。
キスしながらユイの髪を触った。さらさらで、いい匂いがした。同じ家のシャンプーのはずなのに、なんか全然違う匂いに感じた。
「……怖くないのか」
「怖い。でも明日にはいなくなるんでしょ。だったら今日しかない」
その言葉がトドメだった。
パジャマのボタンに手をかけたとき、指が震えてるのが自分でもわかった。三年間無視されてた相手を好きかどうかなんて、正直わからなかった。でも今この瞬間、こいつを抱きたいと思ってるのは間違いなかった。
ボタンを上から外していくと、白いブラが見えた。飾りとかない、シンプルなやつ。
「……じろじろ見ないで」
「見るだろ普通に」
パジャマを肩から落とすと、ユイは反射的に腕で胸を隠した。
「隠すなよ」
「……恥ずかしいんだけど」
「恥ずかしいのはこっちも同じだよ」
ブラのホックに手を回すと、ユイが小さく息を吸った。外すと、思ってたより大きかった。Dはあるんじゃないかと思う。形がきれいで、先っちょがうっすらピンクで、こんなの毎日同じ家にいて見ないで過ごしてたのかと思うとちょっと損した気分になった。
「きれいだな」
「……お世辞いらない」
「お世辞じゃねえよ」
胸に触れると、すごく柔らかかった。ユイが「ひっ」て声出して顔をそむけた。乳首を親指でなぞると、もう硬くなってて、ユイが唇を噛んで声を我慢してるのがわかった。
(こいつ、感じてんのか……)
三年間ずっと睨みつけてきた女が、目をつぶって頬を赤くして声を堪えてる。そのギャップで頭がおかしくなりそうだった。
「……声、出しちゃダメだよね」
「頼むから出さないでくれ、親起きる」
「じゃあそんな触り方しないでよ……っ」
いや、だって反応がいいから触りたくなるんだよ。
胸を揉みながら乳首を舐めると、ユイが俺の髪をぎゅって掴んできた。痛かったけど、やめてほしいんじゃなくて、我慢してるんだなってわかった。
ユイのパジャマのズボンに手を入れると、下着の上からでもわかるくらい濡れてた。
「……すごい濡れてんな」
「っ……言わないでよそういうの……」
「ごめん、でもちょっと嬉しい」
「……変態」
下着をずらして直接触ると、ユイの腰がびくってなった。指を滑らせると、とろとろになってて、中指を少しだけ入れたら熱くて狭くてびっくりした。
「んっ……や……」
「痛い?」
「痛くない……けど、変な感じ……」
クリを親指で擦りながら中を触ると、ユイが俺の肩に顔を埋めた。肩に息が当たって、ユイの息がどんどん荒くなっていくのがわかった。
「あっ……やば、なんか……っ」
「いきそう?」
「わかんない……こんなの初めてで……っ」
ユイが俺の服をぎゅうって握りしめて、全身がぶるっと震えた。声は出さなかったけど、中がきゅってなったのと、太ももが閉じたのでいったんだと思った。
しばらくユイは俺の肩に顔を埋めたまま動かなかった。耳が真っ赤だった。
「…………死にたい」
「なんでだよ」
「お兄ちゃんの前でイったとか……生きていけない……」
「いや俺も相当恥ずかしいんだけど」
少し落ち着いてから、ユイが俺のズボンに手を伸ばしてきた。
「……私も、したい」
ズボンと下着を下ろすと、もうとっくにカチカチになってた。ユイがそれを見て固まった。
「…………でっか」
「いや普通だと思うけど」
「普通なの?ネットで見たのより全然……」
「ネットで見てたの?」
「うるさい、触るよ」
おそるおそる握ってきて、ぎこちなく上下に動かし始めた。力加減がわかんないのか、たまに強すぎたりするけど、それが逆に生々しくて興奮した。三年間無視してきた義妹の手が自分のモノを握ってるっていう状況のヤバさに、脳がバグりそうだった。
「もうちょっとゆっくりでいい」
「……こう?」
「そう、それでいい……」
(いやよくない、このままだと普通に出る)
「ユイ、いい加減にしないとマジでいくぞ」
「……いっていいよ」
「いやそうじゃなくて、その、中に入れたいんだけど」
言ってから死ぬほど恥ずかしくなった。義妹に向かって何言ってんだ俺。
ユイも一瞬固まったけど、小さくうなずいた。
「……ゴムは」
「ある。待ってて」
引っ越し荷物の中のポーチから取り出した。彼女と別れてからだいぶ経ってたけど、残ってたやつだ。
装着して、ユイを仰向けにした。敷布団の上のユイは、パジャマは上だけ脱げてて、下は膝までずらしただけの状態で、なんかそれが逆にエロかった。
「入れるぞ」
「……うん」
先を当てて、ゆっくり押し込んだ。すぐにきつくなって、ユイが顔をしかめた。
「っ……いたっ」
「止めようか」
「止めないで。……お願い、続けて」
少しずつ進めた。ユイの目から涙が一粒こぼれて、それを親指で拭った。全部入ったとき、ユイが長い息を吐いた。
「……入った?」
「入った」
「……お兄ちゃんが私の中にいるんだ」
その言い方は反則だろ。
しばらくじっとして、ユイが「動いていいよ」って言ったから、ゆっくり腰を動かした。
ユイは顔を横に向けて、唇を噛んで声を殺してた。でも鼻から漏れる息が荒くて、我慢してるのが丸わかりだった。
「痛いなら言えよ」
「痛くない……もう平気……」
少しずつ動きを大きくすると、ユイが枕を顔に押し当てた。その下から「んっ……んんっ……」って声が漏れてて、たまらなかった。
三年間あんなに冷たかった人間が、今俺の下で声を殺しながら感じてる。
(俺はこいつのことが好きなのか?)
