兄嫁を借金のカタに預かることになりました。・・・俺にどうしろと!?

2026.04.12

40分で読了

俺の名前は星川裕也。30歳、彼女なしの独身男だ。

一応真面目に働いているので生活には困っていない。むしろ早くに両親を亡くしており、その遺産で金銭的にはかなり余裕がある。

俺には3歳年上の兄がいる。兄は昔から容姿端麗、成績優秀、明るく社交的…というハイスペックで、両親…特に親父から期待されていた。

すべてにおいて家では兄貴が優遇され、俺は完全にアウトオブ眼中だった。一応、母は気にかけてくれてはいたが。

ただ俺は俺で自分の好き勝手できて、都合は良かった。兄貴に思うところがないわけじゃなかったが、それも憎むとかそんなレベルには程遠く、ほどほどの距離間で兄弟をしていた。

大きく変わったのは両親が亡くなったあと…7年ほど前のことだ。

両親は相手責の交通事故死だった。あまりの突然の事態にかなり狼狽えたが、しかし、やらなければならないことは山ほどあった。

兄貴はなぜか事故を起こした相手との交渉に力を注ぎ、それ以外の対応はすべて俺がすることになった。

慣れない対応に苦戦したが、何とか大きな問題を起こさずに乗り切った。

しかし、そのすべての対応は兄貴がやったことになっており、細かいミスは俺が起こしたことになっていた。

たぶん兄貴が親戚連中に都合の良いように話したのだろう。嘘はつかずにナチュラルにミスリードさせたんだと思う。

昔からそうだから今更だ。元々の評判自体が親父のせいで俺は低いから誰も俺の言うことなど信用しない。俺はただ…またかと思うだけだった。

しかし…遺産分けで兄貴は暴挙に出た。預貯金の分配は兄貴が実家を継ぐということで兄貴7俺3の比率。不動産はすべて兄貴が相続すると言い出した。

確かに不動産を分割するのは難しい。兄貴が受け継ぐならそれも良いだろう。100歩譲って家や墓をこれからも守っていくなら、俺が引いてやっても良かった。

しかし、兄貴はあの家には住む気はないのは分かりきっていた。自分でそう言ってたからな。

俺は反対したが、結局、兄貴が家に住むという発言を信じた親戚連中に説得され、俺は譲渡するしかなかった。

別に俺の金で建てた家ではない。開き直って兄貴の好きな���うにさせた。その結果、俺の実家はなくなった。名義変更後、速攻で兄貴が売り払ったからだ。まだ、一周忌もすんでいないのにだ。

さらに親父達の相手側からの賠償金はすべて兄貴が受け取ることになって��た。

なるほど、兄貴が率先して動いたのはその為だったのか…俺は呆れて兄貴から距離をとることにした。

それから2年ほどして、兄貴からお金を貸して欲しいと連絡があった。どうやら会社を興す費用が足りないらしい。

提示された金額は3000万円。俺の遺産額のほぼ全額だ。むしりとる気満々だな。

5年後までに全額返済。3年間は無利子。2年間は利息0.1%。もし5年過ぎても返済できなければ利息0.3%の借用…さも俺の為と言わんばかりの口ぶりだ。

あれだけ遺産をとりながらビックリの要求だ。住宅ローンよりはるかに低金利で俺の遺産取り分全額とは馬鹿にしすぎ。

「金額は2000万。2年目から利息1%。5年後までに全額返金出来なければ利���8%。利息は毎月払い。」

「お前、それはとり過ぎじゃないか?兄弟だろ?それに遺産残ってるんじゃねーの?3000万ならいけるだろ?(笑)」

「嫌なら別にいい。他をあたってくれ。」

「ちっ…仕方��ーなー。それで借りてやるよ」

借りる方が偉そうってなんなんだろう。

俺は踏み倒されないように正式な公式文書を作った。正直、兄貴のことは、全く信用していない。

結局、兄貴はぶつぶつ文句をいいながら押印していた。

・・・

あれから5年…兄貴から一切の返済はな���った。利息すらも・・・。予想はしてたけど。

兄貴の事業が上手くいっていないのなら多少の融通も考えるが、事業自体は順調のようで従業員も増えているそうだ。

一昨年には結婚もしていて新居も建てているらしい。

ちなみにこれらの情報は親戚から得たものだ。自宅を売り飛ばしのも俺のせいにされかけたが、さすがに無理があり、何人かの親戚が兄貴のヤバさに気づいたようだ。

兄貴は俺に金を借りてから一度も俺と会おうとしないし、もちろん結婚式にも呼ば���ていない。

どうも俺は体調を崩していたことになっていたらしい。なにそれ?めっちゃ元気に働いてるんだけど。

そして、先月、借金の返済期限が過ぎた。

予定通りに法的に有効な書類を送りつけた。そしたら兄貴から電話があり、会うことになった。

さてさて何を言ってくるやら・・・。

指定されたホテルのラウンジに行くと兄貴の他に女性が1人いた。やけに綺麗な人だが…もしかして嫁さんか?

それになんでそんなに大荷物?旅行か?

席につくと世間話もなしで本題を切り出してきた。一応、5年ぶりなんだけど。

「会社の運営が厳しくて・・・」

「調べたよ。会社、だいぶ調子いいみたいだね。」

兄���は一瞬、顔を歪めたが、すぐに真顔に戻り、いろいろと言い訳をし始めた。

俺はさらりと聞き流し…

「で、来月からきちんと振り込んでくれるんだよね。」

「お前、俺の話きいてたか?(怒)」

「俺は約束を守ってくれたらそれでいいよ。」

「ちっ…」

ん?なんか兄貴がニヤけてる?

