社会人2年目、24歳。
都内のメーカーで営業企画をやっている。仕事はそこそこ。プライベートは空っぽ。 大学の彼女とは1年目の秋に別れた。すれ違い生活ってやつ。
金曜の夜にワンルームでカップ麺をすすりながらYouTubeを観る生活。24歳としてどうなんだ。
同期の後藤からLINEが来た。
「来週の土曜、合コンあるんだけど来ない? 4対4」
(合コンか……)
正直あんまり得意じゃない。でも出会いがないのは事実だ。
「行く」
3秒で返した。考えたら絶対行かなくなる。
土曜、19時。恵比寿のダイニングバー。
男側は俺、後藤、営業部の小林、後藤の大学の友達の高橋。 俺はネイビーのシャツにベージュのチノパン。朝から美容院に行って髪を整えた。
「お前、気合入ってんな」小林にニヤニヤされた。
「うるせえ。普通だよ」
19時10分、女性陣が到着した。
最初に入ってきた子——目が釘付けになった。
黒髪ロング。ゆるいウェーブ。切れ長の目にすっと通った鼻筋。 白いブラウスにタイトスカート。ウエストが細くて、胸元がふっくら膨らんでる。 お姉さん系。大人っぽくて色っぽくて、でもどこか柔らかい雰囲気。
(——一目惚れだ)
心臓がいきなりトップギアに入った。
「佐々木彩音です、23歳です。マーケティングの仕事してます。趣味はカフェ巡りとお酒です♪」
にこっと笑った。その笑顔が反則だった。
席替えで俺の隣に彩音が来た。後藤、ナイス。
サウナの話、映画の話、仕事の話——会話が途切れない。彩音はクリストファー・ノーラン信者だった。
「テネット3回観たもん」
「俺も3回! 映画館で!」 「えっ、一緒じゃん!」
笑い合って、彩音が俺の肩をぽんと叩いた。心拍数が跳ね上がる。
2時間があっという間に過ぎてLINE交換。
帰り道、自然と彩音の隣を歩いてた。
「今日、桐谷さんと話してる時間が一番楽しかったかも」
「……じゃあ今度、二人で映画行かない?」
口が勝手に動いた。
彩音が足を止めて、街灯の光の中でこっちを見た。
「行きたい。誘って」
恵比寿駅で別れて、電車の中でずっとニヤニヤしてた。
家に着いてLINEのやりとり。
「さん付けやめない? 彩音でいいよ」
「じゃあ俺も悠真で」 「悠真くん、だね♡ おやすみ」 「おやすみ、彩音」
(……もう好きだ)
日曜は一日中LINEした。月曜、会社に着いてもスマホばかり見てた。
午後、エレベーターホールですれ違った女性に——足が止まった。
「……彩音?」
振り返った彼女と目が合った。
「え——悠真くん!?」
佐々木彩音。合コンで一目惚れした、あの彩音。
「なんでここに……」
「私、ここで働いてるけど……」 「え?」 「え?」
聞けば、うちの会社に去年新設されたデジタルマーケティング部。本社6階。俺の営業企画部は4階。フロアが違うから接点がなかった。
「合コンで出会ったのに同じ会社って……」
「運命じゃん♡」
彩音が笑った。黒のジャケットにハーフアップの仕事モード彩音も、また別の魅力がある。
「水曜、ランチ行かない?」
「行く!」
後藤にLINEで報告したら「運命じゃん」と彩音と同じこと言ってた。
水曜の昼、会社近くの隠れ家イタリアンでランチ。
「合コンの時、悠真くんのこと一番いいなって思ってた」
「……マジ?」 「落ち着いてるし、映画の話ちゃんとできるし」
(俺は一目惚れだったなんて言えない)
「金曜、仕事終わりにノーランの新作観に行かない?」
「行く!♡」
彩音がガッツポーズした。お姉さん系なのに無邪気。そのギャップがたまらない。
