成人式以来の同窓会で再会した元カノと二次会を抜け出して朝まで過ごした話

2026.06.12NEW

26分で読了

俺、真田亮介、28歳。都内のWeb制作会社でディレクターをやってる。

地元は北部九州の、ちょっとした地方都市だ。高校を出て上京して、それからもう10年。帰省は——正直、ほとんどしてなかった。

最後に地元の土を踏んだのは、20歳の成人式。それ以降は「仕事が忙しくて」を言い訳に、盆も正月も東京で過ごしてきた。 親には「たまには帰ってこい」って毎年言われてたけど、なんだかんだで8年。

そんな俺が、今さら新幹線に揺られている。理由は一通のメッセージだった。

【高校同窓会のお知らせ】 卒業10周年記念。11月◯日、駅前「いろは亭」にて。

幹事は当時のクラス委員長だった奴で、グループLINEに一斉送信されてきた。最初は「行かねえよ」と思って既読スルーしてた。 でも、参加者リストが流れてきて——その中にひとつ、見覚えのある名前があった。

宮原小春。

(……小春、来るのか)

それを見た瞬間、指が勝手に「参加」を押していた。

新幹線が地元の駅に着いたのは、夕方の4時過ぎ。ホームに降りた瞬間、冷たい風と、潮の匂いの混じった空気。ああ、この匂いだ。11月の地元の匂い。

改札を抜けると、見慣れたはずの駅前がやけに新しくなっていた。8年って、こんなに変わるのか。

(懐かしい……けど、ちょっと気まずいな)

8年も音信不通だった奴が、何を話せばいいんだ。それでも足は、会場の「いろは亭」へ向かっていた。

居酒屋の二階、座敷を貸し切った会場。受付を済ませて襖を開けると、もう半分くらい埋まっていた。

「うわ、真田じゃん! マジで来たんだ!」

声をかけてきたのは、サッカー部で一緒だった山口だった。坊主が伸びただけで、昔と全然変わってない。

「久しぶり。なんとかな」

「東京いんだろ? 帰ってこねえって聞いてたぞ」

「まあ、いろいろあって」

「とりあえず座れよ。もうすぐ乾杯だから」

席に着くと、店員がビールを配っていく。幹事がマイクを握って、ありきたりな挨拶をして。

「それでは——10年ぶりの再会に、乾杯!」

「乾杯!」

ジョッキを合わせる音と、わっと上がる歓声。ぬるくなりかけたビールを一口飲んで、俺はなんとなく会場を見渡した。

その瞬間だった。座敷の、ちょうど反対側の隅。こっちを見ていた誰かと、真っ先に目が合った。

小春だった。

黒髪のボブ。昔より少し短くなってる。ベージュのニットワンピース。驚いたように見開かれた目が、俺を捉えて——そのまま、ふっと細くなった。 笑うと目がなくなる。あの笑い方は、8年経っても全然変わってなかった。

(変わってない。いや——)

変わってないのは笑い方だけだ。高校のときの小春は、まだどこか少女みたいだった。でも、今そこにいるのは——明らかに大人の女だった。 ニットの下のライン、首筋、座り方。8年分、ちゃんと年を重ねた女の色気があった。

小春が、テーブルの下で小さく手を振った。俺も、つられて軽く手を上げる。それだけで、心臓がやけにうるさかった。

宮原小春、28歳。俺の、元カノだ。

付き合ってたのは高校3年のとき。俺から告白して、卒業まで1年弱。初めての彼女で、初めて手を繋いだ相手で、初めてキスした相手だった。

別れた理由は——別れてないんだ、正確には。俺が上京して、小春は地元で保育士の専門学校に進んで。最初はマメに連絡してたのが、だんだん間が空いて。 俺は大学とバイトに追われて、小春も実習が始まって。気づいたら半年、連絡を取らなくなってた。 そのまま、なんとなく終わった。別れ話も、喧嘩も、何もなく。自然消滅、ってやつだ。

(……あれから、8年か)

宴会が進んで座が崩れてくると、みんな席を立って動き始める。俺もビール片手にうろうろしてたら、いつの間にか会場の隅に追いやられていた。 そのとき、隣に人の気配がした。

