俺、篠原悠真、24歳。都内IT企業のSE。 去年の春から下北沢のシェアハウスに住んでいる。家賃の安さが決め手だった。
住人は男3人、女2人の計5人。みんな20代の社会人。 ……普通じゃないやつが一人いた。
水瀬凛、23歳。フリーランスのモデル。 身長168cm。長い黒髪にぱっちりとした目。肌は白く透き通るよう。スタイルは言うまでもない。 なんでこんなシェアハウスにいるのか意味がわからないレベルの美人だ。
ただ、俺と凛の関係は「同居人」以上でも以下でもなかった。
「おはようございます」「おはようございます」
朝キッチンですれ違うときの挨拶。それだけ。8ヶ月間ほぼ会話なし。
凛は基本的に物静かで、自分の部屋にいることが多かった。 ミステリアスな美人。それが俺の持っていた印象のすべてだった。 ……あの夜までは。
10月の金曜日。同期との飲み会が長引き、終電はとっくに過ぎていた。 ビール4杯にハイボール3杯。いい感じに酔っている。 タクシーで帰宅したのは午前1時過ぎ。
静かにドアを開けると、リビングの電気がついていた。
ソファに座る人影。長い黒髪、白いTシャツにグレーのスウェット。 水瀬凛だった。テーブルの上には缶チューハイが2本。
「篠原さん、おかえりなさい」
頬がほんのり赤い。目がとろんとしている。酔ってる。
「ただいま。まだ起きてたんだ」
「ちょっと……飲みたい気分で」
いつもなら「おやすみなさい」と言って部屋に戻るところだ。 でも今日は金曜で明日は休み。なんとなく、もう少しこの時間を味わいたかった。
「俺も飲み会帰り。終電逃しちゃって」
「タクシー?」 「うん。財布が泣いてる」
凛が、ふっと笑った。初めて見た。水瀬凛が笑うところを。 微笑み程度だったけど、俺の心臓は一瞬止まった。
(やば。めっちゃ可愛い)
「篠原さんも飲む? 冷蔵庫にストロングゼロあるよ」
「いいの?」 「一人で飲んでても寂しいし」
冷蔵庫からストロングゼロを取ってきて、プシュッと開けた。 「かんぱーい」 ことん、と缶を軽くぶつける。なんだこれ。夢か?
「水瀬さんも今日飲み会だったの?」
「うん。モデル仲間と渋谷で。私も終電逃して先にタクシーで帰ってきた」 「奇遇だな。俺も渋谷だった」 「ふふ、同じ街で飲んでたのに知らなかったね」
凛は普段の無口さが嘘のようによく喋った。酔うとこうなるタイプらしい。 2本目のストロングゼロを開ける頃には距離もだいぶ近づいていた。 ソファの両端だったのに、気づけば肩が触れそうな位置。
「篠原さんって彼女いるの?」
突然の質問に、ストロングゼロが気管に入りかけた。
「いない。1年くらい」
「そうなんだ」 「水瀬さんは?」 「いないよ。2年くらい」 「嘘でしょ。水瀬さんが2年もフリーとか」 「なんで?」 「だって……めちゃくちゃ綺麗じゃん」
言ってからしまったと思った。ストレートすぎる。 凛は一瞬きょとんとして、それから顔を赤くした。
「……ありがと。でも綺麗とか関係ないよ。忙しいと出会いもないし」
「篠原さんだって、かっこいいのに」 「……え?」 「え?」
沈黙。見つめ合う。 テレビもない深夜のリビングは、エアコンの微かな音だけ。
「水瀬さんさ」
「……なに?」 「俺、前からちょっと気になってた」