金曜、18時。エレベーターホールで合流。
彩音はベージュのニットワンピースに着替えてきてた。体のラインがはっきりわかる。細いウエスト、ふっくらした胸元、なめらかなヒップライン。
「めちゃくちゃ綺麗」
「……ありがと♡」
耳を赤くして俺の腕を叩く。
映画は傑作だった。上映後、二人で考察大会。
「もう一回観たい!」
「来週また来よう」 「デートの約束また増えた♪」
予約してた個室の和食ダイニングで日本酒を飲みながら、ゆっくり話した。
「さっきの続き。合コンで私を見た瞬間、なんて思った?」
日本酒の力を借りて——
「一目惚れした」
彩音が目を見開いて、下を向いた。耳が真っ赤。
「……私も、ずっと悠真くんが気になってた」
顔を上げた彩音の潤んだ目と合った。
「このあと——うち来ない?♡ テネットのBlu-ray、あるんだ」
「……行きたい」
店を出て、駅に向かう途中で手を繋いだ。細くて柔らかい指が、きゅっと握り返してきた。
彩音の部屋。1LDK。白い家具にドライフラワー。
ソファに並んでワインを飲みながらテネットを流した。でも映画なんて頭に入らない。
肩が触れてる。シャンプーの甘い香り。ニットワンピの裾から覗く白い太もも。
彩音がこっちに体を預けてきた。
「映画、もういいかも」
テレビを消した。間接照明のオレンジだけが残る。
見つめ合って——唇を重ねた。
ちゅ。
柔らかい。ワインの味がする。
もう一度。角度を変えて。舌が触れて、絡み合った。
ちゅる、ちゅぷ。
「ん……んっ……♡」
深いキス。息が荒くなる。
「ベッド、行こ?♡」
手を引かれて寝室へ。ダブルベッドに白いシーツ。
ニットワンピを脱がせた。ラベンダーのブラとお揃いのショーツ。白い肌が間接照明に光る。
「見ないで……♡」
「見る。綺麗すぎる」 「ばか……♡♡」
ブラの上から胸に触れた。手のひらに収まりきらないボリューム。ふわっと吸い付く弾力。
「あ……♡」
ホックを外す。パチン。Eカップの豊かな胸が零れ出た。白くてふっくらして、先端はうっすらピンク。
「やぁ……♡ 恥ずかしい……♡」
右手で左胸を包んで揉む。むにゅ、むにゅ。
「あっ……♡ 揉まないで……嘘、揉んで……♡♡」
親指で乳首に触れて転がす。くり、くり。
「ひっ……♡ 敏感なの……♡」
舌先でちろっと舐めた。
「ひあっ!♡」
ちゅぷ、ちゅぷ。吸いながら舌で転がす。反対の胸は手で揉みしだく。
「あっ♡ 両方同時……♡ ダメ……♡♡ 胸だけでおかしくなっちゃう……♡」
お腹にキスしながら下へ降りていく。ショーツの中心がうっすら濡れてる。
「見ちゃダメ……♡」
「もう濡れてる」 「言わないで……♡ 悠真くんのせい……♡」
ショーツを下ろした。きれいに整えられた花びらが蜜で濡れてつやつや光ってる。
膝を開かせて、内ももにキスを落として——舌が花びらに触れた。
「ひぁっ!♡」
くちゅ、ちゅ。下から上へ、ゆっくり舐め上げる。
「あぁっ♡ 舌……♡ 気持ちいい……♡♡」
一番敏感な場所を見つけて、舌先でちろちろ。
「ひっ♡ そこっ♡ ダメ……♡♡」
彩音の手が俺の髪を掴んだ。でも引き寄せてくる。
舌で愛撫しながら指を一本入れた。ぬるっと抵抗なく入る。中が熱くてきゅっと締め付けてくる。
「あああっ♡ 指……♡ 同時にされたらおかしくなっちゃう……♡♡」
くちゅくちゅくちゅ。二本に増やして、奥のざらついた場所を押す。
「あっ、あっ——♡ 来るっ♡♡」
彩音の体が弓なりに反った。びくんっ!
