シェアハウスの美人管理人さんの日曜料理教室に通い続けたら両想いになった話

2026.06.12NEW

21分で読了

俺、葉山一輝、24歳。新卒2年目の銀行員。 都内の三階建てシェアハウスに住み始めて、まだ一ヶ月も経っていない。

引っ越しの決め手は家賃と立地。それと、内見のとき案内してくれた管理人さんがやけに優しかったこと。……まあ、最後のはあとから自覚した理由だ。

入居して三日目の夜、俺はやらかした。 生まれて初めてカレーを一から作ろうとして、煮込んでいる間にスマホをいじり始めたのが運の尽き。 気づいたら共用キッチンが煙だらけだった。

ピーーーッ、ピーーーッ。

火災報知器が甲高く鳴り響く。 俺は鍋を持ったまま固まった。鍋底は真っ黒。中身は炭。

(終わった。入居三日でボヤ騒ぎとか、追い出されるやつだ)

廊下を駆けてくる足音。共用キッチンのドアが勢いよく開いた。

「葉山くん、大丈夫っ?」

小野寺琴音さん、28歳。このシェアハウスの住み込み管理人。 パジャマの上にカーディガンを羽織って、髪も少し乱れている。それでも息を呑むほど綺麗だった。

琴音さんは状況を一瞬で把握すると、換気扇を全開にして、窓を開けて、報知器の警報を止めた。 手際が良すぎて、俺は突っ立っているだけだった。

「……はい、深呼吸して。火は出てないから大丈夫」

「すみません……本当にすみません……」

「謝らなくていいよ。怪我は?」

「ないです」

「ならよかった」

琴音さんが、ふっと笑った。低めの、落ち着いた声。 怒られると思っていたのに、その笑い方があまりにも柔らかくて、俺は逆に泣きそうになった。

「でもこの鍋は、もう成仏かな」

「……はい」

「葉山くん、料理は?」

「ゼロです。今日が人生初の自炊で、この有様で」

「なるほどね」

琴音さんは炭になった鍋を覗き込んで、それから俺をまっすぐ見た。

「じゃあ決めた。葉山くん、しばらく私が預かる」

「……預かる?」

「日曜の朝に料理教室やってるの。希望者だけだけど。あなたは強制参加ね」

「教室……」

「火を出されたら私の管理責任だから。包丁の握り方から叩き込みます」

有無を言わさぬ口調だった。 でも目は笑っていた。子供を叱るときの、お姉さんの目。

「……よろしくお願いします」

「はい、よろしい」

こうして俺は、人生で一番美人な先生のもとで、料理を習うことになった。

最初の日曜の朝、共用キッチンには俺を含めて五人いた。 俺、それから二階の大学院生、三階のフリーランス、一階の看護師さん、そしてもう一人。 みんな琴音さんの料理教室の常連らしかった。

「はい、おはよう。今日は基本の和食ね。だしの取り方から」

エプロン姿の琴音さんが、こんぶと鰹節を並べる。 髪をひとつにまとめて、袖をまくって。 それだけのことなのに、絵になりすぎていて目が離せなかった。

(いや、料理に集中しろ)

俺は自分に言い聞かせて、おそるおそる包丁を握った。人参の千切り。簡単そうに見えて、全然できない。

「葉山くん、力入りすぎ。包丁は引いて切るの」

「引いて……?」

「そう。押すんじゃなくて、手前に引く。リズムで」

トントントン、と琴音さんが見本を見せる。人参が均一な細さに。俺のは太かったり細かったり、まるで別の野菜だった。

「葉山くん、めっちゃ不器用だね」

一階の看護師さんが笑う。

「自覚あります……」

「最初はみんなそう。私だってカフェ入りたての頃は指切ってばっかりだったよ」

「えっ、琴音さんでも?」

「そりゃそうでしょ。誰だって最初は下手なの」

その一言で、少しだけ肩の力が抜けた。 琴音さんはそういう人だった。できないことを責めずに、隣で待ってくれる。

その日の和食は正直ぐちゃぐちゃだったけど、自分で作っただし巻き卵は、形は崩れていてもちゃんと甘くて美味しかった。

「ほら、できるじゃん。火を出さなきゃ何でもできる」

「火のくだりは一生言われるんですね」

「当然。私の中の伝説だから」

くすくす笑う琴音さんを見て、俺は来週もここに来たいと思った。 それは料理のためだったか、それとも——その時はまだ、よくわからなかった。

週が経つごとに、参加者は減っていった。 院生は修論、フリーランスは地方案件、看護師さんは夜勤シフトの変更。 六月の半ば、共用キッチンに残っていたのは——俺一人だった。