「……久しぶりやね、真田くん」

振り向くと、小春が立っていた。近くで見ると、もっとドキッとした。少し下がった目尻。薄く引かれた口紅。ふわっと甘い香り。

「……おう。久しぶり」

「ほんと久しぶりよ。何年ぶり?」

「成人式、来てなかったろ。だから……8年か」

「あー、うちあのとき実習でね。来れんかったと」

「〜と?」の語尾。そうだ、小春はこういう喋り方だった。 北部九州の方言が、ところどころ柔らかく混じる。

「真田くん、東京におるって聞いたよ。何しよると?」

「Webの仕事。サイト作ったりする会社」

「えー、かっこいい。なんかそれっぽいもん、真田くん」

「それっぽいって何だよ」

「うふふっ」

笑うと、やっぱり目がなくなる。ひとしきり笑ったあと、小春は「あー、おかしい」と口元を押さえた。

(……その癖も、変わってないのかよ)

ちょうどそのとき、会場の真ん中でビンゴ大会が始まった。幹事が数字を読み上げるたびに、わっと歓声が上がる。 その喧騒の隅っこで、俺たちふたりだけが取り残されたみたいに昔話をしていた。

「真田くん、ビンゴカード持っとると?」

「いや、もらいそびれた」

「うちも。じゃあ二人で、はぐれもんやね」

「はぐれもん同士、こっちで飲んでるか」

「うふふ、そうしよ」

壁際に並んで座って、ぬるいビールを舐める。読み上げられる数字をBGMに、ぽつぽつと話した。 小春が担任してる5歳児クラスの話。俺の東京での暮らしと、満員電車の地獄。

楽しかった。8年も会ってなかったのに、空白なんてなかったみたいに話せた。 ただ——お互い、肝心なことには触れなかった。なんで連絡が途絶えたのか。8年間、どう思ってたのか。 その話題だけは、お互い上手によけて通った。近づきすぎないように、探り合うみたいに。

(……訊けないよな、こんなとこじゃ)

ビンゴ大会が終わって、一次会がお開きになった。

「二次会、カラオケ行く奴〜! 駅前のジャンカラ集合な!」

山口が大声で仕切ってる。半分くらいは帰って、半分くらいが「行く行く」と手を上げた。俺は、どうしようか迷った。帰っても実家には親しかいない。 それに——隣をちらっと見たら、小春が俺を見ていた。

「真田くん、二次会は?」

「……お前は?」

「うち、行こうかな。久しぶりやけん」

「じゃあ、行くわ」

「うふふ、決まりね」

ぞろぞろと夜の街を歩いて、カラオケに移動する。誰かがマイクを握って熱唱して、ピッチャーのビールが回って、みんなどんどん出来上がっていく。 俺は部屋のソファの端っこに座っていた。すると、当たり前みたいに、小春が隣に座ってきた。

「真田くん、歌わんと?」

「俺、昔から下手だったろ」

「知っとる。文化祭でめっちゃ音外しよったもん」

「言うなよそれ」

「うふふっ、ごめんごめん」

そのまま、何曲か聞き流していた。誰かのバラードが流れて、部屋の照明が少し落ちる。 そのとき、小春が、ふっと俺のほうに体を寄せてきた。肩が触れる距離。耳元に、髪が揺れる。

「……ねえ、真田くん」

声が、さっきまでと違った。方言が抜けて、少しだけ、低くて。

「……ちょっと、抜けん?」

耳元で、囁くみたいに。吐息が、耳にかかった。心臓が、ばくんと跳ねた。

「……抜けるって、ここを?」

「うん。なんか……二人で話したくて」

小春の目は、笑っていなかった。さっきまでのにこにこした顔じゃなく、まっすぐな目で俺を見ていた。

「……いいぞ。行こう」

俺たちは、誰にも気づかれないように席を立った。マイクの歌声と歓声に紛れて、こっそり部屋を出る。 会計を山口に押し付ける形で、店を出た。

11月の夜の街は、しんと冷えていた。吐く息が、白い。

「ふー、寒いね」

「コート、薄くないか?」

「だって、こんな寒くなると思わんかったもん」

歩きながら、なんとなく目的地もなく駅前を流す。酔いと、夜風と、8年ぶりの距離感。

「どっか入るか? 暖かいとこ」

「んー……コンビニ寄って、河川敷、行かん?」

「……河川敷?」

「うん。あそこ。覚えとるやろ?」

覚えてるに決まってる。高校3年の、あの場所だ。俺が、小春に告白した場所。

「……寒いぞ、今から行ったら」

「いいやん。缶ビール買って、ちょっとだけ。真田くんが温めてくれたらいいやん」

そう言って、小春は「あ」と口を押さえた。自分の言葉に、自分で照れたみたいに。

「……今の、なし」

「ふは、何だよそれ」

「もう! 行くよ!」

コンビニで缶ビールを2本と、なぜかホットスナックを買って。俺たちは、夜道を歩いて河川敷へ向かった。

川沿いの土手は、街灯がぽつぽつあるだけで暗かった。川の音が、低く流れている。対岸の街明かりが、水面に滲んで揺れていた。

(……変わってないな、ここは)

