大学一年の秋。
僕、藤沢蓮(ふじさわ れん)は、焦っていた。
十一月の簿記二級の試験まで、あと二ヶ月ちょっと。
独学で始めたはいいものの、工業簿記のあたりから完全に迷子になっていた。
テキストを開いても、一ページも進まない日が続く。
「このままだと普通に落ちるな……」
親に「大学入ったら資格取れ」と言われて始めたものの、正直、ナメてた。
商学部だから多少はいけるかと思ったけど、甘かった。
「家庭教師つけたら?」
そうアドバイスしてきたのは、同じゼミの高橋だった。
「家庭教師って、大学生が受けるもんか?」
「あるよ。うちの姉貴が前に使ってた。社会人向けとか、資格試験向けの個人講師がマッチングサイトにいっぱいいるって」
「へぇ……」
「安いところだと一時間二千円くらいからあるし、試してみれば」
言われるまま、スマホでマッチングサイトを覗いてみた。
簿記、対面可、都内——
条件を入力すると、何人かの講師が表示される。
その中の一人に、目が止まった。
名前:水瀬咲良(みなせ さくら)
年齢:24歳
学歴:T大学大学院 会計研究科 修士課程在籍
保有資格:公認会計士試験合格、日商簿記一級
プロフィール写真を見て、僕は二度見した。
知的な細フレームの眼鏡。すっと通った鼻筋に、薄い桜色の唇。
つやつやの黒髪がゆるく巻かれて、鎖骨のあたりで揺れている。
目元は涼しげなのに、微笑むと途端にふわっと柔らかくなる。
——めちゃくちゃ美人じゃん。
しかも公認会計士合格って、化け物みたいな経歴だ。
料金は一時間二千五百円。大学生にはちょっと痛いけど、バイト一回分だと思えば。
(この人に教わりたい)
理由の八割が下心じゃないことを、僕は神に誓う。
……六割くらいは誓う。
ぽちっと「予約リクエスト」を押した。
三日後。
最初の授業の日。
場所は自宅——一人暮らしのワンルームだ。
カフェでもよかったんだけど、「テキストを広げるスペースがある方がいいので」と咲良さんの方から提案されて、自宅になった。
チャイムが鳴って、ドアを開ける。
「初めまして、水瀬です。今日からよろしくお願いします♡」
——息が、止まった。
プロフィール写真の三倍は綺麗だった。
黒のタートルネックニットに、グレーのチェック柄のスカート。黒タイツにヒールの低い革靴。
知的で清潔感のある、大学院生らしい落ち着いた装い。
でも——
タートルネックのニットが、胸のあたりでぱつんと張っている。
生地がぐいっと前に引っ張られて、ウエストとの間にくっきりとした高低差ができている。
(……でか)
いや、でかいとかそういう言い方はよくない。
豊かだ。非常に豊かだ。
「藤沢さん? あの、入っても大丈夫ですか?」
「あっ、すみません! どうぞどうぞ!」
慌てて中に通す。
掃除しておいてよかった。マジで掃除しておいてよかった。
六畳のワンルーム。
折りたたみテーブルの前に並んで座る。
咲良さんがトートバッグからテキストと電卓を取り出した。
ふわっと、いい匂いがする。甘すぎない、石鹸みたいな清潔な香り。
「えっと、簿記二級を十一月に受けるんですよね。今どのあたりまで進んでますか?」
「商業簿記の連結は一通りやって……工業簿記の標準原価計算あたりで詰まってます」
「なるほど♡ じゃあ、今日は標準原価計算の全体像を掴むところからやりましょうか」
眼鏡の奥の瞳が、きらきら光っている。
教えるのが好きなんだな、というのがひと目でわかった。
「標準原価計算って、要するに——」
咲良さんがノートにさらさらとペンを走らせる。
字が綺麗だ。ブルーブラックのインクで、流れるような文字。
図と矢印を使って、原価計算の流れを一枚の絵にまとめてくれた。
「ここが実際原価で、こっちが標準原価。その差が差異なんです。で、差異を分析するのがこの単元の肝ですね♡」
「あ——なるほど。そういう構造なのか」
テキストを読んでるだけじゃわからなかったことが、咲良さんの説明だとすっと入ってくる。
「わかります?♡」
「わかります! めちゃくちゃわかりやすいです」