「……俺だけになっちゃいましたね」

「みんな忙しいからね。葉山くんは続いてて偉い」

「先生がいいからです」

「お、言うようになったね」

琴音さんが、からかうように俺の脇腹を肘でつついた。 触れた瞬間、心臓が大きく跳ねた。

その日のメニューは、肉じゃがだった。 じゃがいもの面取りを教わっている時、琴音さんが俺の後ろに立った。

「葉山くん、猫の手。猫の手、できてないよ?」

「ね、猫の手?」

「指、丸めて。こう」

琴音さんが後ろから俺の左手に自分の手を重ねた。 背中に、彼女の体温がぴったりと触れる。 肩越しに、シャンプーの甘い匂いが鼻先をくすぐった。

(——近い。近すぎる)

「指の第一関節を立てて、爪を引っ込めるの。そうすれば包丁が当たっても切れない」

「は、はい……」

「で、右手はこう。引いて切る。覚えてる?」

琴音さんの右手が俺の右手に重なって、一緒に包丁を動かす。 トン、トン、と。 じゃがいもが切れていく。でも俺の頭はじゃがいもどころじゃなかった。

心臓の音が、彼女に聞こえているんじゃないかと思った。 それくらい、ばくばくと鳴っていた。

「ね、できるでしょ?」

「……はい」

「葉山くん、顔赤くない?」

「き、キッチン暑いんで」

「ふふ、そういうことにしといてあげる」

琴音さんがすっと離れた。背中に残った温もりだけが、しばらく消えなかった。

肉じゃがが煮えるのを待つ間、琴音さんがコーヒーを淹れてくれた。 教室のあと、二人でカウンターに並んでまかないの一杯を飲むのが、いつの間にか習慣になっていた。

「私ね、いつか自分の店を持つのが夢なの」

「お店?」

「うん。小さなカフェ。ランチもやって、夜は一杯飲めるみたいな」

琴音さんはマグカップを両手で包んで、少し遠い目をした。

「元々カフェで働いてたんだけど、お店が閉まっちゃって。それで、いつか自分でって」

「いいですね。琴音さんの料理、めちゃくちゃ美味しいし」

「……ほんと?」

そこで、彼女の声のトーンが変わった。落ち着いたお姉さんじゃなくて、急に年下みたいに不安げに。

「夢の話、人にすると馬鹿にされそうで、あんまり言わないんだけどね」

「馬鹿になんかしませんよ」

「……うん。ありがと」

肉じゃがが、いい匂いを漂わせ始めた。 この人の夢を応援したい、料理だけじゃなくてもっと役に立ちたい——それで、つい余計な一言を口にした。

「あの、俺、銀行員なんで。開業資金とか、融資のこと、相談乗れますよ」

「えっ、ほんとに?」

「ほんとです。事業計画書とか、作るの手伝えます」

「葉山くん……」

琴音さんの目が、さっきの不安げな顔が嘘みたいに、ぱっと輝いた。

「すごく嬉しい。お願いしてもいい?」

「もちろんです」

その夜から、俺たちの関係に新しい時間が加わった。深夜のキッチンで、二人で事業計画書を作る日々だ。 平日の夜、仕事から帰ると共用キッチンの灯りがついている。 琴音さんが新メニューの試作をしながら、俺を待っているのだ。

「おかえり、葉山くん。お疲れ様」

「ただいま帰りました。今日も試作?」

「うん。あと、この前の数字、見てくれる?」

ノートパソコンを広げて、二人で数字とにらめっこする。 初期投資、月の家賃、原価率、損益分岐点。 琴音さんは料理の天才だけど、数字の話になると途端に苦手そうな顔をした。