「提案がある・・・借金のカタといってはなんだが、利息の代わりに俺の嫁…瑞希を貸し出すっていうのはどうだ?」

「・・・は?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【瑞希視点】

私は3年ほど前に夫と知り合いになり、昨年、結婚した。

夫はイケメンでベンチャー企業の共同経営者。明るくて、会話も楽しい。知り合ってからすぐに好きになり…結婚を考える��うになるまで時間はかからなかった。

彼のご両親はすでに他界しており、家族と呼べるの弟1人らしいのだが、この弟は体調が悪いらしく、結婚式にも呼ばなかった。

私は挨拶ぐらい��しておきたかったのだが、結局は会わせてもらえなかった。

彼は弟のことを引き篭もりで体調が良くないと言っていたのでその時は納得したが、後になって具体的な話は何も言っていなかったことに気づいた。

結婚してしばらくした頃、私の両親達と食事をしている時、彼は家を建てると言い出した。すでに設計をお願いしていると…

両親は喜び、彼を褒めた。ただ…私は全く聞いていない話だった。帰宅後、彼に聞くと彼は笑いながらサプライズだと言った。

家をサプライズで建てる?そんな簡単なことだろうか?私の感覚がおかしい?

一緒に生活するにつれ、いろいろ小さな違和感を感じるようになった。

暴力をはたらくわけじゃないし、極端なモラハラをするわけでもない。たぶんだが、浮気とかもしていない…はず。

多少、お金遣いが荒いとは思��が、きちんと生活費は入れてくれるし、問題はない。

夜の生活もそれなりに上手くいっていると思う。子供は相談してまだ作ってはいないがそれで揉めるようなこともない。

でも何か違和感がある。それが何かは分からないが・・・。

母は夫婦と言っても元は他人なんだから多少は仕方ないと言う。その内慣れるとも・��・。

ただ、家族の顔合わせのあと…姉が凄く言いづらそうに・・姉の旦那さんが彼の言葉は…信用出来ないと言っていたと。

姉の旦那さんは私が知る限りとても良い人だ。その人が根拠もなく悪口���言うのはあまり考えにくい���

その時は聞き流したけど・・・一度、お義兄さんに聞いてみた方が良いかも知れな���。

そんなある日…

「瑞希������ょっといい〜?」

「うん。何?」

「明日なんだけど…弟に会うことになった。一緒に来てくれない?」

「えっ?・・い、いいけど…」

なんだろう?今まであんなに紹介するのを嫌がってたのに?

「ああ、そうそう…行く時、一応、何日か分の着替えを持って行って。向こうに泊まるかも知れないから。」

「えっ?泊まるの?き、急だね・・わ、分かった。あなたの分も・・・」

「俺の分は要らない。瑞希の分だけでいいよ」

「なんで?」

「なんでって(笑)泊まるのは瑞希���けだからね」

「・・・えっ?」

「俺さ、弟に借金あるんだよ。あいつ、セコくてな。返せ、返せってうるさいんだよ。こっちはできたら返すって言ってんのに、利息だけでも払えって。」

借金?初めて聞いた。

「えっ…と…だからなんで泊まることになるの?」

「利息なんか払いたくないじゃん?だから瑞希に手伝ってもらおうかなって」

何を手伝えと言うのだろう?お店でもやっているのかな?

「何を手伝えばい��の?私に出来ることなら・・・それより、借金って…」

「ありがとう。瑞希なら簡単な仕事だよ。いわゆる家事手伝いだな。」

家事手伝い?

「あいつ独り暮��しだから飯とかまともに食ってないと思うんだ。だから瑞希が住み込みで家政婦もどきをしてあげたら利息とかチャラにしてくれるかな…って。」

つまり・・独り暮らしの独身男性の部屋に家政婦として泊まれってこと??

「無、無理だよ!…ぎ、義理の弟だからって独身男性の部屋に泊まるなんて!!」

じょ、冗談だよね!?

「大丈夫だって(笑)あいつに瑞希を襲う甲斐性なんてないって(笑)なんなら童貞で女性とのやり方をしらないかも(爆笑)」

本気!?本気で言ってる!?普通に襲うなんて言ってるけど、そもそも会ったこともない男性と2人きりで何日も泊まるなんてあり得ない!!

「まさか本気なの!?無理に決まってる!会ったこともない人だよ!?それに…弟さんを悪く言うつもりはないけど、強引に迫られないなんて…言い切れないじゃない!!」

「まぁまぁ…でもさ、あいつ利息だけで月10万以上とるんだよ。俺の足元見て異常に高い利息にしやがって!」

利息だけで月10万以上…確かに高��。でもだからと言って承服できるはずもない。

「ずっとってわけじゃないよ。しばらくだよ。しばらく。」

「しばらくって…」

「そーだな。毎月の半分ぐらい家政婦もどきをやる感じ。それで利息をチャラにしてもらう。もちろん、最初に交渉はする。返済を待ってもらえるならこの話はなしだ。」

「そ、それが何時まで続くの?」

「借金がなくなるか…あいつが諦めるまでだな(笑)」

諦めるって…あり得るの?金額が少ないのかな?でも利息が多いから…

「確かにあいつに襲われる可能性がないわけじゃない。その時は…そーだなー…手で抜いてやれば満足するだろ(笑)最悪は口までなら…俺も我慢する」

この人は何を言っているのだろう。

「それでもダメなら…軽く相手をしてやって・・あとで慰謝料でも請求するか(笑)」

「あなたは・・それでいいの!?」

「そりゃ嫌に決まってんじゃん。瑞希がいないと家のことは自分でしないといけないし…あんなゲスな弟の相手を愛する瑞希にさせるのは心苦しいよ(笑)」

笑顔で言われても…全く説得力がない。

「利息…高いけど払えないかな?」

「無理だって(笑)10万以上だよ?もったいない!・・頼むよ、���希。お願い。・・もちろん、そうならないように説得するよ?あくまでもしもの時の話。」

「向こうが…嫌だって言ったら?」

「それはない(笑)…あいつ馬鹿だし、喜んでOKするよ(笑)」

あなたが言うところの馬鹿に…私…差し出されるだけど…

「頼むよ!なんなら…1回…1回だけでいいから!来月には目処を立てるから」

その後も拒否を続けたが、最終的に強引に了承させられた。

「��れと…あいつ嘘つきだからあいつの言うことは信じない方がいいからね」

そんなに人に私は預けられるのか…。

出来れば…弟さんが借金の返済を待ってくれるか、もしくは夫の提案を拒否してくれるのを期待しよう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【裕也視点】

「だから利息を棒引きにしてくれたら瑞希を貸してやると言っているんだ」

「・・・意味わからん。何の話だ?」

「はぁ〜。だ・か・ら!利息のカタに瑞希を家政婦代わりに貸してやるっていってんだよ。月の半分でどうだ?」

「・・・つまり…瑞��さんが月の半分、俺の��に来て家事をしてくれる。その代わり、利息をなしにしろ…って言うことか?」

「そうだ。1回で聞き取れ。使えねーな。…ただ通いじゃねえ。お前の家に瑞希が泊まる。良かったな。お前ごときが美人と暮らせるんだぞ。喜べ(笑)」

自分の嫁を独身男の家に泊める?何日も?