「よかった♡ じゃあ、ちょっと練習問題やってみましょう」
咲良さんの教え方は、本当に上手かった。
難しい概念を噛み砕いて、身近な例に置き換えてくれる。
「直接材料費差異って、料理で考えるとわかりやすいんです。レシピ通りの分量が標準で、実際に使った量との差が数量差異。スーパーの値段がレシピの想定より高かったら、それが価格差異♡」
「おお……」
「テストでは差異分析のパターンさえ覚えちゃえば、あとは当てはめるだけですから♡」
僕がつまずくたびに、咲良さんは根気よく説明し直してくれた。
嫌な顔一つせず、「ここ、もう一回やってみましょ♡」と笑ってくれる。
二時間の授業があっという間だった。
「お疲れさまでした♡ 藤沢さん、飲み込み早いですね」
「いえ、咲良さんの教え方が上手いだけです」
「ふふ、ありがとうございます♡ じゃあ、来週また同じ曜日で大丈夫ですか?」
「はい! お願いします!」
ドアのところで咲良さんがぺこりとお辞儀をして帰っていく。
その後ろ姿を見送りながら、僕は心の中で叫んでいた。
(最高かよ。美人で頭良くて教え方上手いとか、何それ。存在がチートじゃん)
それから毎週木曜日、咲良さんが僕の部屋に来て、二時間みっちり教えてくれるようになった。
回を重ねるごとに、咲良さんの教え方の巧みさに感服した。
テキストのどこが重要で、どこが出やすくて、どこは捨てていいか。全部わかっている。
さすが公認会計士合格者。格が違う。
「咲良さんって、なんでこんなバイトしてるんですか? もっと稼げる仕事あるでしょ」
三回目の授業のあと、雑談でそう聞いた。
「んー……教えるのが好きなんですよね、単純に♡ 自分が苦労して理解したことを、誰かに伝えてわかってもらえると、すごく嬉しくて」
「へぇ……」
「それにね——」
咲良さんがちょっと恥ずかしそうに眼鏡の位置を直した。
「研究室にこもってると、人と話す機会がなくなるんですよ。だから家庭教師って、いいリフレッシュになるんです♡」
(この人、かわいいな……)
知的なのにちょっと天然っぽいところがある。
難しい理論を語ったあとに「あ、ごめんなさい、ちょっと語りすぎちゃいました♡」とぺろっと舌を出したり。
電卓の叩き方がやたら速くて、「え、今何やったんですか」と聞くと「あ、無意識に……♡」と照れたり。
そのギャップに、僕はどんどん惹かれていった。
四回目の授業あたりから、距離感が少しずつ変わってきた。
隣に座っている咲良さんが、問題を解く僕のノートを覗き込むとき——
ぐっと体を寄せてくる。
肩が触れる。
そして——腕に、柔らかい感触が押し当たる。
むにっ。
(っ……!)
ニット越しに伝わる、たわわな胸の弾力。
咲良さんは全く気にしていない様子で、ノートを覗き込んでいる。
「あ、ここ。符号が逆になってます♡」
「え、あ、ほんとだ」
(集中できない。物理的に集中できない)
腕に当たっている柔らかさのせいで、脳の処理能力が半分に落ちている。
「藤沢さん、ここわかります?」
「わ、わかります」
「じゃあ次の問題いきましょ♡」
ページをめくるために体を前に傾けた咲良さんの胸元が、一瞬だけ開いた。
タートルネックの隙間から、ほんの一瞬だけ覗く白い肌と、ブラの縁。
(見てない。僕は何も見てない)
見た。がっつり見た。ベージュのレースだった。
五回目。六回目。
授業のたびに、咲良さんとの距離は近くなっていった。
それは物理的な距離だけじゃなくて、心の距離も。
「藤沢さん、お昼ご飯ちゃんと食べてます?」
「あー……コンビニ弁当とか」
「ダメですよ♡ 脳にはちゃんと栄養が必要なんですから。はい、これ」
咲良さんがタッパーを差し出した。
「手作りのおにぎりです。梅と昆布♡」
「え、いいんですか!?」
「ふふ、作りすぎちゃったので♡」
(嘘だろ。絶対わざわざ作ってきてくれたやつだ)
おにぎりはめちゃくちゃ美味しかった。
「咲良さん、料理も上手いんですね」
「えへへ♡ おにぎりくらい誰でも作れますよ」