「げんかりつ……って、なんだっけ」

「材料費を売値で割ったやつです。カフェなら三割が目安ですね」

「葉山くん、ほんと頼りになる」

「これくらいなら朝飯前です」

「朝飯は私が作ってあげる」

「……それは役得ですね」

深夜のキッチンは、二人だけの秘密基地みたいだった。 試作のスープを味見して、感想を言って、計画書の数字を埋めていく。その時間が、どんどん特別になっていった。

ある日曜の朝、料理を教わっていると、修論が一段落した二階の大学院生が久しぶりに顔を出した。

「あれ、管理人さん、なんか今日のメニュー気合い入ってない?」

「そう?いつも通りだけど」

「いや、明らかに。葉山くんの曜日だけ気合い入ってるよね、最近」

「……っ」

琴音さんが、わかりやすく固まった。 そして耳まで赤くなった。

「あ、図星だ」

「ち、違うから。葉山くんは火を出した前科があるから、特別指導なだけ」

「その設定まだ生きてるんですか」

「生きてます」

大学院生がにやにやと去って、キッチンに二人きりになった。

(気合い入ってる、俺の曜日だけ……?)

ちらりと琴音さんを見ると、向こうも俺を見ていて、二人して目を逸らした。 意識し始めると、もう止まらなかった。 後ろから手を直されるたび、コーヒーを淹れてもらうたび、俺の心臓は限界で。 たぶん琴音さんの方も、同じだったんだと思う。