俺は瑞希さんに聞いてみた���

「こいつ…正気?」

「・・・」

「はあ!?誰に言ってんだ。誰に。・・瑞希は納得済みなんだよ。な、瑞希。」

「・・・はい」

いやいや、どー見ても納得してねーだろ!?

「だが!手は出すなよ。手をだしたら慰謝料請求するからな!」

こいつ、本気で言っている?

「まあ、女と縁のないお前のことだ。生の女が近くにいたら我慢出来ないだろ?…だから手でしごくぐらいなら瑞希にやってもらってもいいぞ。」

瑞希さんが目を見開いている。そりゃ驚くだろ。

「アホか。・・瑞希さんが嫌に決まってんだろ。何言���てんだか…」

「瑞希は納得済みといったろーが。こんな美人と住めるなんて感謝しろよ!…分かったか?その条件でいいな!」

「いいわけあるか…却下だ。」

確かに家政婦は少しだけ有難いとは思うが、泊まりとかあり得ない。俺も気を使うし、瑞希さんも気を使う。夜も一緒とか…気の休まる暇がねーっての。

そもそも嫁さんを貸すとか…こいつ、真正の馬鹿か寝取られ属性のキチガイだ。

「うるせー!!俺は利息なんか払わねー!瑞希を好きに使えよ!なんなら瑞希の口までなら使うの許してやらー!」

く、口って…マジでこいつ狂ってないか?

「もう決まりだ!食事とかちゃんとしたものだせよ。じゃあな、瑞希。」

「あ、こら!待て!帰るな!」

兄貴は俺が止める間もなく出て行った。

「・・・」

「・・・」

「はぁ〜〜。・・瑞希さん、帰ってもらっていいですか?」

「でも・・私が帰っても…そ、その借金の利息は払わないと思います。」

「それならそれで…法律に沿って差し押さえしますから。」

「そ、それは・・・困ります。」

それはそうだ。瑞希さんが兄貴に払うよう説得してくれたらいいが・・無理だろうな。俺に貸し出されるのを了承させられたぐらいだし。

「あ、あの…借金ってどれぐらい���んでしょうか?」

「聞いてないんですか?…マジで?…はぁ〜〜〜」

「・・すみません。」

「いや、瑞希さんは悪くない。…あいつが元凶だから。・・ちなみに借金は2000万。」

「2000万!…そんなに・・・それに高利息…」

「高利息?利息は今まで1%だったんですけど…それほど高くはないと思いますよ。」

「えっ?…夫は…利息は20%超えだって…」

「それは、法律違反です。あいつが5年以内に絶対に全額返すからどうしても貸してくれって…だから5年を超えたら8%にする約束だったんですよ。あっ、8%ですからね。ちゃんと法定内です。」

「・・・」

「あいつに俺は嘘つきだから信じるなー…とでも言われてます?」

「!」

「まあ、信じなくてもいいですよ。…一応、これ借用書。ちなみに返済はおろか、一度も利息すら払ってもらえてないです。」

「・・・そんな…���

「ベンツ乗り回すぐらいなら利息ぐらい払って欲しいものです。」

「す、すみません!」

なぜ、ベンツって分かったかって?これ見よがしに車のキーをテーブルに置いてたからな。誰でも知ってるエンブレムだ。

「はぁ〜〜どうしよ?…帰れないんですよね。」

「・・・すみません。」

さっきからあの馬鹿のせいで瑞希さんは謝ってばかりだ。可哀想に・・・

「・・仕方ない。一旦家に来ますか?」

「・・・は��はい。お願いします。」

これで今月は利息を取り損ねたな。仕方ない。来月、仕返しするか…。

ん?あれ?もしかして俺が瑞希さんの生活費をみる感じ?

「あの…一応、聞きますけど…あなたの生活費はどうするつもりですか?」

「・・・夫が・・出してもらようにと…」

「・・・ですよねー。あいつならそう言いますよねー。」

やられた。あいつなら十分に考えられる話だ。

「・・・ほんとに…すみません。」

「・・・いいです。…でも謝るのは、これで最後にして下さいね」

「えっ…」

「悪いのは兄貴ですから。瑞希さんは悪くないですって。…ただ、私もそれほど裕福というわけじゃないですから、瑞希さんにも働いてもらいますね。」

「!!・・・はい。覚悟してます。・・あまり経験ないので…上手くないかもしれませんが…頑張ります…」

「えっ…勘違いしてない!?…あ、あれ…じゃないですよ(照)ふ、普通の家事のことです。普通の!あいつの戯言は無視していいですから(照)」

「あ、ああ…そうなんですね。わ、私…てっきり・・・(照���」

まあ…瑞希さんはかなりの美人だし、スタイルも良い。バストラインが凄くきれいで・・正直、かなりタイプだ。

くそ、女性の好みはあいつと同じかよ。あれ?もしかして、ベビの生殺しってやつ?

はぁーー。マジ勘弁してくれ。いっそ…口はともかく、手でしてもらうか?