8年前と、ほとんど同じ景色だった。あの頃と同じベンチに、二人で座る。ぷしゅっ、と缶を開けて、軽く合わせた。

「再会に、乾杯」

「乾杯」

冷えたビールを一口。冷たい風の中で飲むビールは、不思議とうまかった。 しばらく、二人とも黙って川を見ていた。言いたいことが、たぶん、お互いにあった。先に口を開いたのは、小春だった。

「……ねえ、真田くん。うちら、別れ話もしてないんよね」

ぴたっと、空気が止まった。ついに、その話か。

「なんとなく連絡せんくなって……気づいたら、終わっとった。

うち、ずっと気になっとったと。あれ、結局なんやったんやろって」 小春が、缶を両手で包んで、川を見たまま続けた。

「真田くんが東京行って、最初はちゃんと連絡しよったやん。

でも、うち、専門の実習でいっぱいいっぱいで……だんだん返すの遅くなって」

「俺も、大学とバイトでバタバタしてて。連絡、減らしちゃってた」

「お互い様やね」

小春が、ちょっと笑って、すぐに真顔に戻った。

「でもね。うち、ずっと引きずっとった」

(……え)

「真田くんと、ちゃんと別れたわけじゃないのに。

新しい彼氏できても、なんか……いつも比べてた。 心のどっかで、ずっと真田くんのこと、引っかかっとった」

夜風が、小春の前髪を揺らした。

「……俺もだよ」

気づいたら、口から出ていた。

「東京で何人か付き合ったけど、長続きしなくて。理由、自分でも分かんなかった。

でも今分かった。ずっと、お前と比べてた。最初の彼女が、お前だったから」

小春が、ゆっくりこっちを向いた。街灯の薄明かりの中で、その目が潤んで見えた。

「……ずるい。そういうこと、今さら言うの」

「お前が先に言ったんだろ」

「うふふ……そうやった」

小春が、ふっと笑って——「あー、おかしい」と言いかけて。でも、今度は最後まで言えなかった。代わりに、ぽつんと言った。

「……手、冷たい?」

「冷えてるな」

「うちも」

そっと、小春の手が俺の手に重なった。本当に、氷みたいに冷たかった。俺は、その手をぎゅっと握り返した。 小春の指が、こわばって、それから少しずつほどけていく。

「……このまま、ここにいたら、二人とも風邪ひくな。どっか、暖かいとこ、行くか」

言ってから、自分の言葉の意味に気づいた。小春も、それに気づいて、ちょっと俯いた。でも、握った手は、離れなかった。

「……うん。行こ」

声が、小さくて、はっきりしていた。

俺たちは手を繋いだまま、土手を上がって駅前へ戻った。駅前のビジネスホテル。フロントで部屋を取るとき、小春は俺の背中に隠れるみたいにしていた。

エレベーターの中、二人きりになると、急に静かになった。鏡に映る俺たちは、なんだか落ち着かない顔をしていた。

「……緊張すんな」

「真田くんも、顔こわばっとるよ」

「ふは、バレたか」

「うふふ」

部屋に入って、ドアが閉まる。暖房のスイッチを入れると、ごおっと温風が回り始めた。 小春が、ベッドの端にちょこんと座った。コートを脱いだ肩が、少し丸まってる。俺は、その隣に座った。 川の音はもう聞こえなくて、暖房の音だけが部屋を満たしてる。

「……小春」

8年ぶりに、名前で呼んだ。小春が、びくっと肩を震わせて、俺を見た。

「……8年分、確かめてもいいか」

小春の頬が、部屋の明かりではっきり赤くなった。それでも、目はそらさなかった。

「……うん。確かめて」

俺は、小春の頬にそっと手を添えた。冷えてた手が、もう温まってる。 ゆっくりと、顔を近づけた。小春が、まぶたを閉じる。長いまつ毛が、かすかに震えてた。 ちゅ…… 軽く、唇を重ねた。柔らかくて、ビールの味が、少しした。