七月に入った、ある深夜。 俺がキッチンに行くと、琴音さんが鍋の前で真剣な顔をしていた。

「葉山くん、ちょうどよかった。新メニュー、試食係に任命します」

「光栄です。何ですか?」

「店の看板にしたいスープ。一週間ずっと試作してて、やっと納得いくのができたかもしれない」

小皿に、とろみのあるスープがよそわれた。 湯気が立っている。優しい色をしていた。

俺は一口、口に運んだ。

——美味しかった。 ただ美味しいんじゃなくて、心がほどけるような味だった。 彼女がどれだけこのスープに時間をかけたか、味から伝わってくるみたいだった。

「……美味しい。すごく、美味しいです」

その瞬間、琴音さんの目に、みるみる涙が盛り上がった。

「……ほんと?」

「ほんとです。これ、絶対看板になりますよ」

「よかった……」

ぽろっと、一粒こぼれた。 いつも余裕のあるお姉さんが、子供みたいに泣いていた。

「ごめん、なんか……葉山くんが美味しいって言ってくれると、すごく安心しちゃって」

「琴音さん」

「ずっと不安だったの。私の料理で、ほんとに店なんてやっていけるのかなって」

「やっていけます。俺が保証します」

俺は思わず、彼女の頬を伝う涙を指で拭った。 触れた瞬間、琴音さんがびくっとして、でも逃げなかった。

至近距離で、見つめ合う。 深夜のキッチン。換気扇の低い音だけが響いている。 彼女の濡れた瞳が、揺れていた。

「……葉山くん」

「はい」

「年下だからって、ずっと遠慮してたんだけどな」

「……え?」

次の言葉を待つ前に、琴音さんが背伸びをして、俺の唇に自分の唇を重ねた。

ちゅ。

不意打ちだった。 柔らかくて、少しだけスープの甘い味がした。

琴音さんが顔を離して、自分でも驚いたみたいに口を押さえた。

「……ごめん。私、なにを」

「琴音さん」

「年上が年下に手を出すとか、よくないよね。忘れて——」

「忘れません」

今度は俺から、彼女の頬に手を添えてキスをした。

ちゅっ……んっ……

さっきより深く。 琴音さんの身体から、ふっと力が抜けた。 俺のシャツの胸元を、きゅっと掴んでくる。

ちゅ……ちゅぷ……

舌で唇をなぞると、彼女の口がそっと開いた。 れろ……ちゅるっ……

「んっ……♡」

おずおずと、琴音さんの舌が絡んでくる。 いつもお姉さんな彼女が、俺の腕の中で、小さく震えていた。

「琴音さん、好きです。ずっと前から」

「……私も。葉山くんのこと、ずっと」

ちゅるるっ……ちゅぷっ……

深夜のキッチンで、何度も唇を重ねた。 コーヒーの匂いと、スープの匂いと、彼女の匂い。

「……ここじゃ、誰か来ちゃうかも」

「……」

「私の部屋、来る?」

俺は黙って頷いた。 琴音さんが俺の手を取って、管理人室へと歩き出す。 その手が、少しだけ震えていた。

管理人室は、共用部とは別の奥まった一室だった。入るのは初めてだ。 小さな本棚に料理本がぎっしり並んで、窓辺にハーブの鉢。彼女らしい、温かい部屋だった。

ドアを閉めた瞬間、俺は琴音さんを抱き寄せた。

「あっ……♡」

もう一度キスをして、ゆっくりベッドに座らせる。 間接照明に照らされた琴音さんは、いつもより無防備で、色っぽかった。

「琴音さん、めちゃくちゃ綺麗です」

「……年上をからかわないの」

「本気ですよ」

「……ばか♡」

エプロンを外して、ルームウェアのボタンに手をかける。 一つ、二つと外していくと、白い肌と、レースの下着が覗いた。

「あんまり……見ないで♡ 恥ずかしい」

「無理です。綺麗すぎて」

ルームウェアを脱がせると、彼女の身体が露わになった。 柔らかそうな胸、くびれた腰。 いつもエプロンの下に隠れていた身体が、こんなに女性らしいなんて。

ブラのホックを外す。ぷつん。 形のいい胸がこぼれ落ちた。先端が、すでにつんと尖っている。

「やっ……見つめないでってば♡」

「綺麗だから無理です」

「もう……♡」

そっと両手で胸を包む。 ふにっ……

「んっ……♡」

