すり減って自分を使い捨ての歯車みたいに思っていた僕が、夜勤明けに通った二十四時間営業のコインランドリーの片隅で、客のほつれた服を黙々と繕う同い年のお直し職人の彼女と出会い、木枯らしの夜に乾きたての毛布のぬくもりごと結ばれた話

社会人八年目、三十歳。データセンターでシステム保守の仕事をしている。

名前は真島涼(ましま りょう)。

世間が寝ている時間に働いて、世間が動き出す頃に帰る。そういう生活が、もう何年も続いていた。

サーバーは、人が見ていなくても止まらない。だから誰かが、夜じゅう起きて見張っていなきゃいけない。その「誰か」が、たまたま僕だった、というだけの話だ。

夜勤明けの頭は、いつも砂を詰めたみたいに重い。アパートに帰っても、洗濯機を回す気力すら湧かなくて、着替えだけが洗濯カゴの中で山になっていく。

その頃の僕は、自分のことを、すり減った歯車みたいに思っていた。

回っているうちは使われて、欠けたら取り替えられる。代わりなんていくらでもいる。そういう種類の部品。

そんな僕が足を止めたのは、十一月の終わり、木枯らしの吹く夜のことだった。

その日は連勤明けで、洗濯物がもう限界だった。コインランドリーにでも行くしかない。重たい袋を肩にかけて、当てもなく住宅街を歩いた。

風が、街路樹の枯れ葉を、かさかさと足元へ巻いてくる。コートの襟を立てた拍子に、いちばん上のボタンが、ぽろっと落ちた。

(……あ)

