大学二年の春。
俺、高瀬奏太(たかせ そうた)はギターを抱えて軽音サークル「Reverb」の部室にいた。 四畳半のプレハブ小屋。壁にはライブのフライヤーが貼られて、隅にはドラムセットとアンプの山。
新しくバンドを組みたいのに、ボーカルだけ見つからない。 ギターは俺、ベースは同級生の木下、ドラムは後輩の田村──あとは歌い手だけだった。
「奏太、新歓ライブの出演締め切り来週だぞ」
部長の山口さんに急かされて頭を抱えていたその時──
ガラッと部室のドアが開いた。
「すみません、軽音サークルってここですか?」
逆光。春の陽射しをバックに、女が一人立っていた。
(……は?)
鮮やかなワインレッドのショートボブ。耳にシルバーのピアスが三連。切れ長で大きな目。すっと通った鼻筋。チェリー系のリップ。 黒のバンドTシャツ──ONE OK ROCKのツアーT──にデニムのスキニー。Tシャツの上からでもはっきりわかる胸の膨らみ。くびれたウエストから長い脚がすらっと伸びている。
ロック系美人。それ以外の表現が見つからなかった。
「新二年の宮野瑠花(みやの るか)です。転部で来ました。ボーカル志望で」
「歌、聴かせてもらっていい?」
瑠花がスマホで音源を流し、ELLEGARDENの「Missing」を歌い始めた。
低音はハスキーでざらっとした色気。サビに入ると一気に突き抜ける声量。四畳半のプレハブがびりびり震えた。
「俺とバンド組まない?」
気づいたら立ち上がって言っていた。
「マジですか!? めっちゃやりたい♡」
こうして俺たちのバンド「Stray Bullet」が始まった。
バンド名は瑠花の提案。「弾丸みたいに真っ直ぐ刺さる音楽がしたい」って。
新歓ライブまで三週間。セットリストはカバー三曲とオリジナル一曲。 オリジナルは俺が作曲、瑠花が作詞。二人で曲を作ることになった。
「スタジオだと他のバンドもいるし、俺の部屋で良い?」
「うん♡ なんかバンドっぽくてテンション上がる!」
大学から自転車五分のアパート。六畳一間にギター三本。 ローテーブルを挟んで向かい合い、俺がギターを弾いてメロディを提案し、瑠花が歌詞を書いていく。
「サビ、こんな感じは?」
「いいね! でもここ半音上げた方がエモくない?」
瑠花がその場で歌う。
「──届かない夜を 引き裂いて」
鳥肌が立った。
「それだ。最高」
「ほんと? やった♡」
横顔を盗み見る。伏し目の睫毛が長い。唇がリップで艶やかに光ってる。ふわっと甘い香水の匂い。
「奏太、見てないで弾いて♡」
「見てねーよ」
「嘘♡ さっきからちらちら見てた♡」
バレてた。この笑顔が反則的にかわいい。
それから毎日、二人で曲作り。講義が終わるとすぐ連絡を取り合って、夜まで一緒にいた。
曲作りの合間にいろんな話をした。瑠花がボーカルを志した理由。前のサークルが合わなかった話。 瑠花が考え込む時、唇をちょっと尖らせる癖がある。それがいちいち可愛い。
(好きだ。もう完全に好きになってる)
でも告白して気まずくなったらバンドが終わる。そう言い聞かせて、毎日を過ごした。
新歓ライブ当日。大学の学生ホール。キャパ三百に二百人以上。
バックステージで瑠花が衣装に着替えて出てきた。
(──息、止まった)
黒のオフショルダー。肩と鎖骨が露わで、Dカップの谷間がチラリ。タイトな黒スキニーに厚底ブーツ。スモーキーなアイシャドウに深紅のリップ。
ステージに立つロックボーカリストの顔。
「どう? 気合い入れてきた♡」
「……かっこいい」
瑠花が拳を突き出す。俺もコツンと合わせた。
照明が落ちる。
ダダダダンッ!!