恥ずかしそうに笑う顔が、反則的に可愛い。
敬語も少しずつ崩れてきて、「藤沢さん」が「藤沢くん」になり——
七回目の授業あたりから「蓮くん」になった。
「蓮くんって呼んでもいいですか? 藤沢くんだと他の生徒さんみたいで♡」
「もちろんです! むしろそっちがいいです」
「じゃあ、蓮くん♡」
名前を呼ばれるだけで、心臓がばくばくする。
「僕も、咲良さんって呼んでいいですか? 水瀬さんだとよそよそしいので」
「もちろん♡ 咲良でいいよ。さん付けもなしで」
「……咲良」
「うん♡」
嬉しそうに笑う咲良の眼鏡の奥の瞳が、きゅるんと輝いた。
(好きだ。もう完全に好きだ)
年上で、美人で、頭が良くて、優しくて、おっぱいが大きい。
最後のやつは関係ない。いや、ある。正直めっちゃある。
八回目の授業。
この日は模擬試験を一回分、本番と同じ時間で解いた。
結果——七十八点。合格ラインの七十点をクリア。
「すごい! 蓮くん、すごいよ!♡」
咲良が本気で喜んでくれた。
パチパチと拍手して、眼鏡の奥の目がきらきらしている。
「四回前は四十点だったのに。めちゃくちゃ伸びたね♡」
「全部、咲良のおかげだよ」
「ううん、蓮くんが頑張ったから♡ ちゃんと宿題もやってたし、質問もたくさんしてくれたし」
「でも咲良がわかりやすく教えてくれなかったら、絶対ここまで来れてない」
「もう……♡」
咲良がふわっと笑って、ぽんと僕の頭に手を乗せた。
「よく頑張りました♡」
ぽんぽん、と撫でられる。
年上のお姉さんに頭を撫でられるって、こんなに破壊力があるのか。
「ねぇ、蓮くん」
「ん?」
咲良が少し悪戯っぽい笑みを浮かべた。
「頑張ったから——ご褒美、あげようか?♡」
「え? ご褒美?」
何だろう。おにぎりかな。手作りクッキーとか?
「うん♡ 目、閉じて」
「え、いいけど……」
言われるまま、目を閉じた。
三秒くらい、何も起きなかった。
しん、とした沈黙の中に、咲良の吐息だけが聞こえる。
近い。すごく近い。
石鹸みたいないい匂いが、さっきよりずっと濃くなった。
そして——
ちゅっ♡
唇に、柔らかくて温かいものが触れた。
「——っ!?」
目を開けた。
至近距離に、咲良の顔があった。
眼鏡の奥の瞳が、少し潤んでいる。頬がほんのりピンクに染まっている。
「……ご褒美♡」
「さ、咲良……今の……」
「キス。したの。私から♡」
心臓が爆発しそうだった。
「……嫌、だった?」
咲良が少し不安そうな顔をする。
「嫌なわけないだろ!」
声が裏返った。めちゃくちゃ裏返った。
「ふふっ♡ よかった」
「いや、ちょっと待って。え、なんで——」
「なんでだと思う?♡」
「え、いや、僕なんかのこと——」
「蓮くんのことが、好きだからだよ♡」
ストレート。ど真ん中ストレート。
咲良は真っ直ぐに僕の目を見ていた。眼鏡の奥の瞳は、冗談を言っている目じゃなかった。
「最初は生徒だから、って思ってたんだけど。回を重ねるたびに、どんどん好きになっちゃって。蓮くん、一生懸命だし、素直だし、私の話ちゃんと聞いてくれるし……」
「咲良……」
「年上だし、地味だし、ガリ勉だし——こんな女、嫌だよね」
「全然嫌じゃない。むしろ僕も、ずっと咲良のことが好きだった」
「……え」
「最初に会った日から。美人で、頭良くて、教え方上手くて、優しくて——こんな人がいるんだって。毎週木曜日が来るのが、めちゃくちゃ楽しみだった」
「蓮くん……♡」
咲良の瞳から、きらりと涙がこぼれた。
「よかった……♡ 私ね、今日ずっと緊張してたの。模試の結果が良かったら告白しようって決めてたから♡」
「じゃあ、もし模試が七十点未満だったら?」
「八十点だったら告白しようのハードルを七十点に下げてた♡」
「それ最初から告白する気だったやつじゃん」
「ばれた♡」
二人で笑った。
咲良が眼鏡を外した。
「…………」
息を飲んだ。
いつもの知的な印象が、ふわりと溶けた。
眼鏡の奥に隠れていた素顔は——切れ長なのに、どこか甘くて、色っぽくて。