拾おうとしゃがんだら、糸はとっくに擦り切れていた。

このコートは、五年前に死んだ父の形見だった。古くて、ところどころほつれて、肘も薄くなっている。買い替えればいいのに、ずっと着ている。

落ちたボタンを、手のひらの中で握った。

そのとき、路地の先に、白っぽい灯りがぽつんと見えた。

すりガラスの窓に、湯気で滲んだような光。コインランドリー まる洗 24h と、古い電飾の看板が出ていた。

吸い寄せられるように、僕はその引き戸を押した。

片隅のミシン

からから、と戸が鳴った。

途端、外の冷気が、洗剤と乾いた布の、ぬくもりのある匂いに変わった。

並んだ洗濯機と乾燥機が、低く唸って回っている。ドラムの中で、誰かのシーツがくるくると回るのを、ぼんやり眺める。それだけで、なんだか少しだけ、肩の力が抜けた。

奥にベンチがあって、その隣に——場違いなくらい古い、足踏みミシンが一台、置かれていた。

その前に、ひとりの女性が座っていた。

——と。

その横顔に、目が止まった。

栗色の髪を、後ろでゆるく束ねている。化粧は薄いのに、伏せた睫毛の影が、頬にくっきり落ちていた。細い指が、誰かのシャツの袖口を、針でひと針ずつ縫っている。

その手元だけが、店の喧騒から切り離されたみたいに、静かだった。

針が布をくぐるたびに、栗色の髪が、ほんの少し揺れる。

見とれていたら、ベンチの向こうから、しわがれた声がした。

「いらっしゃい。寒かったろう、外」

レジ代わりの台の奥に、小柄なおばあさんが座っていた。膝に毛糸玉をのせて、編み物をしている。

「あ……はい。初めてで。乾燥機、どれでも」

「奥の大きいのがよく乾くよ。毛布でもなんでも、ぼかぼかにしてくれる」

おばあさんは、にっと笑った。それから、ミシンの女性を、顎でしゃくった。

「繕いもんがあるなら、その子に言いな。椿(つばき)っていってね、腕は確かだから」

その名前に、女性が顔を上げた。

僕と、目が合った。

切れ長の、けれど不思議とやわらかい目だった。歳は、たぶん僕と同じくらい。

「……いらっしゃいませ」

低くて、少しかすれた声だった。

「お直し、なにか、ありますか」

その問いに、僕は、握ったままだったボタンを、思わず差し出していた。

捨てなくていい

「あの……これ。さっき、外で、取れてしまって」

椿さんは、僕の手のひらのボタンと、コートのほつれた襟元を、交互に見た。

それから、すっと立ち上がって、近づいてきた。

「……失礼します」

細い指が、コートの襟に触れる。布を裏返して、糸の擦り切れた跡を、確かめるようになぞった。

「ここ、付け直すだけじゃ、すぐまた取れます。生地のほうが、もう傷んでるので」

「……そう、ですよね。古いやつなんで」

「裏から、当て布をします。そうすれば、あと何年でも着られますよ」

何年でも、という言葉が、なぜか、すっと胸に落ちた。

「……正直、もう、捨ててもいいかなって、思ってたんです。みっともないし」

椿さんは、針を持つ手を止めて、僕を見上げた。

「……もったいない」

ぽつりと、そう言った。

「ほつれたから捨てる、っていうのが、私、いちばん苦手で。直せば、まだ着られるのに」

「捨てなくていいものを、捨てるの。なんだか、痛いんです」

その横顔を、僕は、まじまじと見てしまった。

すり減ったら取り替えればいい——そう思って生きてきた自分の、ちょうど裏返しみたいな人が、そこにいた。

「……お願いします。直して、ください」

「はい。お預かりします」

椿さんは、コートを大事そうに抱えて、台の上に広げた。

「次の夜勤明けに、取りに来られますか。それくらいで、仕上げます」

夜勤、と言っていないのに。

「……なんで、夜勤って」

椿さんは、少しだけ、目を細めて笑った。

「こんな時間に、しわくちゃのワイシャツをまとめて持って来る人。だいたい、夜のお仕事です」

その夜、僕は、乾燥機が回りきるまで、ベンチに座っていた。

ドラムの中の毛布が、くるくると回る。その音と、ミシンの規則正しい音が、店の中で重なっていた。

帰り際、ぼかぼかに乾いた毛布を抱えたら、まるで、誰かに抱きしめられたみたいに、あたたかかった。

通う夜

それから僕は、夜勤明けのたびに、その店に通うようになった。

別に、洗濯物が毎回あるわけじゃない。

ただ、あの灯りの中で、乾いた布の匂いを嗅いで、ミシンの音を聞いていると、砂を詰めたみたいだった頭が、少しずつ、ほどけていく気がした。

椿さんは、いつも片隅のミシンの前にいた。

常連客の、ほつれたエプロン。子どもの、破れたズボンの膝。すり切れた、作業着の袖口。いろんな人の、いろんな傷みを、彼女は黙々と繕っていた。

「みんな、よく持って来ますね。お直し」

「ここ、昔は普通の洋裁店だったんです。おばあちゃんが、ずっとやってて」

毛糸玉のおばあさん——この店の主、登美子(とみこ)さんが、椿さんの祖母だった。

「でも、洋服を仕立てる人なんて、もう来なくて。それで、コインランドリーにしたんです。私が、繕いの台だけ、残してもらって」

「椿さんも、もとは、仕立ての?」

「専門学校まで出て、アパレルの会社にいました。でも……」

椿さんの手が、一瞬、止まった。

「毎シーズン、山ほど服を作って、山ほど捨てるんです。売れ残りも、サンプルも、ぜんぶ。裁断して、ゴミ袋に詰めて」

「それが、どうしても、慣れなくて。辞めちゃいました」

「……それで、繕う方に」

「はい。作るより、直すほうが、私には、合ってたみたいです」