「ん……」

小春の体が、ぴくっと震えた。8年前、初めてキスしたときも、こうだった。あのときは二人とも、もっとぎこちなかったけど。 もう一度。今度は、少しだけ深く。 ちゅっ……ちゅ……

「……っ、ん……」

小春の手が、俺のシャツの裾を、きゅっと掴んだ。唇を少し開いて、舌先で、おずおずと触れてくる。そこから先は、もう8年前の二人じゃなかった。 ちゅぷ……れろ……ちゅる…… 舌を絡めると、小春も応えてくる。高校のときは、こんなふうにできなかった。お互い、ちゃんと大人になってた。

「は……っ、ん……♡」

唇を離すと、二人の間に、透明な糸が引いた。小春の目が、とろんと潤んでる。

「……小春、キス、上手くなったな」

「……真田くんもやん。ばか」

「ふは」

笑い合って、また唇を重ねる。今度は最初から深く。小春のほうから、舌を絡めてきた。 ちゅぷ……じゅる……れろれろ……

「ん……っ、ふ……♡」

キスしながら、俺の手が小春の腰に回る。ニットワンピース越しの、柔らかい体のライン。8年前より、確かに女らしくなってた。 手を少し上にずらすと—— ふにっ。

「ひゃっ……♡」

小春が、びくっと跳ねた。俺の手が、ニットの上から胸に触れていた。高校のときの小春からは想像できないくらいの、柔らかさとボリューム。

「……でかくなったな」

「言わんでよ、もう……っ♡」

恥ずかしそうにしながらも、小春は嫌がらなかった。むしろ、自分から少し体を押し付けてくる。 むにゅ……ふにふに……

「あっ……ん……♡」

ニットの上から、両手で包むように揉む。手のひらに収まりきらない。指が沈んで、押し返してくる弾力。

「脱がしていいか」

「……うん♡」

ニットワンピースの裾に手をかけて、ゆっくりとめくり上げる。白い肌が、現れる。淡いグレーのブラに包まれた、たっぷりとした胸。 ワンピースを頭から抜くと、小春が腕で体を隠そうとした。