・・・アホか、女性…しかも兄嫁に嫌嫌させるほどのクズじゃない。はぁー。憂鬱だ。

俺は諦めて停めてあった車に瑞希さんを連れていく。

「今更ですけど…改めて…弟の裕也です。」

「…瑞希です。…あ、あの…私の方が年下ですから…敬語じ��なく普通に話してもらえれば…」

「そう?じゃあ遠慮なく…呼び方は瑞希さんでいい?それともお義姉さん?…俺は裕也でいいよ」

「えっと…瑞希で…」

「了解。・・・じゃあ、取り敢えず乗って買い物���行こう。」

「は、はい…」

俺は自宅に帰る途中にある大型ショッピングセンターまで車を走らせた。

「瑞希さんは料理は得意?」

「そ、それなりには・・母にいろいろ教えてもらいました」

「おおー。期待していい?」

「頑張ります。」

料理がいけるなら、意外にありか?俺の味付けは大雑把だからな。食事は大事だ。

俺は瑞希さんの意見を聞きながら食材を買っていく。

「その他には…調理道具は何かいる?」

「・・買ってもいいんですか?」

「もちろん!どうせ、作ってもらうなら美味しく作ってもらった方がいいからね。」

「・・そ、そうですか」

「おっ?新作のケーキが出てる。甘いの好き?」

「・・は、はい」

「よし!買おう!…ここは外れは少ないが、油断は出来ない。定番も一応買っておこう。・・決して2個食べたいわけじ��ないよ?」

「・・・は、はい」

「それと…お花はどれにすっかな〜」

「えっ?お花?」

「ん?もしかして、お花苦手?」

「い、いえ…好きです。・・裕也さんは好きなんですか?」

「きれいだし、好きかな。…瑞希さん、花好きなら選んでいいよ。」

「・・・えっ…と・・・・ガーベラでいいですか?」

「いいね!この色なんかどう?」

なんだかんで会話しながらの買い物は楽しかった。

よし、帰ろう。さてさて彼女の料理の腕前どうかな。もしかして当たりだったりして(笑)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【瑞希視点】

夫の弟さん…裕也さん・・第一印象は…悪くなかった。身なりもきちんとしているし、清潔そうだ。顔立ちも夫に似ていて、私的には…ありだ。

夫に聞いていた話とかなり違う。・・不潔でブサイク、まともな会話ができないコミュ症で金の亡者・・・ほぼ真反対に見える��

夫との会話を聞���ていたが…まるで大人と子供の会話のようだった。一方が理路整然と話すのに対し、もう一方は感情論を振りかざし、わめき散らす。

残念ながら…後者が夫だ。

夫は私に話したのとは異なり、最初から私の性的サービスを匂わせ…いえ、はっきりと手や口を使ってよいと裕也さんに言った。

さすがに私は驚いたが…裕也さんはその提案を即座に拒否してくれ��。だが…夫は強引に話を切り上げ帰ってし��った。

私の逃げ道はなくなり、やるしかなくなった。月10万以上の返済…加えて私の生活費・・やはり性的なことを要求されるだろ���。

私がするだけじゃなく、私も触られたりするのだろうか?・・強引に痛くされなければ耐えられるだろうか・・いずれにせよやるしかない。

・・と思っていたのだが、裕也さんには、私に性的なことをさせるつもりはないようだった。…本心かどうかはまだ分からないが。

「もう…お身体は大丈夫なんですか?」

「ん?身体?・・ああ…あれ、あいつの嘘だ。ここ3年ぐ��いは風邪も引いたこともないかな」

「えっ?」

「ちなみに兄貴が結婚したのも知らなかったよ。そもそも教えてもらってなかったからな(笑)」

どうも裕也さんの話では、夫は何も連絡してなかったようだ。本当だろうか?夫の話と違い過ぎる。

夫を信用したいが…信用しきれない。今日の会話だけから考えると裕也さんの方がまともに思える。

帰りにショッピングセンターに寄って買い物をした。食材や食器、調理道具、タオル等…いろいろ買ってくれた。お花なんて、夫にすら買ってもらっ���ことはない。裕��さんがケチって…どこがケチなの?

それにケーキ…美味しそうだ。ちゃんと私の分もある。しかも2個(笑)甘いの好きみたいだ。

買い物は夫とするより楽しく��じた。何故だろう?

裕也さんの部屋は、予想に反してきちんと整理されていた。男性の独り暮らしなら十分だと思う。夫の話からゴミ屋敷を想像してたのだが…。

部屋に入ると裕也さんがルールを決めようと言い出した。

そのルールは…かなりまともというか…私に最大限の配慮をしてくれたものだった。もちろん、性的なものは一切ない。

私は彼の部屋のベッドをお借りし、彼は仕事部屋で寝ることになった。私は彼の生活を邪魔する存在でしかない気がする��

夫にメールで受け入れてもらえたことを連��した。夫からは簡単な謝罪と応援の言葉が返ってきた。・・非常に軽い感じで。

夜、裕也さんに申し訳ないと思いつつ、彼のベッドですぐに眠ってしまった。今日は1日緊張しっぱなしだったせいだと思う。

いつもと違うベッドの匂いは…悪くはなかった。

・・・

私が裕也さんの家に来て1週間が経った。最初はかなり緊張したものの2,3日もすると慣れた。意外と順応性があるのかも?

裕也さんは在宅勤務が多く、週の半分は自宅で���事をしている。良くは知らないがシステム関係の仕事をしているらしい。

私は彼の仕事の邪魔をしないように家事をする。ただ��裕也さんは全く邪魔だとは思っていなさそう��。

「お?お昼はパスタ?…美味しそう。ありがとう。」

裕也さんはとても嬉しそうにご飯を食べる。そして常に感謝の言葉を口にする。

「お昼食べたら買い物に行ってきますね。何か食べたいものあります?」

「ご苦労様。うーん。瑞希さんのご飯はどれも美味しいからなぁ〜。・・カレーとかいける?」

「大丈夫。得意(笑)」

「おおー。パチパチパチ!…じゃーそれでお願い。」

「はい。頑張ります!」

凄く喜んでくれているのが分か���。喜んでもらえると私も嬉しい。

これは…夫との生活ではなかった感覚だ。

夫はこんなにストレートには喜んでくれなかった。それに、感謝されたことはない気がする。私もそれが普通だと思っていたが・・・。

男女の懸念は全くの杞憂だった。着替えとかには多少気を使うものの自宅とほとんど変わらない。

洗濯も夫以外の男性の下着を洗うのは最初忌避感があったが、慣れると普通に洗える。なんなら手洗いだって出来ると思う。(笑)