一曲目スタート。会場が一瞬で沸いた。瑠花の声が爆発する。
「Come on!!」
三曲のカバーを畳みかけて、ラスト。オリジナル曲「Stray Bullet」。
俺と瑠花が二人で作った曲。イントロのギターリフに魂を込める。
瑠花がマイクを握り直し、歌い出す。
「──壊れそうな夜に 君の声だけが響く」
会場が静まった。
「届かない夜を 引き裂いて」
サビで全楽器が合流。轟音の上を瑠花の声が突き抜けていく。弾きながら泣きそうになった。
ラストのサビ。瑠花が叫ぶ。
「──この弾丸が届くまで 俺たちは止まらない!」
ジャアアアンッ!!
ウオオオオオオッ!!!
会場が爆発した。
瑠花が振り返って、俺を見た。汗で髪が額に張り付いて、目尻にうっすら涙。最高の笑顔。
「やったね、奏太♡」
──ああ。この笓間のために音楽やってる。
打ち上げは大学近くの居酒屋。サークルメンバー二十人以上で乾杯の嵐。
「Stray Bullet最高だったよ!」「瑠花ちゃんの歌ヤバすぎ!」
二時間飲んで、メンバーが二次会に流れ始めた。俺はパスした。
「じゃあ私もパスする♡」
瑠花が当然のように立ち上がる。周りがニヤニヤしてるけど、もう気にしなかった。
夜の十一時。四月の夜風が気持ちいい。桜並木の下を二人で歩く。
「私ね、ステージで歌ってる時、ずっと奏太のギター聴いてた。後ろから支えてくれてる感じがして……すごく安心した♡」
「俺も瑠花の声に引っ張られて、いつもより良いフレーズが出た」
「……ねぇ、奏太」
瑠花が足を止めた。桜の木の下。花びらがひらひら舞っている。
「私たちさ、バンドのパートナーとして最高だよね」
「ああ」
「……でも私、バンドだけじゃ足りないの」
いつもの強気な表情が少しだけ揺らいでいる。頬が赤い。
「好き。奏太のことが好き♡」
真っ直ぐな目。全力の声。
「──俺も好きだ。ずっと言えなかった。バンドが壊れるのが怖くて」
「ばか。壊れるわけないじゃん♡」
瑠花の目がふわっと潤んだ。
「来い」
瑠花の手を引いた。
「……どこ行くの?」
「俺の部屋」
瑠花がふっと笑った。
「うん♡」
部屋に入ってドアを閉めた瞬間、瑠花が俺の胸に飛び込んできた。
「ずっとこうしたかった……♡」
細い体。甘い香水。ステージの熱がまだ残っている体温。
瑠花の顔を両手で挟む。深紅のリップがツヤツヤ光っている。
「キス、していい?」
「……ステージじゃ聞かないくせに♡」
瑠花が目を閉じた。唇を重ねた。
ちゅ……っ♡
柔らかい。リップの甘い味。頭の中が真っ白になった。
もう一度。今度はもっと深く。舌先で触れると、瑠花の舌がおずおずと迎えに来る。
ん、ちゅる……じゅる、ちゅ……♡
「んん……♡ そうた……♡」
舌が絡み合う。瑠花の口の中は熱くて甘い。
れろ……ちゅ、んちゅ……ちゅるるっ♡
「ふぁ……っ♡ キス上手い……♡」
キスしながら瑠花の腰に手を回す。長いキスの後、唇を離した。透明な糸がキラリと光って切れる。
「はぁ……はぁ……♡」
瑠花の目がとろんとしている。
「瑠花。もっと触りたい」
「……うん♡ 奏太になら、全部見せたい♡」
瑠花をベッドに導いた。間接照明だけのオレンジ色の光。
黒のオフショルダーを脱がせると、黒のレースのブラジャー。セクシーなデザイン。その奥でDカップの胸がふわりと揺れた。