「やだ……明るいの、恥ずかしい……」

「隠すなよ。めちゃくちゃキレイだぞ」

「っ……♡ もう……」

ブラのホックに手を回す。 パチンッ。 ぷるんっ♡ 外れた瞬間、押さえられていた胸が、弾けるように溢れ出した。

「……すげえ」

「そんな見ないで……っ♡」

形のいい、たっぷりとした胸。薄いピンクの乳首が、もう少し硬くなりかけてる。白い肌に、淡い色の乳輪が映えてた。

「触るぞ」

「うん……♡」

むにゅっ♡

「ひゃあっ……♡」

直接触れた感触は、服越しとは比べ物にならなかった。吸い付くような柔らかさ。指が沈み込んで、離すとぷるんと戻ってくる。

「あっ……ん……♡ 真田くんの手、おっきい……♡」

「昔は、こんなふうに触れなかったよな」

「……っ、当たり前やん。高校生やったもん♡」

両手でゆっくり揉んで、時々、指で乳首をかすめると——

「ひあっ♡ そこ……っ♡」

「ここ、弱い?」

「弱い……っ♡ あんっ……♡」

指の腹で、乳首を転がす。 くりっ♡ くりくりっ♡

「あっ♡ あっ♡ やぁ……♡ それ、感じるぅ……♡」

小春の声が、どんどん甘くなっていく。体がもじもじして、太ももを擦り合わせてる。 片方の乳首を弄りながら、もう片方の胸に顔を埋めた。 ちゅぷっ♡

「ひゃぁんっ♡♡ 吸うの、だめぇ……っ♡」

乳首を口に含んで、舌先で転がす。 れろっ♡ ちゅるっ♡ ちゅーっ♡

「あっあっあっ♡ 真田くんっ♡ それ、きもちいい……っ♡」

片方を口で、片方を手で。交互に攻めると、小春の体がぴくぴく震える。

「下も、見ていいか」

「……っ、うん♡」

小春の太ももに手を滑らせて、グレーのショーツに手をかける。 ゆっくり下ろしていくと—— つぅっ……♡ 糸を引いた。

「やだ……っ♡ こんなに濡れてるの、見んで……♡」

「キスのときから、こうなってたのか」

「言わんでって……っ♡」

小春の秘所は、とろとろに濡れていた。指を一本、そっと割れ目に沿わせる。 くちゅっ♡

「ひぁっ♡♡」

ぬるぬるで、指が滑る。小さな突起を見つけて、指の腹で、くるくると撫でた。 くちゅくちゅ……くりくり……

「あっ♡ あっ♡ そこっ……♡ クリ、弱いのぉ……っ♡♡」

クリを刺激しながら、中指を、ゆっくりと入口へ。 ずぷっ……♡

「あああっ♡♡♡」

熱い。きゅうっと、指を締め付けてくる。中の、ざらっとした場所を見つけて、こりこりと擦る。 くちゅくちゅくちゅっ♡

「そこっ♡♡ そこ、やばいっ……♡♡」

二本目の指を追加して、かき回しながら、親指でクリを同時に。 ぐちゅっ♡ ぐちゅっ♡ ぐちゅっ♡

「あっ♡あっ♡あっ♡♡ だめっ♡ それ、いっぺんにっ……♡♡」

小春の腰が、浮き上がる。シーツを、ぎゅっと握りしめてる。

「真田くんっ♡♡ うち、もう……っ♡♡ イきそうっ……♡♡」

「いいぞ、イけよ」

「あっ♡♡ あっ♡♡——っっ♡♡♡」

びくびくびくっ♡♡♡ 小春の体が、弓なりに反った。じゅわっと、温かいものが指に溢れてくる。

「はぁっ♡♡……はぁっ♡♡……イっちゃった……♡ 指だけで……っ♡」

とろんとした目で、小春が俺を見上げる。それから、ゆっくり体を起こした。

「……今度は、うちの番♡」

小春が、俺のシャツのボタンに手をかけた。脱がせながら、俺の胸板に手を当てる。

「真田くん……ちょっと、ガッチリした?」

「ジム、たまに行ってるからな」

「ふうん♡ なんか、大人になったって感じ……♡」

ベルトを外して、ジッパーを下ろす。ボクサーパンツの中で、もうパンパンに膨らんでるのが、丸わかりだった。

「わっ……♡ もう、こんなに……♡」

「お前がエロすぎるからだろ」

「えっちなこと言わんで……っ♡ でも、うれしい♡」

小春が、ゴムに指をかけて、ゆっくり下ろす。 ぼろんっ♡

「……っ♡ おっきい……♡」

8年前、初めて見たときは、二人とも真っ赤になって。でも今は、小春の目に、はっきりした欲がにじんでた。 小春が、ベッドの上で、俺の前にしゃがみ込んだ。両手で、そっと包み込む。 にぎっ……しゅっ……しゅっ……