夫はやけに派手なピチピチのブーメランパンツ(?)を履いているが、裕也さんはトランクスを履いていて、私的に好感が持ててるのが大きいのかも知れ��い。

1番驚いたのがトイレだ。男女の懸念を除けば1番心配していたのがトイレだった。

よく知らない人が排泄したあとの掃除なんて…と思っていたが、蓋をあけると全然キレイで安心した。夫のあととは雲泥の差だ。

夫が1日家にいると小の飛び散りあとが酷い。何度言っても治らないし、最後はトイレの便座カ���ーを外すことになったぐら��だ。

自宅と比べキレイすぎるので、気を使って掃除してくれているのかな?って最初は思っていたが…違った。

「いつもトイレのあと掃除してくれてありがとう。」

「掃除?そんなにしてないけど?・・・ああ、座ってするからかな。立ってすると飛び散るし、キレイな方がいいからね(笑)」

不潔って話はなんだったのかな…。キレイ好きだし、私もとても快適に過ごせ��いる。

新築の自宅はキレイだしモダンだけど…広過ぎて落ち���かない。私の好みとしては、こっちの方��・・・。

ああ、そう言えば昨日はちょっとだけハプニングがあった(笑)

私がお風呂に入ろうと脱衣���で服を脱いでいると…

ガチャ…と音��して、ドアがいきなり開いた。

振り向くと裕也さんと目があった。

「きゃ…」

「ごめん!」

私が悲鳴をあげきる前に裕也さんは全力で謝ってドアから出て行った。

あまりの速さに私は一瞬、呆然としてしまった。

「・・・・・・・・・・クス♡」

なんか可愛い。変だな?動揺よりも可笑しさの方が勝っている。

その時は、下着姿…ブラを外しかけてたので、もしかしたら胸も見られたかも知れない。私もビックリはした���、裕也��んの方がはるかに動揺していた(笑)

お風呂から上がると真っ赤な顔で土下座しそうな勢いで謝られた。

「悪かった。わざとじゃないんだ。・・だからと言って許されるわけじゃないのは分かってる。・・本当にすまなかった」

やっぱり…なんか可愛いな。もちろん、私は笑顔で許した。

「不可抗力で少し見たぐらいで怒りませんよ(笑)…せっかくだし、じっくり見たら良かったのに」

「えっ!!??・・・・からかってるな(照)��

「そんなことないですよ(笑)」

やり取りが凄く楽しい。あまり考えないようにしているが、もしかしたら夫との会話よりも楽しいかも知れない。

家政婦さんもどきがあと3日間で終わる日…久しぶりに夫から電話があっ��。

「元気にしてるか?��

「うん。大丈���・・・今週末に帰るね」

「ああ…それなんだが・・・弟は何か言ってる?��

「来月は必ず利息を払ってもらうって。・・私、1回だけの家政婦って約束だったけど…来月は大丈夫なんだよね?」

「���・・・・弟のを…手とか口で抜いてやった?」

「えっ?・・・してない!出来ないよ!」

いきなり言われて最初、何の話かわからなかった。

「・・・そうか。あいつ、ヘタレだから自分からは手を出してこないか・・・瑞希、頼みがある」

すごく嫌な予感がする。

「瑞希から誘って…抜いてやれないか?最後までとは言わない。手と口使って気持ちよくしてやってくれ。」

「む、無理よ。無茶言わないで!私からなんて出来ないよ!!」

「頼むよ。あいつの為なんだよ。あいつってば、陰キャだから女を知る機会なんてないんだ。多少、気を許した瑞希ならあいつも安心すると思うんだ!」

「なんでそんな話になるのよ!?」

「瑞希には済まないとは思う。あんな馬鹿の相手をさせるのは俺も心苦しい。だがあれでも弟なんだよ。頼むよ!」

言っていることが無茶苦茶だ。あんなに馬鹿にしていた弟の為と言われても…全く心に響かない。

「そうしたら…あいつは来月も瑞希に来て欲しくなるはず!そうしたら利息を無しにせざるおえない!皆、幸��になれる!わかるだろ!?」

結局…お金なのかな…私の価値は夫にとってその程度ってこと…かな…

「その次の月は…どうするの?元本を払わないと・・利息は払い続けないといけないよ?」

「わかってる。そこは任せてくれ!・・あと2ヶ月…いや、3ヶ月我慢してくれ!その間になんとかしてみせる。」

1回だけという話はどこに消えたのだろう。それに…確かに高額だけど払おうと思えば払えないことはない。

「・・全額ではなくても、200、300万だけで���返済すれば…3ヶ月ぐらい���っ���くれると思うんだけど・・」

「それはダメだ。今返せば確実に相手がつけ上がって…強く言えば要求が通ると思うだろ?それはあいつの為にも良くない。」

���け上がるって…そもそもこっちが借金をしていて、返済の約束を守っていないからなのに・・・。

「あの馬鹿がゴネるようなら1ヶ月のうち、3週間をそっちで過ごしていい。俺は我慢するから!」

俺は我慢する?…我慢しているのは私と裕也さんではないだろうか?

「・・・話はしてみる。でも…裕也さんが承諾するかはわからない。」

「そこはなんとか頑張ってくれ。どーしても無理なら…俺も腹をくくる。・・瑞希が…あいつと寝るのも目をつむる。」

「!・・・」

「安心してくれ!だからと言って俺が瑞希を嫌いなったり、離婚したりすることは絶対ない!」

「・・・」

「あっ、そうだ。さすがに3週間も家を空けると週末のパーティーに被るか・・その時は一旦帰ってきてくれ。」

夫は少なくとも毎月1回は私を連れて会員制のパーティーに参加している。会費はだいたい1人1回5万円以上はかかっている。

それをやめるだけでも私は��也さんの元に行かなくてよくなる���それがわかっていないのかな?・・いや、わかってるけど、パーティーに出る方が重要なんだろう。

「・・・わかった。」

私は…夫に期待するのは無駄なのではないかと思い始めた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【裕也視点】

瑞希さんが家に来て10日程が経った。最初、どうなることかと思ったが、なかなか上手くいってやれていると思う。

瑞希さんは、家事全般が得意なようで家の中はピカピカだ。うむ。すごく気持ちよい。

料理もかな���上手い。本人は謙遜していたが、ちょっとビックリするレベルだ。これだけでも、瑞希さんに来てもらった甲斐があったと思えるぐらいだ。

気遣いも出来るし、話も楽しい。なんであんなクズと結婚したんだろう。やはり顔か?わからん。

今回の件はトータルで考えるとプラスかも知れないな。

ただ、困りごとと言うか・・瑞希さんは女性…しかも特Aの美人さんゆえの問題というか・・・ぶっちゃけ意識してしまうのだ。いろいろと!