凛がゆっくりこっちを向いた。とろんとした目。潤んだ唇。白いTシャツから覗く鎖骨がやけに色っぽい。
「……私も。篠原さんのこと、ちょっと気になってた」
心臓がばくばく鳴っている。
「同居人だし、変な空気になったら気まずいかなって」
「……俺も同じこと思ってた」
「ねえ篠原さん」
「……ん?」 「酔ってるから、ってことにしていい?」
俺は缶を静かにテーブルに置いた。凛も置いた。ソファの上で向かい合う。
「……いいよ」
その瞬間、凛の唇が俺の唇に触れた。
柔らかい。触れているかいないかのキスだった。
ちゅ……
凛が顔を離して、上目遣いで確認してくる。
「……もっとしていい?」
こくんと頷く凛。
今度は俺から。頬に手を添えて唇を重ねる。 ちゅっ……んっ…… さっきより深い。凛の唇からチューハイの甘い味がした。
舌で唇をなぞると、凛の口が開く。 ちゅる……れろ……ちゅぷ…… 「んんっ……♡」
凛の舌がおずおずと絡みついてくる。 ディープキスをしながら右手を凛の腰に回すと、びくっと震えた。 でも拒まない。むしろ身体を寄せてきて、俺のシャツを掴む。
ちゅぷ……ちゅるるっ…… 「はぁ……♡ んっ……♡」
俺は凛をソファに押し倒した。 潤んだ瞳、紅潮した頬、濡れた唇。
「……篠原さん」
「悠真でいいよ」 「……悠真さん♡」
名前を呼ばれただけで全身に電気が走った。 もう一度キスをして、手がTシャツの裾に触れる。
凛の肌は滑らかで、引き締まっているのに柔らかい。 「ひゃっ……♡ くすぐったい……♡」
手がゆっくり上に向かい——ふにっ。 「あっ……♡」 ブラはしていなかった。
「ノーブラだったの……」
「寝る前だったし……まさかこんなことになると思ってなかったし……♡」
Tシャツ越しに胸を揉む。 ふにふに…… 「あっ……♡ んっ……♡」 手のひらに収まるくらいの形のいい胸。先端がぴんと尖っている。
Tシャツをめくり上げると、白い肌、くびれたウエスト、薄いピンクの乳首が露わになった。
「見ないで……♡」
「綺麗すぎて無理」 「……ばか♡」
乳首を指でくりくり。こりっ……こりこりっ…… 「ひっ……♡♡」凛の身体がびくんと跳ねる。
左を指で転がしながら、右の乳首に口を近づける。 ちゅっ……れろ……ちゅぱっ……じゅるっ…… 「んあっ♡♡ だめっ……♡ 声出ちゃう……♡♡」
凛が手で口を押さえた。 (この声はやべぇ)
左右交互に吸いながら空いた手でもう片方を揉む。 「あっ♡ んっ♡ はぁっ♡♡ 悠真さぁん……♡♡」
凛の息が荒くなっていく。俺の手がスウェットの腰紐に触れた。 「下も、いい?」 こくんと頷いた。
スウェットを下ろすと黒いレースのショーツ。 「下着は可愛いの穿いてんだ」 「偶然だよ♡」
ショーツの上から指を当てる。じわっと湿っている。 「もう濡れてる」 「言わないで♡」
すじに沿って上下になぞる。くちゅ……くちゅ…… 「んっ♡ あっ♡ んぅっ……♡♡」
ショーツを引き下ろすと、薄い茂みの下にぷっくりと膨らんだ花弁。蜜がてらてらと光っている。
花弁をそっと開く。ぷちゅ…… 「ひあっ♡♡」
中は熱くてぬるぬる。小さな突起を探り当てて——くりっ。 「んんっ♡♡♡」腰がびくんと跳ねた。
クリをくりくり刺激しながら、中指をゆっくり入れる。ずぷっ…… 「んああっ♡♡♡」