「……すげぇ」
「そんな食い入るように見ないで……♡」
ブラのホックを外す。カチリ。
ぷるんっ♡
形の良い胸が解放された。張りがあって、お椀型。薄いピンクの乳首がツンと上を向いている。
右手でそっと胸に触れた。
ふにゅ……♡
柔らかい。指が沈む。でも弾力があって押し返してくる。
「ひゃっ……♡」
両手で包み込むように揉む。
むにゅ、むにゅ……♡
「あ……♡ ん……っ♡」
親指で乳首をくるっと撫でた。
「ひぁっ♡」
びくんと体が震える。もう片方もコリコリと転がす。
「あっ♡ んんっ♡ 両方同時にやだぁ……♡」
乳首に唇を重ねて、舌でちろちろと舐める。
れろ、ちゅ……じゅる……♡
「ひあぁっ♡ おっぱい吸わないで……♡ へんになっちゃ……♡」
ちゅう……じゅるっ♡
吸い付くと瑠花の背中がぐっと反った。
「あああっ♡ ダメ、おっぱいだけで変になりそう……♡」
手をお腹に沿って下に滑らせ、スキニーのボタンを外した。脱がせると、黒のレースのTバック。
「Tバック……」
「見ないでっ……♡ ライブの日はテンション上がる下着にしちゃうの……♡」
Tバックの上から指でそっと撫でた。
くちゅ……♡
「ひぁっ♡ ……だって奏太がいっぱい触るから……♡」
レース越しに熱い湿り気が伝わる。Tバックをゆっくり脱がせた。
綺麗に整えられたそこは、蜜でてらてらと光っている。
「……綺麗だ」
「そんなとこまで言わないで……♡」
「舐めていい?」
「……うん♡」
瑠花の太ももの間に顔を埋めた。内ももにキスを落としながら、少しずつ中心に近づく。
「じらさないで……♡」
「ライブと一緒だ。じっくり盛り上げた方がいい」
「くぅ……♡」
舌を伸ばした。
ぺろ……♡
「ひぁぁっ♡」
くちゅ、れろ……ちゅ♡
花びらの間を舌先でゆっくりなぞる。溢れてくる蜜を舐め取る。
「あっ♡ あっ♡ 奏太っ……♡」
クリトリスを舌先でつんつんと弾く。
「ひぁあっ♡♡ そこダメぇ……♡」
ダメって言いながら、瑠花の手が俺の頭を押し付けてくる。
唇で挟んで、ちゅうっと吸った。
ちゅるるっ♡♡
「あああっ♡♡ 吸わないでぇ♡ イっちゃう♡」
舌先でくるくると回しながら吸い続ける。
じゅる、ちゅる、れろれろっ♡♡
「あっ♡ あっ♡ もうダメっ♡ イ──イくっ♡♡♡」
びくびくびくっ♡♡
瑠花の体が大きく震えた。じわっと蜜が溢れ出す。
「はぁっ♡ はぁっ♡ すごかった……♡ 舌上手すぎ……♡」
「……ねぇ奏太。今度は私にもさせて♡」
とろんとした目に、妖艶な光が宿る。
「座って♡」
ベッドの端に座ると、瑠花が俺の前に膝をついた。上目遣いの大きな目。
ジーンズとボクサーパンツを下ろされた。ばん、と跳ね上がる。
「……おっきい♡」
「ボーカルの喉、舐めんなよ?」
「大丈夫。喉には自信あるから♡」
瑠花が両手で根元を包んだ。細い指が絡みつく。
ぺろ……♡
先端を舌先でちろっと舐められた。電流が走る。
れろ、れろ……ちゅ♡
裏筋をすーっとなぞり、先端をくるくると舐める。
「気持ちいい?♡」
「……すげぇ気持ちいい」
瑠花が口を大きく開けて、先端を含んだ。
ずぷ……♡
温かい。柔らかい。唇と舌が絡みつくように包み込んでくる。
ちゅぷ、ちゅぷ……じゅるるっ♡
ワインレッドの髪が揺れる。舌が裏側をねっとり舐め上げながら、唇できゅっと締め付けてくる。