涙の跡が残った目元がうるうると潤んでいて、普段の「できる先生」とは全然違う、女の子の顔だった。
「眼鏡ない方が、ちょっと恥ずかしい……♡」
「綺麗だよ、咲良。すごく」
「……♡」
もう一度、唇を重ねた。
今度は僕から。
ちゅっ♡
「んっ……♡」
咲良の目が閉じる。長いまつ毛が震えている。
最初のキスより、少しだけ長く、少しだけ深く。
唇を離すと、銀色の糸がきらりと引いた。
「……もっと、してもいい?」
「……うん♡」
三度目のキスは、もう「軽い」なんて言えなかった。
ちゅっ♡ ちゅるっ♡
僕の舌先が咲良の唇をなぞると、ぷるぷるの唇がすんなりと開いた。
温かい吐息が口の中に流れ込んでくる。
そして——ちろっと、咲良の舌が出てきた。
恐る恐る、という感じで僕の舌に触れる。
ちゅるっ♡ れろっ♡
「んっ……♡ ちゅ……んん……♡」
舌が絡まった瞬間、咲良の体がびくっと震えた。
でもすぐに、自分から舌を絡めてくる。
ちゅるるっ♡ ちゅぷっ♡
「ん……はぁっ♡ れん、くん……♡」
キスしながら名前を呼ばれると、頭がくらくらする。
僕は咲良の腰にそっと手を回した。
ニット越しに触れるウエストは、きゅっと細い。
引き寄せると——
むにゅっ♡
咲良の胸が僕の胸に密着した。
タートルネック越しでも、その圧倒的な質量と柔らかさがダイレクトに伝わってくる。
むにゅうっ♡ むにっ♡
「ん……っ♡♡」
咲良が甘い声を漏らす。
「蓮くんの胸板、あったかい……♡」
「咲良のおっぱいが柔らかすぎて、頭おかしくなりそう」
「もう……っ♡ そんなこと言わないで♡」
恥ずかしそうに言いながら、でも離れようとしない。
むしろ、ぎゅっと抱きつくようにして、胸をもっと押し付けてきた。
むにゅうう♡♡
「…………っ!」
さっきから、下半身がもう限界だった。
スウェットのパンツ越しに、硬くなっているのが明らかにわかる。
密着しているから、咲良にも——
「あ……♡ 蓮くん……ここ……♡」
気づかれた。
「ご、ごめん。その、不可抗力で——」
「ふふっ♡ 謝らなくていいよ」
咲良が恥ずかしそうに、でもどこか嬉しそうに微笑んだ。
「……私のせい、でしょ?♡」
「……うん」
「じゃあ——♡」
咲良が僕の顔を両手で挟んで、おでこをくっつけてきた。
間近で見る眼鏡のない素顔が、熱っぽく潤んでいる。
「もっとご褒美、あげる♡」
「咲良……」
「脱がして……♡」
その言葉に、もう理性なんて残ってなかった。
咲良のタートルネックの裾を掴んで、ゆっくりと上に持ち上げる。
白い、きめ細かいお腹が現れた。
くびれたウエスト。そこから上に目を移すと——
ベージュのレースのブラジャーに包まれた、豊満な胸が目の前に現れた。
「っ…………」
言葉を失った。
でかい。いや、そんな表現じゃ足りない。
ブラから溢れそうなほどの柔らかい肉が、レースの縁からふわりとはみ出している。
谷間は深くて、吸い込まれそうなほど。
白い肌にベージュのレースが映えて、上品なのにどうしようもなく色っぽい。
「そ、そんなに見ないで……恥ずかしい♡」
咲良が腕で胸を隠そうとする。
「隠さないで。綺麗だよ」
「お世辞……♡」
「本気で言ってる。めちゃくちゃ綺麗」
「……♡♡」
咲良の耳が真っ赤になっている。
僕は咲良の肩にキスをした。
鎖骨に、首筋に、耳の後ろに。
「あっ……♡ ん……♡」
キスをするたびに、咲良の体がぴくぴくと震える。
背中に手を回して、ブラのホックを探る。
かちっ。
ベージュのレースが外れた瞬間——
ぶるんっ♡
解放された胸が、重力に従ってふわりと揺れた。
「…………すごい」
大きくて、でも形が綺麗。
ぷるぷると震える白い肌。その頂点に、綺麗なピンク色の乳首がつんと立っている。
「Fカップのおっぱい……最高」
「そんな直接的に言わないでよぅ……♡」
「だって本当に最高なんだもん」
右手をそっと乗せた。
むにゅっ♡♡
「ひゃっ……♡」
指が沈み込む。信じられないほど柔らかい。