針を布にくぐらせながら、椿さんは、ふっと笑った。

「儲かりませんけどね。一着、直して、五百円とか」

その笑い方が、無防備で、子どもみたいだった。

寡黙な人だと思っていたのに、布の話になると、椿さんは、少しだけ饒舌になる。

僕は、その横顔を見るために、夜勤明けの眠気をこらえて、通っていた。

かけはぎ

コートを直してもらって、しばらく経った頃。

僕は、思いきって、もう一着、持って行った。

学生時代から着ている、ニットのセーター。肘のところに、小さな穴が空いてしまっていた。

「これ……もう、無理ですかね。穴、空いちゃって」

椿さんは、その穴を、ルーペで覗き込んだ。

「……ううん。これくらいなら、かけはぎで、目立たなくできます」

「かけはぎ?」

「見えないところから、同じ糸を一本ずつ取って、穴のところに、織り直すんです」

椿さんは、ベンチの隣を、ぽんと叩いた。

「……見ますか。けっこう、地味ですよ」

隣に座ると、椿さんの肩が、すぐ近くにあった。栗色の髪から、ほのかに、せっけんの匂いがした。

彼女は、セーターの裾の縫い代から、糸を、ほんの数センチ、慎重に引き抜いた。

「服って、どこかから糸を借りないと、直せないんです。だから、いちばん目立たないところから、少しだけ、分けてもらう」

その細い糸を、針に通して、穴の縁に、一目ずつ、織り込んでいく。

縦糸を渡して、横糸をくぐらせて。気の遠くなるような作業だった。

「……すごい。だんだん、穴が、消えていく」

「ふふ。でしょう」

息を詰めて手元を見つめる、その睫毛を、僕は、すぐ横で見ていた。

「……あのね、真島さん」

「はい」

「人も、たぶん、同じだと思うんです」

針を動かしながら、椿さんは、独り言みたいに言った。

「穴が空いても、どこかから、ちょっとずつ糸を借りれば、また、つながる。ぜんぶ、新しくしなくていい」

その言葉が、なぜか、胸の奥の、いちばん擦り切れたところに、触れた。

「……俺、ずっと、逆だと思ってました」

口が、勝手に動いた。

「すり減ったら、取り替えればいいって。自分のこと、使い捨ての歯車みたいに思ってて」

椿さんが、針を止めて、僕を見た。

「……歯車?」

「夜じゅう、サーバーの番をして。誰も見てない。代わりはいくらでもいる。そういう仕事だから」

しばらく、椿さんは、黙っていた。

それから、織り直したばかりのセーターの肘を、てのひらで、そっと撫でた。

「……この穴も、空いたままなら、ただのゴミでした。でも、直せば、また真島さんを、あったかくする」

「すり減ったものに、価値がないなんて。私は、ぜんぜん、思いません」

外で、木枯らしが、ひときわ強く、窓を鳴らした。

その夜、僕は、肘の繕われたセーターを着て帰った。

織り直された場所だけ、ほんの少しだけ、あたたかい気がした。

父のコート

冬が深まって、店に通うのが、僕の生活の真ん中になった頃。

ある夜、登美子さんが、風邪で寝込んでいた。

椿さんが、ひとりで、店番とお直しを、両方やっていた。

「すみません、今日、ばたばたで」

「手伝いますよ。俺、洗濯物畳むの、得意なんで」

「……え。いいんですか」

僕は、乾燥機から出てくる、知らない誰かのシーツやタオルを、椿さんの隣で畳んだ。

ぼかぼかに乾いた布は、まだあたたかくて、畳むそばから、両手にぬくもりが移ってくる。

二人で、黙って、布を畳む。ただそれだけの時間が、不思議と、心地よかった。

ひと段落して、椿さんが、奥から、僕の父のコートを持ってきた。

「そういえば、これ。当て布、もう一回、確かめておきました」

「……このコート、ずいぶん、大事にされてますよね。直しながら、ずっと着てる」

「……父の、形見なんです」

つい、言ってしまった。

「五年前に、亡くなって。地味で、無口な人で。これ、いつも着てたんです」

椿さんは、コートを、両手で、そっと抱え直した。

「……そうだったんですね」

「だから、捨てたくなかったんだ。ほつれても、薄くなっても」

「……はい。これだけは、取り替えがきかないので」

言ってから、はっとした。

取り替えがきかないもの。

ずっと自分のことを、いくらでも替えのきく歯車だと思っていた僕が、このコートだけは、世界に一着しかないと思っている。

その矛盾を、椿さんは、見抜いたみたいだった。

「……真島さんも、同じですよ」

静かに、彼女は言った。

「世界に、ひとりしか、いないのに」

木枯らしの音だけが、店の中に、ふいに大きく聞こえた。

椿さんの頬が、店の灯りの中で、ほんのり赤く見えた。

僕の心臓も、たぶん、同じ色をしていた。

仕上げの夜

登美子さんの風邪が治って、年の瀬が近づいた、ある夜。

店を閉める時間まで、僕は、椿さんの繕いに付き合っていた。

最後の客が帰って、登美子さんが「あとは頼んだよ」と二階の自宅に上がっていく。

店には、僕と椿さんの、二人だけが残された。

回りきった乾燥機が、かちん、と音を立てて止まる。

急に、店の中が、しんと静かになった。

「……最後に一個、直したいもの、あって。いいですか」

椿さんが、奥から出してきたのは、薄手の、灰色の毛布だった。

「これ、おばあちゃんが、私が小さい頃から、使ってるやつで。端っこが、ほつれちゃって」

彼女は、ミシンの前に座って、毛布の縁を、丁寧にかがり始めた。

僕は、その隣の、ベンチに座って、ただ、見ていた。

ミシンの音が、とん、とん、と、静かな店に響く。

「……椿さんは」

「どうして、こんなに、ものを大事にできるんですか」