きゅうっと締め付けてくる。 ぐちゅ……ぐちゅぐちゅ…… 「あっ♡ 指っ♡ 入ってる……♡♡」
指を曲げて上の壁をこする。ざらざらした場所——ぐりぐりっ。 「ひぃっ♡♡♡ そこっ♡♡ すごいっ♡♡♡」
Gスポットをぐりぐり刺激しながら親指でクリも同時に。 「あっ♡♡ 両方はっ♡♡♡」
凛の身体がぶるぶると震え始める。お腹がぴくぴく痙攣。 「いくっ♡♡♡ いくいくいくっ♡♡♡♡」
びくんっ♡♡♡♡ きゅうぅぅっと指を締め付け、じゅわぁと愛液が溢れて俺の手を濡らした。
「はぁ……♡ はぁ……♡♡」
凛が力が抜けたようにソファに沈む。指をゆっくり抜く。ぬぷっ……
「……すごかった♡」
「悠真さんも……気持ちよくなってほしい♡」
凛が起き上がり、俺のベルトに手をかけた。 ジーンズを下ろし、ボクサーパンツの上から触れる。 「……大きい♡」
パンツを下ろすとぶるんっと飛び出した。 「わっ……♡♡ すごい♡♡」
細い指で握る。きゅっ。 「気持ちいい?」 「……めちゃくちゃ」
ゆっくり上下に動かす。しゅっ……しゅっ…… 凛が顔を近づけ、先端にちゅっ♡ 「ぴくって動いた♡」
舌を出してぺろぺろ舐め始める。 れろ……ちゅる……カリの部分を重点的に。裏筋を下から上へ。 「やべぇ……」
凛が口を大きく開けて咥えた。ずぷっ…… ちゅぱっ……じゅるっ……ちゅぷちゅぷ…… 「んっ♡ んむっ♡」 黒髪がさらさら揺れながら頭を上下に動かす。
「待って。俺も凛を気持ちよくしたい。69しよう」
「ろ、69……♡♡」顔が真っ赤。
俺がソファに仰向け、凛が逆向きに上に。 凛の顔の前に俺のモノ、俺の顔の前に凛の秘所。 さっきイったばかりでとろとろに濡れている。甘い匂い。
「恥ずかしい……♡ そんな近くで見ないで……♡♡」
「無理。めちゃくちゃエロい」
凛の腰を引き寄せて舌を伸ばす。ちゅるっ♡ 「ひゃあぁっ♡♡♡」
花弁を舌で割って中を舐める。クリを舌先でつんつん。 「ひいっ♡♡♡ だめっ♡♡♡」
同時に凛も咥え直す。ちゅぱっ♡♡ じゅるるっ♡♡ 互いに舐め合う。
ちゅるっ♡♡ れろれろっ♡♡ ちゅぱっ♡♡ ちゅぷちゅぷっ♡♡
凛の愛液が俺の顔にとろとろ垂れてくる。
「またイきそう……♡♡♡」
凛の太ももが震える。 「イけよ、凛」 「んぁっ♡♡♡ イくっ♡♡♡♡」
びくびくびくっ♡♡♡♡ じゅわぁっと愛液が溢れ、凛が俺の上に崩れ落ちた。
俺は凛の耳元で囁いた。 「凛、入れたい」 「……うん♡ 入れて♡」
正面から向かい合い、凛が仰向けでソファに横たわる。 黒髪が扇のように広がり、白い肌が薄暗い照明に色っぽく光る。
「ゴム……持ってないんだけど」
「私もない。でも今日安全日だから……♡ そのまま入れて……♡♡」
(幸せすぎて死ぬ)
凛の脚を開かせて間に入る。先端が入り口に触れる。ぬるっ。 たっぷりの愛液でぬるぬるだ。
「入れるよ」
「ゆっくり……♡♡」
ずぷっ…… 「ぁああっ♡♡♡♡」
熱い。きゅうぅっと締め付けてくる。 「凛っ……中、すごい……」 「おっきい……♡♡ 入ってくる……♡♡♡」
奥まで押し込む。ずず……ずずずっ…… 「んんっ♡♡♡ 奥まで……♡♡♡ 当たってる……♡♡♡♡」
最奥まで入った。隙間なく包み込まれている。
「動くよ」
ずちゅっ♡ ずちゅっ♡♡ 「あっ♡♡ あっ♡♡ んっ♡♡♡」
ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんぱんっ♡♡ リズムを作って腰を動かす。
「悠真さんっ♡♡ 気持ちいい♡♡♡」
「凛の中もすげぇ気持ちいい……」
ぱんぱんぱんっ♡♡♡ 速くなっていく。 ぐちゅっ♡ ぬちゅっ♡ ぱんっ♡♡ 「あんっ♡♡ 奥っ♡♡ 奥当たるっ♡♡♡」
凛の脚が俺の腰に巻きつく。もっと奥へと求めるように。 「もっとっ♡♡ もっと強くっ♡♡♡」
ぱんっぱんっぱんっぱんっ♡♡♡♡ ソファがぎしぎし軋む。深夜のリビングに肌がぶつかる音と凛の甘い声が響く。
「声出ちゃうっ……♡♡♡ みんなに聞こえちゃう……♡♡♡♡」
「いいよ。聞かせてやれ」 「やだっ♡♡♡ でも止まらないっ♡♡♡♡」
ぱんぱんぱんぱんぱんっ♡♡♡♡♡ 「イくっ♡♡♡♡ イっちゃうっ♡♡♡♡♡」 「俺も……!凛、中に出すぞ……!」 「出してっ♡♡♡♡ 中にっ♡♡♡♡ 全部出してっ♡♡♡♡♡」
ずんっずんっずんっ♡♡♡ 「イクっ♡♡♡♡♡」 「出るっ……!!」
びゅるっ♡♡ びゅるるっ♡♡♡ どくどくっ♡♡♡♡ 「んんんっ♡♡♡♡♡♡」
凛の中に熱い精液がどくどくと注がれる。 身体がびくびく痙攣しながらきゅうぅぅっと締め付ける。
「はぁ……♡♡ あったかい……♡♡♡♡」
凛が虚ろな目で幸せそうに微笑む。
ちゅっ♡ 「凛……最高だった……」 「私も……♡♡ すっごい気持ちよかった……♡♡♡」
繋がったまま、しばらくキスを交わす。 まだ俺の中の熱は収まっていなかった。凛の中で再び硬くなっていく。
「……まだ元気なの?♡」
「凛が可愛すぎるから」 「……♡♡♡」
「今度は……私が動く♡」
凛が俺を押し返して馬乗りになった。繋がったまま体勢を変える。
ずるっ……ずぷっ♡♡ 「んっ♡♡♡ この体勢……奥まで入る……♡♡♡♡」
凛が背筋を伸ばして俺を見下ろす。 黒い長髪が背中に流れ、薄暗い照明がシルエットを際立たせる。 (天使か……? いや、淫魔か……)
腰をゆっくり上下に動かし始める。 ずちゅっ♡♡ ずちゅっ♡♡ 「あっ♡♡ 自分で動くの……すごい♡♡♡♡」
胸が動きに合わせてたゆんたゆん♡♡ 俺は手を伸ばして揺れる胸を下から掴む。もにゅっ♡♡ 「ひゃっ♡♡♡ 胸揉みながらっ♡♡♡ ずるい♡♡♡♡」
凛の腰が激しくなる。 ぱんっ♡♡ ぱんぱんぱんっ♡♡♡ 自分の気持ちいいポイントを探すように腰をぐりぐり回す。
「あっ♡♡♡♡ ここっ♡♡♡♡ ここ当たるっ♡♡♡♡♡」
見つけたらしい。そこを重点的に擦り付けるように前後に動く。 ずちゅっずちゅっずちゅっ♡♡♡♡ 「気持ちいいっ♡♡♡♡ 悠真さんのっ♡♡♡♡ 最高っ♡♡♡♡♡」
俺の胸に両手をついて激しく腰を打ち付ける。 ぱんっぱんっぱんっぱんっ♡♡♡♡♡ 「また来るっ♡♡♡♡ イっちゃうっ♡♡♡♡♡」 「俺ももう……!」 「一緒にっ♡♡♡♡♡ 一緒にイこっ♡♡♡♡♡♡」
ぱんぱんぱんぱんぱんっ♡♡♡♡♡♡ 「イくっ♡♡♡♡♡♡ イくイくイくっ♡♡♡♡♡♡♡」 「凛っ……!中に出すっ……!!」
俺は凛の腰をがっしり掴んで深く突き上げた。 ずんっ♡♡♡♡
びゅるるっ♡♡♡♡ どくどくどくっ♡♡♡♡♡♡ 「んんんんっ♡♡♡♡♡♡♡♡」