マシュマロとか、そういう次元じゃない。指の形に合わせて、ふにゅうっと変形して、離すとぷるんっと元に戻る。
「やわらか……」
「んっ……♡ そんな揉まないで……あっ♡」
両手で胸を包み込んで、ゆっくりと揉みしだく。
むにゅっ♡ むにゅっ♡ ぷるんっ♡
手のひらからこぼれそうなほどの質量。指の間から柔らかい肉がむにゅっとはみ出す。
「あっ♡ ん……♡ れんくん……そこ、気持ちいい……♡」
乳首を親指の腹でくりっとなぞった。
「ひぁっ♡♡」
咲良の背中がびくんと反った。
「ここ、感じる?」
「感じるっ♡ 感じるからぁ……♡♡」
ぷっくりと硬くなった乳首を、指先でころころと転がす。
「あっ♡ あっ♡ やっ……♡♡ そこばっかり……♡」
たまらなくなって、乳首に唇を寄せた。
ちゅぷっ♡
「ひゃあっ♡♡♡」
舌先でちろちろと舐めると、咲良が声を上げて体をくねらせた。
「んっ♡ 吸わないでっ♡ あっ♡ 吸ってるぅ……♡♡」
ちゅう♡ ちゅぷっ♡ れろっ♡
右の乳首を吸いながら、左の胸を揉みしだく。
「あっ♡ あっ♡ 両方いっぺんにはぁっ♡♡ ずるい……♡」
むにゅっ♡ むにゅっ♡ ちゅるっ♡
咲良の呼吸がどんどん荒くなっていく。
「はぁっ♡ はぁっ♡ れんくん……すごい、上手……♡」
「夢中になってるだけだよ。咲良のおっぱい気持ちよすぎて」
「もう……♡♡ そんなこと言われたら、もっとしたくなる……♡」
「もっとって?」
「……ご褒美の、続き♡」
咲良が僕のスウェットのウエストに手を伸ばした。
細い指が、ゴムの縁に触れる。
「脱がしても、いい?♡」
「……うん」
するすると、スウェットとボクサーパンツが一緒に引き下ろされた。
ぶるんっ、と硬くなったものが飛び出す。
「わっ……♡」
咲良が目を丸くした。
「おっきい……♡」
「い、いや、普通だと思うけど」
「普通じゃないよ♡ すごい、びんびん……♡」
恥ずかしそうに言いながら、咲良の指がそっと触れた。
ぴくっ。
細くて柔らかい指先が、竿をそっと撫でる。
「あっ……」
「ふふ♡ 感じてる?」
「そりゃ感じるよ。咲良に触られたら」
「じゃあ——もっと気持ちいいこと、してあげる♡」
咲良が僕の前にしゃがみ込んだ。
そして——あの豊満な胸を、両手で持ち上げて、僕のものを挟み込んだ。
むにゅうっ♡♡♡
「っ……!!」
全身に電流が走った。
信じられないほどの柔らかさと温かさが、竿を包み込む。
上下左右、全方向から柔らかい肉に密着されて、脳みそが蕩けそうだった。
「気持ちいい?♡」
「やばい……やばすぎる……」
「ふふ♡ じゃあ、動くね♡」
咲良が胸を上下に動かし始めた。
むにゅっ♡ むにゅっ♡ ぬるっ♡
「あっ……! くっ……!」
柔らかい谷間の中で、ぬるぬると先端が出たり消えたりする。
胸の合間から顔を出す先端に——
ちゅるっ♡
咲良が唇を寄せて、ちゅるっと舐めた。
「んっ♡ れろ……♡ ちゅぷっ♡」
パイズリとフェラを同時にされている。
胸で挟みながら、先端を舌で転がして、唇で吸う。
「あ、やっば……! 咲良、それ気持ちよすぎ——!」
「ん……♡ ちゅるるっ♡ こうすると……気持ちいい?♡」
むにゅっ♡ ちゅぷっ♡ じゅるるっ♡
咲良の眼鏡のない顔が、上目遣いで僕を見ている。
潤んだ瞳に、ぷっくりと充血した唇。その唇が僕のものを咥え込んでいる。
視覚的にもう限界だった。
「ん、ちゅっ♡ ちゅるっ♡ れろれろ♡」
舌が先端のくびれを重点的に舐め上げる。
そのまま唇で先端を包み込んで、じゅるるっと吸い上げた。
「ちゅぷ……んん♡ おっきくなってる……♡ 蓮くんの、すごく熱い……♡」
「咲良の口の中も……すごい熱い……」
「ん♡ もっと奥まで……♡」
ずるっ♡
咲良が一気に根元まで咥え込んだ。
「っ——!!」
喉の奥まで到達して、ぎゅっと締め付けられる。
「んんっ♡♡ んぷっ♡♡」
そのまま首を前後に動かしながら、胸でも挟み続ける。
むにゅっ♡ じゅるっ♡ むにゅっ♡ ちゅぷっ♡
「あっ、やば、咲良——もう出ちゃう——!」