手のひらに、柔らかい弾力が伝わる。 ゆっくり揉みながら、先端を指でつまんだ。 こりっ……こりこりっ……

「ひゃっ……♡♡ そこっ……♡」

びくんと、琴音さんの身体が跳ねた。 左の乳首を指で転がしながら、右に口を寄せる。 ちゅっ……れろ……ちゅぱっ……

「んあっ♡♡ だめっ……♡ 声、出ちゃう……♡♡」

琴音さんが手の甲で口を押さえた。 いつもの低い落ち着いた声が、甘く裏返っていく。

左右交互に吸いながら、空いた手でもう片方を揉みしだく。 じゅるっ……ちゅぱっ……

「はぁっ♡ あっ♡ 葉山くんっ……♡♡」

「一輝、でいいです」

「……一輝くん♡」

名前を呼ばれただけで、全身に電気が走った。 俺の手が、彼女のショーツの腰のラインに触れる。

「下も、いいですか」

「……うん♡」

ショーツに指をかけて、ゆっくり引き下ろす。 内ももが、すでにじっとりと濡れていた。

「もう濡れてますね」

「言わないでよ……♡ 恥ずかしいんだから……♡」

膝をそっと開かせる。 薄い茂みの下で、花弁が蜜にてらてらと光っていた。

「あんまり……見ないで♡」

「綺麗ですよ、すごく」

花弁にそっと指を這わせる。くちゅ……

「ひあっ♡♡」

すじに沿って上下になぞると、蜜があふれてくる。 くちゅ……くちゅ……

「あっ♡ んっ♡ そこ……♡♡」

小さな突起を探り当てて、指先で転がした。 くりっ……くりくりっ……

「んんっ♡♡♡ それっ……♡♡ だめっ……♡」

腰がびくびくと跳ねる。 クリを刺激しながら、中指をゆっくり沈めていく。 ずぷっ……

「んああっ♡♡♡」

中は熱くて、ぬるぬるで、きゅうっと指を締め付けてきた。 ぐちゅ……ぐちゅぐちゅ……

「あっ♡ 指っ♡ 入ってる……♡♡」

指を曲げて、上の壁のざらついた場所をこする。 ぐりぐりっ……

「ひぃっ♡♡♡ そこっ♡♡ すごいっ……♡♡♡」

Gスポットをこすりながら、親指でクリも同時に弄る。

「あっ♡♡ 両方はっ♡♡♡ おかしくなるっ……♡♡」

琴音さんの身体が、がくがくと震え始めた。 お腹がぴくぴくと痙攣する。

「いくっ♡♡♡ 一輝くんっ♡♡♡ いっちゃうっ……♡♡♡♡」

びくんっ♡♡♡♡

きゅうぅぅっと指を締め付け、蜜がじゅわっと溢れて俺の手を濡らした。 琴音さんが、力が抜けたようにベッドに沈み込む。

「はぁ……♡ はぁ……♡♡」

「気持ちよかったですか」

「……うん♡♡ すごかった……♡」

息を整えた琴音さんが、ゆっくり身体を起こした。 そして、潤んだ瞳で俺を見上げる。

「一輝くんも……気持ちよくなって♡」

彼女の細い指が、俺のベルトに伸びた。 パンツを下ろすと、限界まで張り詰めたものが飛び出した。

「わっ……♡♡ 大きい……♡」

細い指が、根元からそっと握る。きゅっ。

「すごく硬い……♡」

「琴音さんがエロすぎるんで」

「もう……♡」

ゆっくり上下に手を動かす。しゅっ……しゅっ…… 琴音さんが顔を近づけて、先端にちゅっとキスを落とした。

「ぴくって動いた♡ 可愛い」

舌を出して、ぺろぺろと舐め始める。 れろ……ちゅるっ…… カリの部分を重点的に、裏筋を下から上へ。

「……やばい、気持ちいいです」

口を大きく開けて、ぱくっと咥え込んだ。 ずぷっ……ちゅぱっ……じゅるっ……

「んっ♡ んむっ♡ んぷっ……♡」

頭をゆっくり上下に動かす。 まとめていた髪がほどけて、さらさらと揺れた。 いつも料理を教えてくれる口が、俺のものを夢中で咥えている。 その光景だけで、頭が焼き切れそうだった。

「琴音さん、待って。このままだと出ちゃう」

口を離した琴音さんが、唾液の糸を引いて、上目遣いで見上げる。

「……一輝くんが欲しい♡」

「俺もです」

琴音さんをベッドに横たえて、脚の間に身を置いた。 先端が、入り口にぬるりと触れる。 たっぷりの蜜で、もうぬるぬるだった。

「ゴム、持ってきます?」

「……今日は大丈夫な日だから♡ このまま……来て♡」

(年下に、こんなに乱れちゃうなんて)