「ん……♡ 熱い……♡ すごく硬い……♡」

「小春の手、気持ちいい……」

「ほんと?♡ じゃあ……お口でも、する♡」

ちゅっ♡ 先端に、軽くキス。 ちゅっ♡ ちゅぷっ♡ 小さなキスを繰り返してから、ぱくっと咥え込んだ。 ずぶ……ちゅぷ……♡

「……っ、小春……」

温かくて、濡れてて。舌が、うねうねと絡みついてくる。小春が、ゆっくり頭を上下させ始めた。 じゅぶっ♡ ちゅぷっ♡ じゅるるっ♡

「んぷっ……ちゅるっ……れろれろ……♡」

「くっ……うまいな……」

唇でしっかり締め付けながら、舌先で裏筋をなぞってくる。先端に来るたびに、ちゅるんと舌で転がす。 じゅぷっ♡ ちゅぱっ♡ じゅるるるっ♡

「んっ♡ 真田くんの、おいしい……♡」

上目遣いで、そう言いながら。小春が、さらにペースを上げた。 ずぶっ♡ ずぶっ♡ じゅぷぷぷっ♡ 奥まで咥えて、喉の奥が当たる。

「んぐっ……♡ んぷっ……♡」

「っ……小春、一回止めろ。このままだとイく」

「んっ……ぷはっ♡」

小春が、口を離した。唾液の糸が、つーっと光る。

「ダメ。まだ、イかんで♡」

とろんとした目で、小春が俺を見上げる。

「……うちの中で、イってほしいと♡」

その一言で、理性が飛びそうになった。

「……いいのか」

「うん♡ 今日は、ピル飲んどるから……♡ そのまま、して♡」

「……マジか」

「うふふ♡ ダメ?」

「いや、ダメなわけないだろ」

小春が、ベッドに横たわった。両膝を立てて、少しだけ脚を開く。

「……来て、真田くん♡」

俺は、小春の脚の間に体を入れた。先端を、入り口に当てる。とろっとした熱が、伝わってくる。

「いくぞ、小春」

「うん……♡ 優しくしてね……♡」

ずぷっ……♡

「んあぁっ♡♡♡」

先端が入った瞬間、小春が甲高い声を上げた。きつい。めちゃくちゃきつい。なのに、とろとろに濡れてるから、吸い込まれるように奥へ進む。 ずず……ずぷぷっ……♡

「あぁっ……♡ おっきい……♡ 奥まで、来てるぅ……♡」

「くっ……小春の中、すげえ気持ちいい……」

「ほんと?♡ うれしい……♡」

奥まで入りきった。小春の中が、ぎゅうぎゅうと、俺を締め付けてくる。

「動くぞ」

「うん……♡」

ずちゅっ♡ ぱんっ♡

「ひぁっ♡」

ずちゅっ♡ ずちゅっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡

「あっ♡ あっ♡ あっ♡ 真田くんっ♡」

正常位で、ゆっくり腰を動かす。引くときに、きゅっと締まって。入れるときに、とろっと受け入れてくれる。 その繰り返しが、信じられないくらい気持ちいい。 ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡

「あぁっ♡ やっ♡ そこっ♡ そこ、気持ちいいぃっ♡♡」

「ここか?」

ぐちゅっ♡♡

「ひあぁぁっ♡♡♡ そこぉっ♡♡」

奥のほうを突くと、小春が大きく体を跳ねさせた。

「そこ当たると、すごいのっ……♡♡」

「じゃあ、ここ重点的にな」

ぱんっ♡ ぱんっ♡ ずちゅっ♡ ぱんっ♡

「あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡ だめっ♡ そこばっかりっ♡♡ おかしくなるぅっ♡♡」

突くたびに、小春の胸が、ぶるんぶるんと揺れる。その光景が、エロすぎて。腰の動きが、どんどん速くなっていく。

「真田くんっ♡♡ 高校のときと、全然ちがうっ♡♡」

「俺もだよ。あの頃より……っ、気持ちいい」

「うちもっ♡♡ ずっと……っ♡ こうしたかったぁ……っ♡♡」

ぱんぱんぱんぱんっ♡♡♡

「あああっ♡♡ 真田くんっ♡ きもちいいっ♡♡ すごいのっ♡♡」

「小春……っ、中に出すぞ」

「うんっ♡♡ 出してっ♡ 中にっ♡♡ 真田くんので、いっぱいにしてっ♡♡」

ぱんぱんぱんっ♡♡ ずちゅっ♡♡ ずぷぷぷっ——♡♡♡

「きたっ♡♡ あぁぁっ♡♡♡ 中に出てるっ♡♡♡ あったかいのっ♡♡♡」

「くっ……はぁ……っ」

奥深くで、全部出した。小春の中が、びくびくと収縮して、搾り取るように締め付けてくる。

「はぁっ♡……はぁっ♡……すごかった……♡ 中に、出された……♡」

「大丈夫か」

「大丈夫♡ ……むしろ、最高♡」

小春が、とろんとした目で笑った。それから、「あー」と言いかけて。

「……ねえ、真田くん。まだ、元気よね♡」

視線の先を見る。確かに——まだ、全然萎えてなかった。

「……お前、意外とえっちだよな」

「真田くん限定やもん♡」

小春の中から引き抜くと、白いものが、とろりと溢れてくる。

「今度は……うちが上で、いい?♡」

「……自分から?」

「うん♡ 8年も、ずっと……したかったから♡ 今日は、いっぱいしたい♡」

俺が仰向けになると、小春が腰の上にまたがった。上から見下ろしてくる小春は——汗で、しっとり湿った黒髪。 上気して、紅潮した頬。重力で、ゆさっと揺れる、たわわな胸。