「んっ♡ いいよ♡ 出して♡」
一瞬口を離して言って、またすぐに咥え込んだ。
じゅるるるっ♡♡
「っ———!!!」
限界が来た。
びゅるるっ♡♡
「んんっ♡♡♡ んぐっ♡♡」
咲良の口の中に、全部出してしまった。
「はぁっ……はぁっ……」
「んっ……♡ ちゅる……♡ ん、ごくっ……♡」
咲良がこくんと喉を鳴らして、全部飲み込んだ。
「……♡ いっぱい出たね♡」
唇の端についた白い雫を、ぺろっと舌で拭う咲良。
(こんなの……エロすぎるだろ……)
「ご褒美、気持ちよかった?♡」
「気持ちよすぎて死ぬかと思った」
「ふふっ♡ 大げさ♡」
大げさじゃない。マジで天国が見えた。
でも——
出したのに、全然萎えていなかった。
むしろ、咲良のエロすぎる姿を見て、もっと興奮していた。
「咲良……まだ、足りない」
「え……♡」
僕は咲良を抱き上げて、ベッドに下ろした。
「蓮くん……♡」
仰向けになった咲良を見下ろす。
ブラを外された胸がベッドの上でふわりと左右に広がって、ぷるぷる震えている。
スカートの中のタイツを脱がせた。白い太ももが露わになる。
すらりと長くて、でもちゃんと柔らかそうな肉感のある太もも。
下着はベージュのレース。ブラとおそろいだった。
「お揃いのセット……♡」
「き、今日は気合入れてたわけじゃないから♡ たまたまだから♡」
「ほんとに?」
「…………ちょっとだけ、期待してたかも♡」
正直でかわいい。
レースの下着を指先でそっとずらした。
「あっ……♡ 見ないで……♡」
「綺麗だよ。全部」
ぷっくりと膨らんだ花びらが、既にしっとりと濡れていた。
つぅ、と蜜の糸が引く。
「こんなに濡れてる……」
「だ、だって……さっきのパイズリで……私も興奮しちゃって……♡」
「咲良が感じてたの、嬉しい」
「もう……♡ 蓮くんのえっち♡」
下着をそっと引き下ろす。
咲良が恥ずかしそうに目を閉じた。
「蓮くん……お願い……♡ 入れて……♡」
「……いいの?」
「いいよ♡ 蓮くんとしたい……♡」
コンドームを——と思ったけれど。
「あ、ゴムが——」
「いいよ……♡ そのままで♡ 私、ピル飲んでるから♡」
「え、でも——」
「大丈夫♡ 蓮くんのを、直接感じたいの……♡」
その言葉で、最後の理性が吹っ飛んだ。
咲良の足を開いて、その間に体を入れた。
先端を濡れた入り口にあてがう。
ぬるっ♡
「あっ……♡」
咲良が小さく声を漏らす。
ゆっくりと、押し進めた。
ずるっ♡♡
「あぁっ♡♡ は、入ってきてる……♡♡」
熱い。きつい。そして信じられないほど気持ちいい。
咲良の中が、きゅうっと僕を包み込んでくる。
ぬるりと奥まで進んで——根元まで埋まった。
「くっ……咲良の中、すごい……」
「蓮くんの……おっきい……♡ 奥まで届いてる……♡♡」
びくびく♡
咲良の膣壁が、僕の形に合わせてぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
「動くよ……」
「うん……♡ 来て♡」
ゆっくりと腰を引いて——ぐっと奥まで突き入れた。
ずちゅっ♡♡
「あっ♡♡♡」
咲良の背中がアーチを描いた。
胸がぶるんと大きく揺れる。
「はぁっ♡ すごい♡ 奥に当たってるぅ♡♡」
ずちゅっ♡ ずちゅっ♡ ぱんっ♡
リズムが出てきた。
咲良の中はどこまでも熱くて、ぬるぬると蜜を溢れさせている。
ぐちゅっ♡ ぐちゅっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ 気持ちいい♡♡ 蓮くん気持ちいいっ♡♡」
「俺も——咲良の中、気持ちよすぎて——」
揺れる胸に手を伸ばして、揉みしだきながら突く。
むにゅっ♡ ぱんっ♡ むにゅっ♡ ぱんっ♡
「あぁっ♡♡ おっぱい揉みながらはぁっ♡♡ ずるいぃ♡♡」
ぐちゅぐちゅ♡ ぱんぱんぱんっ♡♡
ペースを上げた。咲良の腰が自分から跳ね上がって、僕の動きに合わせてくる。
「あっ♡♡ あっ♡♡ そこっ♡ そこいいっ♡♡ もっと突いてぇ♡♡」