俺も健全な男だよ!?そりゃ溜まるものは溜まる!

にっこり微笑まれたらそりゃ…ね。手を出すのは御法度だ。例え、馬鹿がOKしてても瑞希さんは嫌だろう。

うん。なしだ。ありえん。

しかしな〜。この間、お風呂でニアミスした時、後ろ姿ではあるが裸をみてしまった。

下は履いていたが、上は外す途中だったようで…先っちょがチラリと見えた。薄ピンクで可愛い感じの乳首��った。

勃つよね。男だし。むしろ、勃たない方がおかしい。

それ以外にも洗濯機回りは危険だ。特に瑞希さんがお風呂に入ったあとは、要注意だ。下着が普通に置いてあるからな。

触ったりはしてないが、横目で見るぐらいは許して欲しい。ちなみに瑞希さんはピンク系が好きみたいだ。何がとは言わないが。

そんな思いを抱えつつ…

お風呂場で瑞希さんに背中を流してもらい、手で出してもらうことになった。詳しい経緯は省くが、瑞希さんからの申し出だった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「あ、あの…また…言ってくれたら…しますから(照)」

「えっと…あの・・・お願いします(照)」

こうして、俺と瑞希さんの奇妙な共同生活は続いていくのだった。

前作からの続きになります。前作を読まれていない方は前作から読んで頂いた方が話の流れが分かりやすいかと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

頭のおかしい兄貴のせいで俺は兄嫁の瑞希さんと1ヶ月の内3週間ほど一緒に暮らすことになった。

最初は面倒な事になったと思ったが���一緒に暮らしてみると、瑞希さんは料理上手でキレイ好き。しかも気遣いもできて、ほとんどストレスを感じず、かなり快適に生活できることがわかった。