2回目の中出し。さっきより更に奥にどくどくと注ぎ込む。 凛がぶるぶる震えて、がくんと俺の上に倒れ込んだ。
「はぁ……♡♡♡ すごかった……♡♡♡♡♡」
凛が俺の胸に顔を埋める。汗ばんだ肌、伝わる心臓の鼓動。
「悠真さん……♡」
「ん?」 「……幸せ♡♡」
凛がぎゅっと抱きつく。俺も抱きしめ返した。 しばらくそのまま、二人で動けなかった。
気がつくと薄い光がカーテンから差し込んでいた。朝の7時。 ソファの上で毛布にくるまって眠っていたらしい。
凛が俺の腕の中ですやすやと眠っている。寝顔が天使すぎる。 (昨日のあれ、夢じゃないよな……?) 腕の中の温もりが夢じゃないことを証明している。
凛のまつげがぴくっと動いた。ゆっくり目が開く。俺と目が合う。
「……おはよう」
「……おはよう♡」照れくさそうに微笑む。昨夜の大胆さはどこへやら。耳が真っ赤。
「あの、昨日は……♡」
「凛」 「な、なに?♡」
俺は凛の頬に手を当てて、まっすぐ目を見た。
「昨日、酔ってたからってことにしていいって言ったけど、やっぱりなしで。酔ってたとか関係ない。俺、凛のことが好きだ。付き合ってほしい」
凛の目が大きく見開かれた。じわじわと潤んでいく。
「……ばか♡♡ 朝から泣かせないでよ♡♡」
目からぽろぽろ涙がこぼれる。でもとびきりの笑顔。 「私も好きだよ、悠真さん♡♡♡」
俺は凛を抱きしめてキスをした。朝の柔らかい光の中で、穏やかなキス。
「同居人にバレたらやばくない?」
「あー、確かに♡」 「夜のこととかバレそうだし」 「それは悠真くんが私をイかせすぎるのが悪い♡♡」 「……悠真くんって。急にどうした」 「だって彼氏だし♡♡♡」
(可愛すぎか)
「バレたらバレたでいいか」
「うん♡♡ 堂々としてよう♡♡♡」
笑いながら毛布から出て、リビングを片付ける。 空き缶を捨てて毛布を畳んで。
「朝ごはん作ろっか♡」
「凛、料理できるの?」 「失礼な♡♡ 目玉焼きくらいできるよ♡♡」 「レパートリーが心配すぎる」 「うるさい♡♡♡」
キッチンで並んで朝ごはんを作る。目玉焼きとトースト、インスタント味噌汁。 それだけのことがこんなに幸せに感じるとは。
「今日どこかデートしない?♡♡」
「いいよ。どこ行きたい?」 「下北沢でぶらぶら♡♡♡」 「地元すぎるだろ」 「いいじゃん♡♡ 近場デートも楽しいよ♡♡♡」 「……凛と一緒ならどこでもいいか」 「きゃっ♡♡♡♡ 何それ♡♡♡♡」
凛が嬉しそうに腕にしがみつく。
終電を逃したあの夜。リビングで缶チューハイ片手に始まった関係。 酔いのせいだったかもしれない。でも朝の光の中で凛の笑顔を見て確信できる。 あの夜起きたことは全部、本物だった。
「ねぇ悠真くん♡」
「なに?」 「今夜は……私の部屋に来る?♡♡♡」 「……よろこんで」 「ふふっ♡♡♡♡」
こうして俺のシェアハウス生活は一変した。 挨拶だけだった美人同居人は、世界で一番可愛い彼女になった。
ちなみに他の住人にバレたのは3日後。 凛の部屋から聞こえる声がうるさかったかららしい。
「篠原くんと水瀬さん、付き合ってるでしょ」
朝のリビングで全員に詰められたとき、凛は真っ赤な顔で俺の後ろに隠れた。 「……すみません」と頭を下げたら、「お似合いだと思ってたよ!」と全員が笑った。
最高のシェアハウスだ。 終電を逃したあの夜に、感謝。
― 終 ―