「咲良……! 中がぎゅって締まって——」
「だってっ♡ 気持ちよすぎてっ♡♡ 蓮くんのが奥にぐりぐりしてっ♡♡♡」
ずちゅずちゅずちゅっ♡♡ ぱんぱんぱんぱんっ♡♡♡
「あっ♡ イクっ♡ イクイクイクぅ♡♡♡」
びくびくびくっ♡♡
咲良の体が大きく痙攣した。
膣壁がぎゅうううっと締め上げてくる。
「くっ——! 俺も——!」
「中にっ♡ 中に出してっ♡♡ 全部出してぇ♡♡♡」
ずるるるっ♡♡♡
「っ———!!!」
びゅるるるっ♡♡♡
最奥に押し付けたまま、全部出した。
どくどくどくっ♡♡
「あぁぁぁ♡♡♡ 出てるぅ♡♡ 中にいっぱい出てるぅ♡♡♡」
咲良の目が潤んで、とろんとした顔になっている。
「はぁっ♡ はぁっ♡ あったかい……♡♡ 蓮くんのが、お腹の中であったかい……♡♡♡」
「咲良……最高だった……」
「私も……♡ すごく気持ちよかった……♡♡」
咲良が腕を広げて、僕を抱きしめた。
汗ばんだ肌と肌が密着する。ふわふわの胸が僕の胸板にむにゅっと押し付けられる。
「蓮くん、大好き……♡」
「俺も。大好き。咲良」
しばらく抱き合っていたけれど。
体は正直だった。
咲良の中に入れたまま、また硬くなってくるのがわかった。
「あ……♡ 蓮くん、まだ元気……♡」
「ごめん、咲良が気持ちよすぎて」
「謝らないで♡ 嬉しいよ♡」
咲良がいたずらっぽく笑った。
「ねぇ——今度は、後ろから、してほしいな♡」
「後ろから……」
「うん♡ ……ダメ?」
「ダメなわけない」
咲良がくるっと体を翻して、四つん這いになった。
シーツに肘をついて、腰を高く上げる。
すらりと伸びた白い背中。きゅっとくびれたウエスト。そこから広がるまるいお尻。
そして、ぷっくりと濡れた花びらの間から、さっき出したものがとろりと垂れている。
「……えっち、すぎる」
「恥ずかしいから早くしてよぅ……♡」
背後から、咲良の腰を掴んだ。
先端を押し当てて——
ずるっ♡♡
一気に奥まで入った。
「あっ♡♡♡ 一気にぃ♡♡♡」
さっき出したものがローションみたいになって、ぬるぬると滑る。
「後ろから——めっちゃ奥まで入る——」
「うんっ♡♡ 奥っ♡ 奥に当たってるぅ♡♡ さっきより深いっ♡♡♡」
ずちゅっ♡ ぱんっ♡
腰を打ち付けた。
「ひゃぁっ♡♡♡」
咲良の甲高い声が部屋に響く。
ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぐちゅっ♡ ぐちゅっ♡
「あっ♡♡ あっ♡♡ すごいっ♡♡ 後ろからだとっ♡♡ 全然違うっ♡♡♡」
咲良のお尻がぱんぱんと弾んで、波紋のように揺れる。
腰を掴む手に力を込めて、リズムよく打ち込んだ。
ぱんぱんぱんっ♡♡ ぐちゅぐちゅっ♡♡
「はぁっ♡♡ 蓮くんっ♡♡ もっとっ♡♡ もっと奥までっ♡♡♡」
「咲良の中、二回目なのにめちゃくちゃ締まる——」
「だってぇ♡♡ 気持ちよくてっ♡♡ 力抜けないっ♡♡♡」
背中を反らせた咲良の姿が、めちゃくちゃ色っぽい。
揺れる胸が横から見えて、ぶるんぶるんと大きく弾んでいる。
前から手を回して、その揺れる胸を鷲掴みにした。
むにゅっ♡♡
「ひぁっ♡♡♡ おっぱい掴まないでぇ♡♡ 後ろから突かれながらはぁ♡♡ 頭真っ白になるぅ♡♡♡」
ぱんぱんぱんぱんっ♡♡ むにゅっ♡ むにゅっ♡
「あっ♡♡ あっ♡♡ あっ♡♡ イクっ♡♡ またイクッ♡♡♡」
びくびくびくっ♡♡
咲良の体がガクガク震えた。
膣壁が狂ったようにぎゅうぎゅう締め付けてくる。
「くぁっ——! 咲良、締めすぎ——!」
「ごめ——っ♡♡ 止まんないのっ♡♡ イッてるのにまだ突かれてっ♡♡♡」
ずちゅずちゅずちゅっ♡♡♡ ぱんぱんぱんぱんっ♡♡♡
イッた直後の咲良の中に、容赦なくピストンを続ける。
「あぁっ♡♡♡ あぁぁっ♡♡♡ ダメっ♡♡♡ また来るぅ♡♡♡ イッちゃうぅ♡♡♡」
「俺も——もう出る——!」
「出してっ♡♡ 奥に出してぇ♡♡ 蓮くんのいっぱい欲しいっ♡♡♡」
ずるるるっ♡♡♡