「やべ……瑠花、上手すぎ……」
「んふふ♡ ふぉーかりすとだかふぁ♡」
咥えたまま笑う。振動がたまらない。
ちゅぷ、ちゅぷ、じゅるるっ♡♡
ペースが上がる。奥まで咥え込んで、ゆっくり引き抜く。先端をちゅうっと吸う。
「瑠花、やべぇ……もう……」
ちゅぽんっと口を離した。先端が唾液で糸を引く。
「中で出して♡ 奏太の、中で感じたい♡」
瑠花をベッドに横たえた。白い肌。Dカップの胸が呼吸で上下している。長い脚の間に体を割り込ませる。
「ゴム……」
「いい。そのままがいい♡ ピル飲んでるから♡」
「……マジ?」
「マジ♡ 奏太とは、何も隔てたくない♡」
瑠花が両手を俺の首に回した。脚がゆっくり開かれる。先端を入り口に当てた。
「入れるぞ」
「うん……♡ 来て♡」
ずぷ……っ♡
「あっ……♡♡」
瑠花の中は熱くて、きつくて、とろとろに濡れている。吸い付くように絡みついてくる。
「はぁっ……♡ おっきい……♡ 中ぱんぱん……♡」
奥まで入れた。繋がった。
「瑠花……すげぇ気持ちいい……」
「私も……♡ 奏太が中にいる♡ 幸せ……♡」
ゆっくりと腰を動かし始めた。
ずちゅ、ずちゅ……♡
「あっ♡ あっ♡ ん……♡」
まるで大事なバラードを演奏するみたいに、丁寧に。
「もっと……♡」
ペースを上げる。
ぱん、ぱん……♡
「あっ♡ そこ……♡ いい……♡」
瑠花の脚が俺の腰に絡みつく。かかとが背中を押す。
「瑠花の中、最高……吸い付いてくる……」
「奏太のすごいんだもん……♡ 中ぜんぶ擦れて……あっ♡♡」
ぱん、ぱん、ぱんっ♡♡
腰を打ちつけるたびに、Dカップの胸がぷるんぷるんと揺れる。
「やぁっ♡ おっぱい揺れてるの見ないで……♡」
「無理。最高に揺れてる」
揺れる胸を揉みながら腰を振る。
むにゅん、むにゅん……♡
「ひぁっ♡♡ 揉みながらはずるいっ♡ 中もおっぱいも同時にダメぇ♡♡」
ぱんぱんぱんぱんっ♡♡
テンポがどんどん上がる。ライブのクライマックスみたいに。
ずちゅずちゅずちゅっ♡♡
「あっ♡ あっ♡ 奏太っ♡ 奏太っ♡♡」
「瑠花……!」
「やばっ♡ お腹の奥きゅうってなって……♡ イきそう……♡♡」
「俺も……っ」
「中に出してっ♡ 全部ちょうだい♡♡」
ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんぱんぱんっ♡♡♡
「イくっ♡ イくイくっ♡♡ 奏太と一緒にイっちゃうっ♡♡♡」
びくびくびくっ♡♡♡
瑠花の中がきゅうううっと締め付けてきた。俺も限界を超えた。
どくっ、どくっ、どくどくっ♡♡♡
「あああっ♡♡♡ あっつい……♡ 中に出てるぅ♡♡ いっぱい……♡♡♡」
腰を押し付けたまま、最後の一滴まで注ぎ込んだ。
「はぁっ♡ はぁっ♡ ……すごかった♡」
「最高だった」
「ライブの後にこんなことしちゃうなんて……♡ 最高の打ち上げだね♡」
「打ち上げって言うな」
「あはは♡」
──でもまだ終わりじゃない。
少し休んで水を飲んで。瑠花がベッドの上で四つん這いになった。
「ねぇ奏太♡ まだいけるでしょ?」
ワインレッドの髪の下から挑発するような目。白い背中からくびれたウエスト、丸いお尻へのカーブ。さっき注いだものが太ももを伝っている。
「ロックは一曲じゃ終わらない。アンコールがあるでしょ♡」