「あああ——っ♡♡♡」
太ももが俺の頭を挟む。中が痙攣するように指を締め付ける。びくん、びくん。
「はぁ……はぁ……♡ すごかった……♡♡」
余韻でぴくぴく震える彩音。潤んだ目、真っ赤な頬、半開きの唇。色っぽすぎた。
彩音が体を起こした。
「私にもさせて……♡」
シャツを脱がせ、ベルトを外し、ズボンごと下ろす。限界まで硬くなったものが現れた。
「わ……♡ 大きい……♡♡」
上目遣いでそう言われるだけでイきそうだ。
細い指が根元からゆっくり撫で上がる。先端にちゅっとキス。
「んっ……♡」
舌がぺろっと先端を舐めて、くるりと一周。
「れろ……♡ んちゅ……♡♡」
ぱくっと咥え込まれた。温かくて柔らかい口の中。舌が裏側をぐにぐに撫でる。
「んんっ♡ ちゅぱ……♡ じゅるっ……♡♡」
ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱ。黒髪が揺れて、ちらりと上目遣い。
「やば……上手すぎ……」
「んっ♡ ほんと?♡ もっとしてあげる♡♡」
奥まで咥えてきた。頬をすぼめて吸い上げる。
「彩音、そろそろやばい……」
口を離した彩音が、唾液の糸を引きながら見上げた。
「中に出して……♡♡」
「いいの?」
「ピル飲んでるから……♡ 大丈夫♡」
彩音が仰向けになって両腕を広げた。
「来て……♡ 悠真くん……♡♡」
白い肌、ふっくらした胸、くびれたウエスト。とろとろに濡れた秘所が俺を待ってる。
体を重ねて、先端を当てた。ぬるっと蜜が絡みつく。
ずぷ……
「あっ……♡♡」
先端が入る。中が熱くて、きゅっと締め付けてくる。
ずず……ずぷん。根元まで。
「あああっ♡♡ 奥まで……♡ いっぱい……♡♡♡」
ゆっくり腰を引いて、押し込む。ずちゅ、ずちゅ。
「あっ♡ あっ♡ 気持ちいい……♡♡」
リズムを上げた。ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ!
「あっ♡ あっ♡ 奥に当たるっ♡♡ やばいっ♡♡」
彩音の腕が俺の背中に回って、爪が食い込む。
「悠真くんっ♡ 好きっ……♡♡」
キスしながら激しく腰を打つ。胸を鷲掴みにして揉む。
「ひあっ♡♡ 全部気持ちいいっ……♡♡♡」
ぱんぱんぱんっ! もにゅ、もにゅ。
「あっ、あっ——♡♡ 来るっ♡♡ また来ちゃうっ♡♡」
中がぎゅうっと締まった。俺も限界。
「出してっ♡♡ 中にっ♡♡ 全部ちょうだいっ♡♡♡」
最奥まで突き入れた。
びゅる、びゅるっ、びゅるるっ——
「あっ♡♡ あついっ♡♡ 中に出てるっ♡♡♡ いっぱいっ♡♡♡」
どくどくどく。全部注ぎ込む。
「イっちゃう——♡♡ 一緒にっ——!♡♡♡」
びくんっ♡♡♡
彩音の体が大きく震えた。中がきゅうきゅう痙攣して、最後の一滴まで搾り取るように締め付けてくる。
「はぁ……はぁ……♡♡」
額をくっつけて、荒い息を合わせた。繋がったまま。
「すごかった……♡」
「彩音、最高だった」 「好き♡」 「俺も好き。合コンの時から、ずっと」
彩音が嬉しそうに目を細めた。
少し休んで、ベッドでいちゃいちゃしてたら——また元気になった。
彩音の裸が目の前にあるんだから、仕方ない。
「まだ元気?♡」
彩音がくるっとうつ伏せになって、腰だけ持ち上げた。
「後ろから……して♡♡」
白い背中、くびれたウエスト、きゅっと上がったヒップ。太ももの隙間からさっき注いだものが少し垂れてる。
頭がくらくらした。
後ろから腰を掴んで、先端を当てた。ぬるっと蜜と精液が混ざって滑る。
ずぷんっ。
「ひあっ♡♡♡ 全部入ったっ♡♡」
一気に奥まで。さっき出したものが中に残ってて、ぐちゅぐちゅ音を立てる。
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ!