最奥まで押し込んで——
びゅるるるるっ♡♡♡♡
「あぁぁぁぁっ♡♡♡♡ 出てるぅ♡♡♡ また中にいっぱいぃ♡♡♡♡」
どくどくどくっ♡♡
腰を密着させたまま、最後の一滴まで絞り出した。
「はぁっ♡ はぁっ♡ はぁっ♡」
咲良の腕から力が抜けて、そのままベッドにぺたりと倒れ込む。
僕もその上に覆いかぶさるように崩れた。
咲良の背中に額を押し付ける。汗の混じったいい匂いがする。
「……すごかった♡♡」
「……うん。すごかった」
「蓮くんのが、まだお腹の中にある……♡ どくどくって……♡♡」
「抜いた方がいい?」
「……まだ、入れてて♡ つながってたい♡♡」
そのまま、しばらく二人で息を整えていた。
どれくらい経っただろう。
十分か、二十分か。
ようやく体を起こして、ティッシュで二人で拭き合った。
咲良が僕のTシャツを借りて着た。
胸のあたりがぱつんと張って、裾は太ももの半分くらいまでしかない。
反則的に色っぽかった。
「蓮くんの匂いがする♡」
嬉しそうにTシャツの胸元に顔を埋める咲良。
かわいすぎて心臓が苦しい。
「咲良」
「ん?♡」
「付き合って。俺と」
「……もう付き合ってるようなものだと思ってたけど♡」
「ちゃんと言いたくて」
「うん♡ よろしくね、蓮くん♡♡」
咲良がにこっと笑って、僕にぎゅっと抱きついた。
柔らかい胸がむにゅっと押し付けられる。
「もう。こうやってくっつくとすぐおっぱいが当たるんだけど」
「ごめん♡ おっきいのが悪いの♡」
「悪くない。むしろありがとう」
「何にお礼言ってるの♡♡」
くすくす笑い合って、額を合わせる。
「ねぇ蓮くん」
「ん?」
「本番の試験、ちゃんと受かってね♡」
「当たり前だろ。咲良に教わって落ちたら申し訳なさすぎる」
「ふふ♡ じゃあ——」
咲良が耳元に唇を寄せて、ささやいた。
「次のテストも頑張ったら——もっとすごいご褒美、あげるね♡♡」
ぞくっ♡
背筋に電流が走った。
「……何それ。めちゃくちゃやる気出るんだけど」
「でしょ♡ だから頑張って♡」
咲良がちゅっと頬にキスをした。
眼鏡をかけ直した咲良の顔が、いつもの「できる先生」モードに戻る。
でも、頬は少し赤くて、唇はぷっくりと腫れていて。
「じゃあ次回の授業、本試験のまとめ対策ね。直前期は週二回に増やしてもいいかも♡」
「週二回……」
「なに?♡ 嫌?」
「嬉しすぎて死ぬかもしれない」
「大げさ♡♡」
咲良がくすくす笑う。
帰り際、玄関で。
「じゃあ、また来週♡」
「うん。……あと、咲良」
「ん?」
「ありがとう。勉強のことも、好きになってくれたことも。全部」
「……♡♡」
咲良の目がうるっと潤んだ。
「私こそ♡ 蓮くんに出会えてよかった♡♡」
もう一度、キスをした。
玄関の靴を履いたまま、つま先立ちで唇を合わせてくる咲良。
ちゅっ♡
「じゃあね♡ 復習ちゃんとやっといてね♡」
「了解」
ドアが閉まる。
僕は廊下でしばらく立ち尽くしていた。
心臓がまだばくばくしている。唇にまだ咲良の感触が残っている。
スマホを開くと、さっそくLINEが来ていた。
『今日はありがとう♡ 先生と生徒の関係を超えちゃったね♡ でも後悔してないよ♡♡ 蓮くんのこと、大好き♡♡♡』
画面に向かって、にやけるのを止められなかった。
『俺も大好き。次のテスト、絶対受かる』
『期待してる♡ ご褒美もいっぱい用意しておくね♡♡♡』
——簿記二級、死ぬ気で受かろう。
こんなに勉強のモチベーションが上がったのは、人生で初めてだった。
その後の話を少しだけ。
十一月の試験。結果は——八十七点で合格。
「すごい! 蓮くん天才!♡♡♡」
咲良が泣きながら抱きついてきた。
もちろん、ご褒美はちゃんともらった。
前回よりもっとすごいやつを。
詳しくは——また、今度。
そして今、僕は咲良に勧められて、簿記一級の勉強を始めている。
「一級はね、めちゃくちゃ難しいけど♡ 私が全力で教えるから♡♡」
「ご褒美は?」
「合格したらね♡♡♡」
……がんばります。
(おわり)