「それ俺のセリフだったんだけどな」
瑠花がお尻をくいっと持ち上げた。後ろから全部見える。蜜と精液でてらてらに光っている。
後ろから腰を掴んで、先端を当てる。
「いくぞ」
「来て♡♡」
ずぷぷぷっ♡♡
一気に奥まで。
「あっ♡♡♡ おくっ♡ いきなり奥まで……♡♡」
後ろからだと角度が違う。さらに奥に届いている。
「やばっ♡ この体勢やばいっ♡ すっごい奥に当たって……♡♡」
腰を引いて、打ち込む。
ぱんっ♡♡
「あぁっ♡♡」
ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡♡
リズミカルに叩きつける。瑠花のお尻がぱんぱんと弾む。くちゅくちゅという水音が部屋に響く。
「やぁっ♡ 音やばぁ……♡ えっちな音しすぎ……♡♡」
ペースを上げる。
ぱんぱんぱんぱんっ♡♡♡
「あっ♡ あっ♡ めっちゃ気持ちいいっ♡♡」
前に手を回して、揺れる胸を下から鷲掴みにした。
むにゅんっ♡♡
「ひぁあっ♡♡ おっぱい揉みながら突かないでぇ♡♡」
乳首をくりくり弄りながら、奥まで打ち込む。
ぱんぱんぱんぱんっ♡♡♡
「ダメっ♡ 頭おかしくなっちゃうっ♡♡」
瑠花の腕が崩れて、顔がシーツに埋まった。お尻だけが高く突き上がる。
「あひぃっ♡♡ 奥に当たってるっ♡♡♡」
ずちゅずちゅずちゅっ♡♡♡
「もうダメっ♡ またイっちゃうっ♡♡」
「俺も……瑠花の中きつすぎて……」
「中にっ♡ またいっぱい中にっ♡♡」
ぱんぱんぱんぱんぱんっ♡♡♡♡
アンコール最後のサビ。全力で。
「イくっ♡ 奏太と一緒にイきたいっ♡♡♡」
「瑠花──!」
「イっちゃうっ♡♡♡ イくうううっ♡♡♡♡」
びくびくびくびくっ♡♡♡♡
瑠花の中が痙攣するように締め付けてくる。俺も──
どくっ♡ どくっ♡ どくどくどくっ♡♡♡♡
「あああっ♡♡♡ またいっぱい出てるっ♡♡ お腹の中あっつい♡♡♡♡」
最後の一滴まで搾り取られた。瑠花がぷるぷる震えながらベッドに崩れ落ちる。俺もその上に倒れ込んだ。
「はぁっ♡ はぁっ♡ ……すごい♡ お腹あったかい……♡」
汗だくの背中に唇を落とした。
「瑠花。最高だった」
「うん……♡ 最高♡♡」
しばらくしてシーツの上に並んで転がった。エアコンの冷気が火照った体に気持ちいい。
瑠花が俺の腕に頭を乗せてきた。
「ねぇ奏太。今日のライブ、本当に最高だった。奏太のギターに包まれて歌うの、世界で一番幸せな時間だった♡」
「俺もだよ。瑠花の声があるから、俺のギターが活きる」
瑠花がくるっと寝返りを打って、俺の胸に顔を埋めた。
「もう離れらんないね♡」
「離す気もねーよ」
瑠花が顔を上げた。いつものキラキラした目。ステージに立つ前の、あの目。
「次のライブも一緒に最高にしよう♡」
「──当たり前だろ。Stray Bulletはまだ弾丸一発目だ」
瑠花がにっと笑って──俺にキスした。
ちゅ♡
「大好き♡ 奏太」
「俺もだよ。瑠花」
桜の季節。俺たちのバンドと恋が、同時に走り出した夜。
この弾丸は、止まらない。
「……ねぇ、もう一曲いける?♡」
「何の話だよ」
「アンコール二回目♡」
「……体力お化けかよ」
「ロックに体力は必須でしょ♡」
結局その夜、俺たちは朝まで「セッション」を続けた。
最高の夜だった。