「……すげえ景色だな」

「えっち♡」

小春が、俺のモノを手で掴んで、自分の入り口に当てた。 ずぷっ♡♡

「んあぁっ♡♡ 自分で入れるの……すごい、感じるぅ……♡♡」

ずずず……と、ゆっくり腰を落としていく。 ずぷぷっ♡♡

「あっ……♡ 全部、入った……♡ お腹の中、いっぱい……♡♡」

「小春、上から見ると、エロすぎる」

「見ててね♡ 真田くんのために、腰振るけん……♡」

ぐちゅっ♡ ぐちゅっ♡ 小春が、ゆっくりと腰を前後に動かし始めた。

「んっ♡ あっ♡ これ、奥に当たるぅ♡♡」

ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぐちゅっ♡

「きもちいいっ♡ 自分で動くの、すごいのっ♡♡」

小春の胸が、腰の動きに合わせて、ぶるんぶるんと揺れる。その光景が、視界いっぱいに広がって——理性が溶けそうだ。

「小春、もっと激しくしていいぞ」

「うんっ♡ こう?♡」

ぱんぱんぱんっ♡♡ 小春が、腰を打ちつけるように、激しく動き始めた。 ぐちゅぐちゅぐちゅっ♡♡♡

「あああっ♡♡ すごっ♡ 自分で振ると、奥ガンガン当たるっ♡♡♡」

「くっ……小春……っ」

下から、腰を突き上げる。 ぱんっ♡♡♡

「ひあぁっ♡♡♡ 下からもっ♡♡ 真田くんので、ぐちゃぐちゃにされてるぅっ♡♡♡」

俺は体を起こして、小春を抱きしめた。対面座位みたいな形になって、お互いの体が密着する。 小春の胸が、俺の胸板に押し付けられて、ぷにゅっと潰れた。

「あっ♡♡ 密着してるっ♡ 真田くんの心臓、聞こえる……♡」

「小春……好きだ」

「っ♡♡ うちも……♡ 好き♡ ずっと、好きやったっ♡♡」

ずちゅっ♡ ぱんっ♡ ぐちゅっ♡

「あっ♡あっ♡あっ♡ イクっ♡ 真田くんっ♡ 一緒に、イこっ♡♡」

「ああ……俺も、もう……っ」

「中にっ♡ 全部、中に出してっ♡♡ うちのお腹、いっぱいにしてっ♡♡♡」

ぱんぱんぱんぱんっ♡♡♡♡ ずぷぷぷぷっ——♡♡♡♡♡

「あぁぁぁっ♡♡♡♡ イクっ♡ イクイクイクっ♡♡♡♡ 中にっ♡♡♡♡♡」

「っ……! 小春っ……!」

二回目。奥の奥に、全部注ぎ込んだ。小春の全身が、びくびくびくっと痙攣して、ぎゅっと俺にしがみついてくる。

「はぁっ♡♡……はぁっ♡♡……すごかった……♡♡」

「はぁ……はぁ……最高だった……」

しばらく、抱き合ったまま、動けなかった。小春の中が、まだびくびくと収縮していて、余韻が終わらない。 やがて、小春がゆっくり腰を上げた。 ずるっ♡

「んっ……♡ こんなに、いっぱい……♡ 二回も、中に出された♡」

「ごめん。気持ちよすぎて、加減できなかった」

「謝らんで♡ ……うちも、受け止めたかったから♡」

小春が、俺の隣に倒れ込んで、胸に顔を埋めた。汗が引いて、心拍が落ち着いてきた頃。小春が、ふっと笑った。

「……ねえ、真田くん。うち、めっちゃ幸せ。

……あー、おかしい。なんで今、これ言うとっちゃろ」

「ふは。何それ」

「うふふっ」

ようやく、最後まで「あー、おかしい」が言えた。笑うと、やっぱり、目がなくなる。その顔が可愛すぎて、思わずキスした。 ちゅっ♡

「……もう、不意打ちはずるい♡」

「お前が可愛いのが悪い」

「……っ♡ ばか」

二人で、しばらくベッドでだらだらしていた。窓の外が、だんだん白んでくる。朝が、来ていた。

「……何時の新幹線だっけ、俺」

「知らんよ。真田くんのやろ」

「あー……午前中のやつ取ってたんだよな」

スマホで時間を確認する。このままだと、ぎりぎりだ。でも——隣で、小春が俺の腕にしがみついてる。 枕に頬を押し付けて、まだ眠そうな顔で。

「……行っちゃうと?」

「……いや」

俺は、スマホをいじって、新幹線の予約を、一本、後ろにずらした。

「え、いいと?」

「一本くらい、ずらしてもバレない」

「うふふっ、不良やん」

「お前のせいだぞ」

それから、もう一本ずらして。もう一本ずらして。ベッドで、だらだらと過ごした。他愛もない話をして、たまにキスして、ぼーっと天井を見て。 8年間の空白が、嘘みたいだった。こんな時間が、ずっと欲しかったんだと思う。