「やっ♡ 奥っ♡ さっきよりもっと奥っ♡♡♡」
彩音がシーツを掴む。
「声、我慢しなくていいよ」
ずぷんっ!
「あーっ♡♡ 無理っ♡ 我慢できないっ♡♡♡」
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ!
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ 気持ちよすぎるっ♡♡♡」
ぐちゅっ、ぱんっ。みだらな水音と肌がぶつかる音。
彩音が自分から腰を振ってくる。
「もっとっ♡♡ もっとちょうだいっ♡♡♡」
スピードを上げた。ぱんぱんぱんぱんっ!!
「ひあっ♡♡ イっちゃ——♡♡♡」
中がぎゅうっと締まる。でも止めない。
「やっ♡♡ イってるのにっ♡♡ やめないでっ♡♡♡」
彩音が限界だ。俺も。
「出る——」
「出してっ♡♡♡ またいっぱい出してっ♡♡♡」
最奥まで突き入れて——
びゅるるるっ! びゅるっ! びゅるっ!
「ああああーっ♡♡♡ あついっ♡♡ また中にっ♡♡ いっぱいっ♡♡♡♡」
どくどくどく。二回目なのに止まらない。
「出されるのイっちゃうっ♡♡♡♡」
びくんびくんびくんっ!
彩音が何度も何度も痙攣した。中が搾り取るようにぎゅうぎゅう締め付けてくる。
力が抜けて、二人してベッドに崩れ落ちた。
「はぁ……はぁ……♡♡」
ゆっくり抜くと——とろりと白いものが溢れた。
「いっぱい出たね……♡♡」
彩音が俺の胸に顔を埋めた。
「ねえ、これって付き合ってるってことでいい?♡」
髪を撫でながら答えた。
「当たり前だろ。俺の彼女になってください」
「……うん♡♡♡ なる♡♡♡」
ぎゅっと抱きついてきた。裸と裸。柔らかい胸が押し当たる。心臓の音が聞こえる。
「好き♡♡」
「好き」
甘いキスをした。
月曜、出社。エレベーターで彩音と鉢合わせた。
「おはようございます、桐谷さん」
にっこり。完璧な社員の顔。
「おはようございます、佐々木さん」
平静を装う。他の社員もいるし。
4階で降りてスマホを見たら——
「悠真くんおはよ♡♡ エレベーターで会えて嬉しかった♡♡」
にやける。
後藤がにやにやしながら来た。
「付き合ったんだろ」
「……なんでわかんの」 「顔に書いてある」
昼はいつもの隠れ家イタリアン。テーブルの下で手を繋いだ。
「社内恋愛、バレないようにしなきゃね」
「だな」 「でも——秘密のほうがドキドキしない?♡♡」
——この子にはもう一生勝てない。
それから毎日のランチデート。週2の仕事終わりデート。金曜の夜はどちらかの家。
会社では「桐谷さん」「佐々木さん」。 二人きりでは「悠真くん♡」「彩音♡」。
ある日、会議室で偶然二人きりになった時——
「好き♡」
不意打ちのキス。
「おい、ここ会社——」
「誰も来ないって♡」
ちゅ♡
合コンで一目惚れした美人が、同じ会社の別部署で、今は俺の彼女。
後藤の合コンに行ってよかった。心の底からそう思う。
「ねえ悠真くん。来週、テネットもう一回観に行こ?」
「4回目だけど」 「いいじゃん♡ 何回でも観たい♡♡」
彩音が——俺の最高の彼女が、にっこり笑った。
好きだ。もう、どうしようもなく。
おわり