わからなかった。でも、この瞬間にこいつを手放したくないとは思った。
「ユイ、枕取れよ。顔見せろ」
枕を取ると、涙と汗でぐちゃぐちゃな顔のユイがいた。でも目はちゃんと俺を見てた。
「……やだ、こんな顔見ないで」
「かわいい」
「っ……嘘つき……っ」
「嘘じゃない。三年間損した」
「……バカ、私だって三年間我慢した……っ」
ユイが俺の首に腕を回してきた。密着して腰を動かすと、ユイの息が耳元にかかって、「んっ……あっ……」って声がダイレクトに頭に響いた。
ベッドフレームがギシギシいうのが怖くて、なるべく静かに動いてたけど、ユイの中がどんどん熱くなってきて、きゅうきゅう締まってくるのに冷静でいられるわけがなかった。
「やば、いきそう……」
「……いっていい……一緒に……」
ユイを抱きしめたまま、腰を深く押し込んだ。ユイが声を殺すみたいに俺の肩を噛んで、中がぎゅうって絞られて、俺もそのまま出した。
頭が真っ白になって、しばらくユイの上に崩れ落ちてた。
「……重い」
「ごめん」
体を起こすと、ユイが腕を伸ばしてきた。もう一回抱きしめてほしいって意味だと思って、そうした。
「……三年間、ずっとこうしたかった」
「だったらもっと早く言えよ……」
「言えるわけないでしょ……お兄ちゃんなのに」
「血は繋がってないだろ」
「戸籍は繋がってるよ」
正論すぎて何も言えなかった。
少し休んでから、もう一回した。今度はユイが上に乗ってきて、暗い部屋の中でユイのシルエットがゆっくり動いてるのを下から見てた。窓から入る街灯の光で、ユイの肌が白く浮かび上がってた。
二回目はユイのほうが積極的だった。自分から腰を動かしながら、俺の手を自分の胸に持っていった。
「……ここ、触って」
さっきまで「触るな」とか「見るな」とか言ってたのに。その変化がたまらなく愛おしかった。
二回目は少し長く持った。ユイが自分で動きながら、途中で「あっ、やばっ……」って言って動きを止めた。自分でいきそうになって戸惑ったらしい。
「止めなくていいよ」
「でも……」
「いけよ。見てるから」
ユイが泣きそうな顔でもう一度動き出して、何回か腰を振ったあと、ぎゅって目を閉じて全身を震わせた。中がきゅうきゅうって脈打って、俺もそのまま追いかけるように出た。
ユイが俺の胸に倒れてきて、そのままぐったりした。
時計を見たら2時半だった。
「……戻れよ、朝になる前に」
「やだ。もう少しだけ」
「親にバレるぞ」
「……あと5分だけ」
結局30分くらいそうしてた。ユイの頭を撫でながら、俺は天井を見てた。
(俺はとんでもないことをしたんだろうな)
でも後悔はなかった。それだけははっきりしてた。
ユイが起き上がって、パジャマを着直した。ドアのところで振り返って、
「……明日の引っ越し、手伝わないから」
いつもの冷たい口調だった。でも目が真っ赤で、口元がちょっとだけ笑ってた。
「手伝わなくていいよ」
「……鶴見って、電車で何分?」
「……1時間くらい」
「ふーん」
それだけ言って、ユイは出ていった。
翌日、引っ越し業者が来て荷物を全部積み込んで、家族に挨拶して家を出た。ユイは二階の自分の部屋から出てこなかった。
(まぁ、そうだよな)
駅まで歩いてる途中、スマホが鳴った。LINEだった。知らないアイコン。
「これ私のLINE。登録して」
ユイだった。三年間、連絡先すら知らなかった義妹からの、初めてのメッセージ。
その下にもう一通。
「月1で帰ってこなかったら許さないから」
笑ってしまった。鶴見駅の改札を通りながら、「了解」とだけ返した。
あれから半年経った今、ユイとは月に2回は会ってる。俺のアパートに「勉強しに来た」って名目で来て、勉強は30分で終わって、残りの時間は言わなくてもわかると思う。
親にはバレてない。たぶん。
あの三年間の反抗期は全部嘘だったんだなって思うと、切ないような、愛おしいような、複雑な気持ちになります。
ただ一つだけ確かなのは、あの引っ越し前夜にユイが部屋に来てくれなかったら、俺は一生知らないまま家を出てたということです。
来てくれてありがとう、とは面と向かって言えてないけど、いつか言おうと思ってます。