椿さんは、手を止めずに、少しだけ笑った。

「……たぶん、私自身が、捨てられたくないからです」

「会社で、要らなくなったら、簡単に切られて。私も、自分のこと、替えのきく部品だなって、思ったことが、あって」

「だから、なのかな。傷んだものを、捨てないで、ちゃんと直す。そうしてると……自分のことも、少しだけ、許せる気がして」

その横顔が、いつもより、ずっと、無防備だった。

僕は、気づいたら、立ち上がって、彼女の隣に、しゃがんでいた。

「椿さん」

「……はい」

「俺、ここに通ってたの。たぶん、洗濯のためじゃ、なかったです」

ミシンの音が、止まった。

「すり減ってた俺を、椿さんが、毎晩、ちょっとずつ、繕ってくれてた気がして」

椿さんが、ゆっくりと、こちらを向いた。

その目が、店の灯りを映して、潤んでいた。

「……ずるい、です。そんな、言い方」

「私も、真島さんが来る夜だけ、ミシンの音が、いつもより、軽いんです」

木枯らしの夜に

どちらからともなく、だった。

唇が触れたとき、外で、木枯らしが、窓をかたかたと鳴らした。

椿さんの唇は、柔らかくて、少しだけ、震えていた。

唇を離すと、彼女は、僕のコートの胸元を、きゅっと握っていた。父の、あのコートだった。

「……今夜、終電」

「俺、夜勤明けなんで。今日は、もう、どこにも行かないです」

「……ふふ。じゃあ」

椿さんは、潤んだ目で、はにかむように笑った。

「もう少しだけ、ここに、いてください」

彼女は、奥の小さな作業部屋へ、僕の手を引いた。

布のロールや、糸の棚に囲まれた、狭い部屋。隅に、古いソファが一つ。

さっき直したばかりの、灰色の毛布が、まだ乾燥機のぬくもりを残したまま、たたまれていた。

椿さんが、その毛布を、二人の肩に、そっとかけた。

乾きたての布の匂いと、せっけんの匂いが、混じり合う。

「……あの、私。こういうの、慣れてなくて」

「俺も。平気なふりして、心臓、すごいです」

「……ふふ。ほんとだ。聞こえる」

椿さんが、僕の胸に、そっと耳を当てた。栗色の髪が、頬をくすぐる。

その仕草が、いじらしくて、たまらなかった。

僕は、束ねた髪を、ゆっくりとほどいた。

思っていたより長い髪が、肩に流れて、せっけんの甘い匂いがふわっと立った。

抱き寄せると、彼女は、小さく息を詰めて、僕の背中に腕を回した。

「……電気、消しても、いいですか。恥ずかしい、から」

「……うん。このままで」

「……真島さんの、こと。ちゃんと、覚えていたいから」

乾きたての毛布の中で、僕たちは、互いの、ほつれたところを、確かめ合った。

すり減って、傷んで、もう要らないと思っていたものを。

その夜、椿さんは、ひと針ずつ、織り直すみたいに、僕に触れた。

木枯らしの音だけが、夜どおし、窓の外で鳴っていた。

乾きたての朝

明け方、風が、ようやく止んだ。

作業部屋の小さな窓から、冬の、青く澄んだ朝の光が、細く差し込んでくる。

毛布の中で、椿さんが、ゆっくりと目を覚ました。

寝起きの、少しあどけない顔で、僕を見上げて、ふにゃっと笑う。

「……おはよう、ございます」

「おはよう。よく寝てた」

「……ん。久しぶりに、ぐっすり、でした」

彼女は、僕の肩に頭を預けたまま、糸の棚を、ぼんやり眺めた。

「……ねえ、真島さん」

「ん」

「もう、自分のこと、使い捨ての歯車だなんて、言わないでくださいね」

僕は、その栗色の髪を、そっと撫でた。

「……言いません。直してくれる人が、いるって、分かったので」

椿さんが、起き上がって、僕の頬に、てのひらを当てた。

「直すんじゃ、ないです」

「これからは、一緒に、ほどけたところを、繕っていくんです。二人で」

その目が、朝の光の中で、やわらかく細まった。

「……それ、プロポーズ、ですか」

「……え」

椿さんの顔が、みるみる赤くなった。

「ち、違います。気が、早いです」

そう言いながら、彼女は、僕の手を、ぎゅっと握り返した。

その手は、たくさんの服を繕ってきた、針だこのある、あたたかい手だった。

それから

それから、僕と椿さんは、付き合うことになった。

夜勤明けの朝、僕は、相変わらず、あの店に寄る。

ぼかぼかに乾いた洗濯物を畳んで、登美子さんと世間話をして、それから、椿さんのミシンの隣に座る。

「涼くん。また来たのかい。うちの孫、よっぽど居心地がいいとみえる」

「登美子さん、それ、毎回言ってますよ」

「ふふ。いいんだよ。ほつれた者同士、ちょうどいいさね」

登美子さんは、毛糸玉を膝にのせて、にっと笑う。

椿さんは、今日も、誰かの服を繕っている。

ほつれたエプロン。破れた子どものズボン。すり切れた、作業着の袖口。

「真島さん。今日のお直し、八着でした」

「上等じゃないですか。儲かりませんけど」

「……ふふ。ほんと、儲かりません」

そう言いながら、彼女は、いちばん大事そうに、僕の父のコートを、もう一度、点検してくれる。

当て布をした襟も、付け直したボタンも、まだ、しっかりしている。

このコートは、これからも、きっと、何年でも着られる。

使い捨ての歯車だと思っていた僕の毎日は、いつのまにか、乾きたての布のぬくもりと、ミシンの音で、いっぱいになっていた。

すり減っても、ほどけても、また織り直せばいい。

そう教えてくれた人の、いちばん近くに。

僕は、これからも、ずっと座っているつもりだ。

― 終 ―


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