「……ねえ、真田くん。これ、今日だけ?」

小春が、俺の胸に頬を乗せたまま、訊いた。声が、少し不安そうだった。俺は、しばらく天井を見て。それから、はっきり言った。

「今日だけにする気、ないけど」

「……っ」

「また、自然消滅とか、絶対しない。今度は、ちゃんとやる」

小春が、顔を上げた。目が、潤んでる。

「俺、毎月帰ってくる。地元に。

遠距離、今度はちゃんとやろう。8年前の続き、やり直したい」

「……毎月?」

「ああ。新幹線代くらい、なんとかする」

小春の目から、ぽろっと涙がこぼれた。

「……ほんとに?」

「ほんとだよ」

「うち、また……真田くんの彼女になっていいと?」

「お前以外、考えてない」

小春が、声を上げて泣き出した。それから、ぐしゃぐしゃの顔で、笑った。

「……うん。なる。なるけん」

結局、新幹線は午後の便まで遅らせた。チェックアウトして、駅前まで歩く。 朝の街は、まだひんやりしてたけど、もう昨日みたいな気まずさはなかった。ずっと、手を繋いでた。

改札の前で、立ち止まる。

「じゃあ、行くわ」

「うん……」

小春が、名残惜しそうに俺の袖を掴んでる。

「来月、また帰ってくるから」

「……ほんとに来てよ? すっぽかしたら、許さんよ」

「すっぽかさねえって」

「うふふ。……約束ね」

小指を、絡める。高校生みたいだなって、二人で笑った。

「……真田くん。うち、ずっと待っとったとよ。8年も」

「……待たせて悪かったな」

「いいと。……これから、いっぱい埋めてもらうけん♡」

最後に、改札の前で、軽くキスをした。 ちゅっ♡ 周りの目なんて、気にならなかった。

「いってくる」

「うん。いってらっしゃい♡」

改札を抜けて、振り返る。小春が、手を振っていた。笑うと、目がなくなる、あの顔で。

ホームに上がって、新幹線に乗り込む。窓の外を見ると、地元の街が、ゆっくり流れていく。8年ぶりの帰省は、まさかこんなことになるとは思わなかった。 同窓会に行こうって決めたのは、たぶん、無意識に小春に会いたかったからだ。

スマホが鳴った。小春からのLINE。

【小春】 気をつけてね♡ 来月、待っとるけん♡

俺は、にやけそうになる顔をなんとか抑えて、返信を打った。

そして、半年後。

俺は、約束通り、毎月地元に帰っている。金曜の夜に新幹線に乗って、月曜の朝に東京へ戻る生活。新幹線代は地味に痛いけど、不思議と苦じゃなかった。 小春の保育園の話を聞いて、近所の店で飯を食って、あの河川敷をまた二人で歩いて。8年で空いた距離を、ひとつずつ埋めていってる。

この前、地元に帰ったとき、小春が言った。

「ねえ、真田くん。うち、東京に行ってもいいかなって、考えとると」

「え」

「保育士、東京でもできるやろ? ……毎月帰ってきてもらうの、悪いし」

「……マジで言ってんのか」

「マジ。うち、今度こそ、ずっと真田くんのそばにおりたいと♡」

俺は、何も言えなくて。ただ、小春をぎゅっと抱きしめた。

「……うふふ。あー、おかしい。なんでうち、こんな大事なこと、河川敷で言うとっちゃろ」

「お前、いつもここで大事なこと言うよな」

「だって、ここ、思い出の場所やもん♡」

8年前に別れて。8年越しに、やり直して。今度こそ、ちゃんと続いている。 成人式以来の同窓会で再会した元カノと、二次会を抜け出して朝まで過ごした、あの夜から。俺たちは、ようやく前に進み始めた。

地元に感謝。同窓会を企画してくれた幹事に、感謝。そして何より——8年も、俺のことを待っててくれた小春に。

― 終 ―


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