そして、なによりいつもニコニコしていて、非常に気持ちよい。瑞希さんはかなりの美人さんだが、笑うと一気に幼くなり可愛いくなる。

・・なんでこんな人がクズと結婚し���のかマジで謎だが…好みは人それぞれだからな。

瑞希さんは女性としても…下世話な言い方だと性の対象としても…かなり魅力的だ。

正直、女性経験が少ない俺としては、そこも不安だったのだが・・・

「あ、あの…また…言ってくれたら…しますから(照)」

「えっと…あの・・・お願いします(照)」

先日…お風呂場で抜いてもらえた。手と口を使って。・・しかも、俺も瑞希さんの大事なところを触らせてもらったりした。さらに…キスもさせてもらった。

瑞希さんには手を出さないと決めていたのに…情けない。・・・幸い瑞希さんは嫌がってはいないようだったし…また、してくれるとも言ってくれ���が。

俺としてもまたしてくれるなら、して欲しいとは思うが・・・基本、ヘタレなので先日以来まだお願いしていない。

あの馬鹿の借金返済が期待できないなら、割り切って瑞希さんが許してくれる範囲で楽しもうという気持ちもあるが…最悪の場合、あの笑顔が曇るかもと思うと・・・

いずれにせよ…今日は瑞希さんは一旦自宅に帰る。明日、外せない用事があるらしい。

今から俺は瑞希さんを駅まで送っていく。会社に行く途中なのでそれ程手間ではない。

自宅まで送れなくもないが、高速使っても1時間30分以上はかかる距離なので、さすがに平日は厳しい。

「1週間ぐらいで戻ってきます。・・・すみません。」

「だから瑞希さんは悪くないですって。・・・それに嫌じゃないですし(照)」

「・・・そ、そうですか(照)」

玄関から出る直前、俺の前にいた瑞希さんがいきなり振り返り…顔を寄せてきた。

えっ…と思った瞬間、お互いの唇が一瞬触れて、すぐに瑞希さんは離れていった��

「え、駅まで、お、お願いしますね(真っ赤)」

「・・・は、はい(真っ赤)」

駅に着くまで車の中は微妙な雰囲気になってしまった。・・まあ、嫌な雰囲気ではなかったが。

「次に来る日が決まったら…連絡しますね(照)」

「あ、ああ…」

瑞希さんは少し照れた風で小さく手を振って駅の中に消えていった。

なんで…キスしてくれたんだろ?やっぱり罪悪感だろうなぁ〜。瑞希さんは悪くないのに…。

・・・さて、仕事に行くか。

夜、自宅に戻ると文字通り家の中の火か消えたようだった。

俺は瑞希さんが食事に困らないようにと冷凍していってくれたおかずを温めて食べた。

「・・・美味しいな…」

ヤバイ。めちゃくちゃ寂しい。前は1人でも大丈夫だったのに…。自分で思ってたよりもこの生活に馴染んでいたようだ。

瑞希さんは、今しばらくは通ってくれるだろうが…来なくなる日はすぐにくる。彼女は兄貴の奥さんで…俺の奥さんではないのだから…当然だ。

・・・兄貴を羨まし��と思ったのは、これが初めてかも知れない。

久しぶりに自分のベッドに寝ることにした。瑞希さんが申し訳ないのでぜひそうして欲しいと言って帰ったからだ。

部屋はキレイに片付いていて、なんだか瑞希さんの残り香がある気がした。俺も大概だなぁ〜と思う。

部屋の隅にプラスチックの小さめのキャビネットが置いてあ���た。瑞希さん用にホームセンターで買ったものだ。

好奇心が抑えられず…瑞希さんに心の中で謝りつつ、そっと開けてみた。心臓がヤバイぐらいにドキドキしている

ハンカチ、タオル・・・そして…下着。

もしかしてと…少し期待はしていたが…実際見ると興奮が凄まじい。たぶんだが…今日、帰る時にまた来るからと置いていったものだと思う。

俺は震える手で薄いピンク色で花柄のブラジャーに手をとってみた。女性のブラに触れたのは初めてだ。

タグにはE70と書かれ��いた。後の数字の意味はよく���からないが、Eカップってことだろう。

大きい方なんだと思う。・・お風呂場で見たおっぱいが思い出されて股間が痛いぐらいに���っている。

その横に同じ柄のパンティーがある。震える手でそれをそっと手にとって広げてみる。

意外と小さい。シミや汚れはなくとてもキレイだった。

汚さないようにそっと匂いを嗅いでみると洗剤の良い匂いがした。頭が興奮でクラクラする。

自然と股間に手がのび…パジャマとパンツを降ろし、手に持っているパンティーでフル勃起しているチンコを・・・

変態か!俺は!?・・・ギリ理性を取り戻した。危なかった。・・俺は瑞希さんの下着をキレイに畳んで元に戻した。

罪悪感���ハンパない。自分に対する嫌悪感を感じるが、股間の息子は先程触れた彼女の下着の感触でおさまる気配がない。

瑞希さんに申し訳ないと思いながら、我慢できずに自分で処理した。もちろん思い描いたのは・・・。

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【瑞希視点】

自分でもよく分からないが…気がついたら裕也さんにキスしてしまっていた。

裕也さんは目を丸くしている。いきなりだったので驚いたのだろう。…それはそうだ。自分でしたにも関わらず、私だって驚いたのだから…。でも…嫌…じゃなかった。

駅で裕也さんとわかれる時…少し…いや…かなり寂しく感じてしまった。

どうしてしまったのだろうか?たった1��月足らずで情が移ってしまったのかな。

まさかとは思うが…もしかして・・・いや、そんなことはないはず!私には…夫がいるのだ。そんなことは考えてはいけない!

電車で自宅の最寄りの駅まで戻ってきた。そこから自宅まで歩いて15分ぐらいの距離だ。荷物の多くは、裕也さんの自宅に置いてきたため、スーツケースは軽く、歩くのに問題ない。

久しぶりに自宅に帰ってきた。家に車がないし、夫は会社だろう。

自宅の中は比較的キレイに片付いていた。ゴミは端にためられていたが、夫にしては十分だと思う。

ただ少しだけ…違和感を感じる。夫は自分から掃除をするような人ではない。片付けぐらいは言えばしてくれるが、決して自分からはしない。それなのに・・。もしかして、切羽詰まればやるタイプかな?

少しだけ片付けた後、ゆっくりする。何故だろう・・・なんだか寂しい。前と同じはずな��に…。

少し休んだ後、夫に帰宅した旨をLINEし、買い物に出かけた。予想通り、冷蔵庫にはビールとおつまみしか入ってい���かったからだ。

たぶんだが、夫は外食ばか���だっただろうから、今日は手によりをかけてご飯を作ろう。・・和食がいいかな。

帰ってきてから、少し遅めの昼食を食べた。1人はやはり寂しい。

裕也さんの家にいた時は、裕也さんが在宅勤務の時は一緒に食べたし、仕事に出かける時はお弁当を作ってあげていた。

お弁当は凄く喜んでくれて、食べた時は必ず、すぐにメールで感想が返ってきてた。行儀が悪いが、お昼を食べながら裕也さんの感想を読むのが楽しみの1つだ。

まあ、いつも絶賛で代わり映えはしなかったが(笑)不満があれば言って下さいと言うと恥ずかしそうに…

「いや、でも・・美味しいし(照)」

と返されて…私まで照れてしまった。

さてろ��除の続きをすることにしよう。夫からのLINEは既読がつかない。忙しいのだと思う。

夕飯の支度が終わり、夫の帰宅を待っていると夜8時を過ぎた頃、既読がやっとついて返信がきた。

「(おかえり。ご苦労様でした。今日は客先と食事に行くので夕飯はいらないよ。明日は17時ぐらいに出かけるのでそのつもりで。)」

夕飯…いらないんだ。早く言って欲しかった。・・・私は自分の分だけ温めて遅い夕飯は食べた。・・あれ?おかしいな?味見した時は美味しく感じたのに…今はあまり味がしない。なんでだろう。

夜23時を過��て、かなり酔った状態で夫が帰って���た。えっ?車だよね?

「ただいまぁ〜」

「お帰りなさい。・・運転大丈���だったの?だいぶ酔ってるようだけど?」

「大���夫だって。警察だって馬鹿じゃないからベンツ停めたりしないって。」

そう思うなら…いや、よそう。その議論は何度しても平行線だ。

その後、夫に求められ身体を重ねた。しかし、私の心は満たされなかった。

翌日はパーティーの準備で忙しく、夜はパーティーに参加した。そこで夫の取引先の橋本という男性に紹介され、不快な思いをした。

自宅に戻って数日後、姉夫婦に相談した。姉の旦那は弁護士で、夫の言動が詐欺師に似ていると指摘された。

そして1週間後、再び裕也さんの元へ向かうことになった。

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【裕也視点】

瑞希さんが戻ってきた。下着を触ってしまったことを正直に謝ると、瑞希さんは笑って許してくれた。

買い物やラーメンを一緒に楽しみ、お風呂では再びお互いの身体を愛撫し合う関係になった。火、木、土は一緒にお風呂に入ることになり、最後の一線以外はすべてありになった。

水族館デートも楽しみ、2人の関係は深まって���った。

しかし、瑞希さんのお姉さんが訪ねてくることになり、俺は覚悟を決めた。

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【裕也視点・お風呂の場面より】

俺達はお風呂で洗いっこをしている。瑞希さんに手で出してもらい、俺は瑞希さんの秘所を舌で愛撫した。

瑞希さんのお尻に挟んで擦りつける疑似バックも経験した。キレイな背中にぶちまけてしまったが、瑞希さんは笑って許してくれた。

「クス♡…出ましたか?ちょっと背中が温かいです。」

この人…女神かなんかだろうか・・

もう、何度目かわからない想いが心をよぎる。兄貴のお嫁さんであることが心の底から悔しい。

前作の続きになります。前作を読まれていない方はそちらから読んで頂いた方が話の流れがわかりやすいかと思います。

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【裕也視点】

瑞希さんが戻ってきて早2週間が経った。その間、世間一般的には、かなり歪な関係だが、仲良くやれていると思う。

まあ…兄嫁と一緒にお風呂に入ったり、その…手やお口で抜いてもらったりしているのは一般的と言うには無理がありまくる。

・・なんだけど、一緒にご飯を食べたり、TVをみたり、たまにゲームなんかしてみたり…何と言うか日常になりつつある。

お互いに普通じゃないという認識は持っていると思うが、罪悪���と言うか…背徳感と言うか…そのようなものはあまり感じなくなっている気がする。俺だけの思い込みかも知れないが。