俺はゆっくり、腰を進めた。

ずぷっ……

「ぁあああっ♡♡♡♡」

熱い。 きゅうぅっと、彼女の中が締め付けてくる。

「琴音さん、中、すごい……」

「おっきい……♡♡ 奥まで来てる……♡♡♡」

ずず……ずずずっ…… ゆっくり、最奥まで押し込んでいく。

「んんっ♡♡♡ いっぱい……♡♡♡ 届いてる……♡♡」

隙間なく、彼女に包み込まれた。 しばらくそのまま、二人で呼吸を整える。

「動きますね」

「うん……♡ ゆっくり……♡」

ずちゅっ♡ ずちゅっ♡♡

「あっ♡♡ あっ♡♡ んっ♡♡♡」

ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんぱんっ♡♡ リズムを作って、腰を打ちつける。

「一輝くんっ♡♡ 気持ちいいっ……♡♡♡」

「琴音さんの中も、めちゃくちゃ気持ちいいです」

ぱんぱんぱんっ♡♡♡ だんだん速くなっていく。 ぐちゅっ♡ ぬちゅっ♡ ぱんっ♡♡

「あんっ♡♡ 奥っ♡♡ 奥に当たるっ……♡♡♡」

普段お姉さんな琴音さんが、年上の余裕をどんどん失っていく。 眉を寄せて、口を半開きにして、俺にしがみついてくる。

「やだっ……♡♡ 私、こんな……♡♡♡」

「可愛いです、琴音さん」

「言わないでっ♡♡♡ 恥ずかしいのに止まんないっ……♡♡♡♡」

琴音さんの脚が、俺の腰に巻きついた。 もっと奥へ、と求めるように。

「もっとっ♡♡ もっと強くしてっ……♡♡♡」

ぱんっぱんっぱんっぱんっ♡♡♡♡ ベッドがぎしぎしと軋む。 深夜の管理人室に、肌のぶつかる音と彼女の甘い声が満ちていく。

「声っ♡♡♡ 出ちゃうっ……♡♡ 外に聞こえちゃうっ……♡♡♡♡」

「我慢しなくていいです」

「やだっ♡♡♡ でも止まらないっ……♡♡♡♡」

ぱんぱんぱんぱんっ♡♡♡♡♡

「いくっ♡♡♡♡ もうっ♡♡♡♡ いっちゃうっ……♡♡♡♡♡」

「俺も……っ、琴音さん、中に出していいですか」

「出してっ♡♡♡♡ 中にっ♡♡♡♡ 全部っ……♡♡♡♡♡」

ずんっずんっずんっ♡♡♡

「イクッ♡♡♡♡♡」

「出ます……っ!」

びゅるっ♡♡ びゅるるっ♡♡♡ どくどくっ♡♡♡♡

「んんんっ♡♡♡♡♡♡」

彼女の最奥に、熱いものがどくどくと注ぎ込まれる。 琴音さんの身体がびくびくと痙攣して、きゅうぅぅっと締め付けてきた。

「はぁ……♡♡ あったかい……♡♡♡♡」

虚ろな目で、琴音さんが幸せそうに微笑む。 俺はそっと、その唇にキスを落とした。

ちゅっ♡

「琴音さん、最高でした」

「……私も♡♡ すごく、よかった……♡♡♡」

繋がったまま、しばらくキスを交わす。 だけど俺の熱は、まだ収まっていなかった。 彼女の中で、もう一度硬くなっていく。

「……え♡ まだ、元気なの?♡」

「琴音さんが可愛すぎるんで」

「……もう♡♡♡」

琴音さんが、いたずらっぽく笑った。 さっきまでの乱れた表情から、少しお姉さんの余裕が戻ってくる。

「じゃあ……今度は私が動いてあげる♡」

俺を押し返して、繋がったまま馬乗りになる。 ずるっ……ずぷっ♡♡

「んっ♡♡♡ この体勢……奥まで入る……♡♡♡♡」

背筋を伸ばして、琴音さんが俺を見下ろした。 ほどけた髪が背中に流れて、間接照明にシルエットが浮かび上がる。

(綺麗すぎる……)