特にお風呂なんて…

「お客様、痒いところはないですか?」

俺はバスチェアに座っている瑞希さんの背中側から…瑞希さんの柔らかな髪をほぐしながら、瑞希さんの頭皮をマッサージしている。

「クスクス♡…大丈夫ですよ~♡とてもいい感じです。…あっ、もう少し右をお願いします♡」

「はい、わかりました。」

何故か美容師さん兼マッサージ師さんごっこがプチブームだ。お互いの髪を美容師さん風に洗いっこしたりマッサージしたりするのだ。

何故こうなったかわからないが…瑞希さんがノリノリで楽しそうだから、良しとしている。もちろん、俺も嫌ではない…いや、とても楽しい。髪を洗い流し…

「マッサージもしますね。もちろんサービスです」

「ありがとうございます。クスクス♡」

俺の手は首から肩…そして胸に・・

「あら?…んっ♡…そこは、マッサージしなくても大丈夫ですよ♡」

「サービスですから」

「そお?じゃあ…お願いしようかしら…クスクス♡」

俺は瑞希さんの胸をマッサージと称しながら、優しく揉んでい��。

「んんっ…は��…とてもいいですよ…はぁん♡」

時折、すでに硬く屹立している乳首を摘むと瑞希さんの身体がピクリと反応する。

「んっ…あふぅ・・…あっ…んぁ♡」

俺達は滑らかなお腹を撫でながら、手を下半身に下ろしていく。

「んふっ♡…あら…お尻に何か当たっていませんか♡」

俺のものはすでにフルで勃起し���おり、瑞希さんのすべすべのお尻あたりに触れている。もちろん、瑞希さんの了承済みだ。

「だ、大丈夫ですよ…」

俺の手が瑞希さんの柔らかな太ももを撫でるようにマッサージしていく。

「んっ…はぁ…美容師さん♡…もう少し…その…根元の方も…くっ…♡���

お客様の要望通り、瑞希さんの大事な部分に触れていく。俺は経験値の少なさから最初はかなりぎこちなかったと思うが・・

「ここあたりはどうですか?」

「はぁん♡…う、うん…そこ、くぅ…いい…あふっ♡」

瑞希さんが気持ちいいところを教えてく���るので…それなりにできるようになっていると…思う。

俺は丁寧に指先で瑞希さんの合わせ目にある小さなのポッチをマッサージしていく。

「はぁ…はぁ♡…もう少���…中の方も…(照)」

秘所はすでに石鹸以外のヌメリがあり、簡単に指を挿れることができた。指を少しだけ入れて指先を中で曲げるようにして瑞希さんの中の上壁付近を優しく擦っていく。

「んっ…はぁ…はぁ…んあ…き、気持ちいいです♡…はぁん♡」

ここはかなり感じるらしく、少し擦るだけで簡単に���してしまうみたいだ。…あっ、指先が強く締め付けられてきたし…たぶん…

「はぁ、はぁ…♡も、もう・・♡」

少しだけ擦る速度をあげる。

「あふっ♡…���っーーーーー♡…はぁ~♡」

瑞希さんは背中を少し反らせたあと…俺に背中を預けてきた。身体がビクッ…ビクッと震えている。

「ん~~♡」

瑞希さんが顔を反らし唇を寄せてくる。俺は柔らかな唇に吸い付き、感触を堪能する。唇の隙間から���っくりと舌を口内に入れていくと、すぐに瑞希さんの舌が絡んできた。

しばらく、お互いの口内を舌で愛撫する。

「なんか…ズルい…」

「なんで!?」

改めて瑞希さんが俺のものに指を絡ませてくる。

その後、瑞希さんのお尻に挟んで擦りつけ、大放出した。

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【瑞希視点】

裕也さんのお家に戻ってきて、毎日が楽しい。ご飯はいつも感謝してくれるし、手が空いて時はお願いしなくても家事も手伝ってくれる。

カミナリが怖い夜、裕也さんが優しく抱きしめてくれた。夫には笑われたのに、裕也さんは背中をぽんぽんとしてくれた。

植物園デートではベゴニア館に感動し、ラーメンも食べた。初めて2人で写真を撮ってもらった。

でも裕也さんはどこか寂しそうだった。明日、お姉ちゃんが来ることを気にしているのかも。

夜、裕也さんの部屋に行き、お口で気持ちよくしてあげた。初めて精子を飲んだ。裕也さんに喜んでもらえるなら、また飲んでもいいかな。

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【裕也視点】

瑞希さんのお姉さん夫婦が訪ねてきた。俺は腹を括り、不倫を認め、瑞希さんを愛しく思っていることを正直に話した。

お姉さんの旦那は弁護士で、離婚調停のプロもいると言ってくれた。1線を越えてみるのも手だとも。

結局、否定はされず、「瑞希を宜しくお願いします」と言って帰っていった。

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【姉夫婦の会話】

姉夫婦は、裕也さんが2000万の借金を捨てる覚悟をしていることに注目し、それを使って円満離婚に持ち込む作戦を考えていた。

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【瑞希視点】

夫から、取引先の橋本という男性とのディナーに行くよう言われた。私一人で。

嫌な予感しかなかったが、裕也さんにホテルまで一緒に来てもらうことにした。

ディナー中、橋本は下品な会話を続け、トイレに立った隙にワインに何かを入れられたようだった。意識が朦朧とする中、橋本に連れ出されそうになったが、裕也さんが駆けつけてくれた。

ホテルのスタッフも助けてくれ、橋本は逃げ去った。

帰り道、体調が悪化し、ラブホテルに駆け込んで嘔吐した。裕也さんが背中をさすってくれた。

夜中に目が覚め、裕也さんに「抱いて欲しい」と伝えた。裕也さんも「瑞希さんを抱きたい」と。

俺達は軽く笑いあった。よし、気持ちは固まった。

俺は瑞希さんを横たえ、わずかに残っていたガウンとパンツを脱ぎ捨てて、ゆっくりと瑞希さんに覆いかぶさっていく。

正直、限界だったのだ。

お風呂で何度も触ったことのある滑らかな肌に唇や舌を這わせていく。もう…だめだ…抑えられない。瑞希さんのすべてが欲しい。


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