腰を、ゆっくり上下に動かし始める。 ずちゅっ♡♡ ずちゅっ♡♡

「あっ♡♡ 自分で動くと……♡♡ すごいっ……♡♡♡」

動きに合わせて、胸がたゆんたゆんと揺れた。 俺は手を伸ばして、揺れる胸を下から掴む。 もにゅっ♡♡

「ひゃっ♡♡♡ 揉みながらっ♡♡♡ ずるいっ……♡♡♡♡」

琴音さんの腰の動きが、だんだん激しくなる。 気持ちいいポイントを探すように、ぐりぐりと腰を回した。

「あっ♡♡♡ ここっ♡♡♡ ここ当たるっ……♡♡♡♡」

見つけたらしい。 そこを擦りつけるように、前後に腰を振る。 ずちゅっずちゅっずちゅっ♡♡♡♡

「気持ちいいっ♡♡♡♡ 一輝くんのっ♡♡♡♡ 奥に届くのっ……♡♡♡♡♡」

俺の胸に両手をついて、激しく腰を打ちつける。 ぱんっぱんっぱんっぱんっ♡♡♡♡♡

「また来るっ♡♡♡♡ いっちゃうっ……♡♡♡♡♡」

「俺ももう……っ」

「一緒にっ♡♡♡♡♡ 一緒にいこっ……♡♡♡♡♡♡」

ぱんぱんぱんぱんぱんっ♡♡♡♡♡♡

「いくっ♡♡♡♡♡♡ いくいくいくっ……♡♡♡♡♡♡♡」

「琴音さん……っ、また中に出します……!」

俺は彼女の腰をがっしり掴んで、下から深く突き上げた。 ずんっ♡♡♡♡

びゅるるっ♡♡♡♡ どくどくどくっ♡♡♡♡♡♡

「んんんんっ♡♡♡♡♡♡♡♡」

二回目を、さっきよりもっと奥に注ぎ込む。 琴音さんがぶるぶる震えて、がくんと俺の上に倒れ込んできた。

「はぁ……♡♡♡ すごかった……♡♡♡♡♡」

汗ばんだ肌が触れ合って、心臓の鼓動が伝わってくる。 琴音さんが、俺の胸に顔を埋めた。

「一輝くん……♡」

「はい」

「……幸せ♡♡」

ぎゅっと抱きついてくる琴音さんを、俺も強く抱きしめ返した。 しばらく、二人とも動けなかった。

気がつくと、窓の外がうっすら白み始めていた。 朝の五時。俺たちは毛布にくるまって、ずっと寄り添っていた。

「……寝ちゃってたね、私たち」

「みたいですね」

「ねえ、一輝くん。年下の人を好きになるとか、ないと思ってたんだけどな」

琴音さんが、照れくさそうに笑った。 昨夜の大胆さはどこへやら、耳が真っ赤になっている。

「迷惑でしたか」

「……まさか。すごく、嬉しい♡」

ちゅ、と軽く唇を重ねて、俺たちはもう一度笑い合った。

それから三週間後。琴音さんの開業物件の、契約日が来た。 俺が事業計画書を手伝った甲斐あって融資も通り、日当たりのいい角地のテナントが、彼女の理想の店になる。

契約を終えて、まだ何もないがらんとした店内に、二人で立つ。

「……ここに、私のお店ができるんだ」

「おめでとうございます、琴音さん」

「全部、一輝くんのおかげ」

「料理を作るのは琴音さんですよ。俺は数字の手伝いをしただけです」

「ううん。あなたがいなかったら、私、一歩も踏み出せなかった」

琴音さんが、まっすぐ俺を見た。 あの日の、不安げな顔じゃない。 夢を掴んだ、強い目だった。

「ねえ、一輝くん。お願いがあるんだけど」

「なんですか」

「店の常連第一号と、彼氏。両方やってくれる?♡」

一瞬、言葉の意味が遅れて飲み込めた。 そして、じわじわと胸に広がっていく。

「……それ、付き合おうってことですか」

「うん。年上からこんなこと言うの、勇気いるんだから。早く返事して♡」

「もちろんです。両方、喜んで」

琴音さんの目が、ぱっと輝いて、それから潤んだ。

「……っ♡♡ やった♡♡」

がらんとした店内で、彼女が俺に飛びついてきた。 俺はしっかり受け止めて、抱きしめる。

「ここ、オープンしたらね、葉山くんの席、いつも空けておくから♡」

「じゃあ毎日通います」

「毎日?彼氏割は……特別にキスで払ってもらおうかな♡」

「破格ですね」

「年上の彼女は気前がいいの♡」

くすくすと笑う琴音さんが、可愛くて仕方なかった。

「そういえば、看板スープに名前つけたいんだけど」

琴音さんが、ふと思いついたように言った。

「あの、俺が泣きそうになったやつですね」

「あら、ちゃんと泣いてたって私の記憶では」

「捏造です」

「ふふ♡ 名前は、二人で考えよっか♡」

火災報知器を鳴らしかけた、あの夜。炭になった鍋を覗き込んだ琴音さんの、優しい笑顔。 包丁の握り方も知らなかった俺が、気づけば、世界で一番美味しい料理を作る人の彼氏になっていた。

「ねえ、一輝くん。今夜、お祝いに何か作るね。リクエストある?♡」

「じゃあ……カレー、教えてください」

「カレー?」

「あの日、焦がしたやつのリベンジです。今度はちゃんと、火、見てるんで」

「ふふっ♡ いいよ。二人で作ろう♡」

夕暮れの店内で、俺たちは並んで未来の話をした。 日曜の料理教室は、これからも続く。 ただし、生徒は俺一人で、先生はもう——俺の彼女だ。

― 終 ―


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