ウーバーイーツの配達先が毎回同じ美人で最終的に付き合った話

2026.04.12

14分で読了

大学3年、21歳。

授業は週3に詰め込んで、空いた時間はひたすら自転車を漕いでいる。 ウーバーイーツ。シフトなし、好きな時間に好きなだけ働ける。大学生にとっては最強のバイトだ。

ピロン。

「ご注文が入りました——グリーンカレー×1、ガパオライス×1」

タイ料理か。配達先は——

「グランメゾン○○ 705号室」

(また705号室か)

ここ2週間で4回目。注文者名はいつも「S・ナツキ」。 そして毎回、出てくるのは同じ人。

栗色のセミロング。切れ長の目。すっと通った鼻筋。 華奢だけど出るところは出ている。部屋着のTシャツ越しでもわかるDカップ。 ——いや、見てないよ。目に入っただけだ。

3回目の配達で「あ、また同じ人だ」と覚えられた。 俺は「あ、はい、また来ちゃいました」としか返せなかった。

4回目の今日。705号室のドアが開く。

白いVネックのカットソーにデニムのショートパンツ。ハーフアップでうなじが見える。細いフレームのメガネ。

「こんにちは。毎回ありがとうございます」

にっこり。なんでこんな美人がいつも一人で出前を頼んでいるのか。

「グリーンカレーとガパオライスです」

「あ、ちょっと待ってください」

彼女が小走りで部屋の奥に消えて、戻ってきた手には小さな紙袋。クッキーだ。

「この前通販で買いすぎちゃって。毎回来てくれるお礼に♡」

リボンが結んであるやつ。わざわざ準備してくれたっぽい。

「い、いいんですか?」

「もちろん。いつも同じ人が来てくれると安心するので」

「ありがとうございます。……嬉しいです」

「ふふ、大げさ」

目尻が下がって、ちょっとだけ舌が覗く笑い方。

(やばい、めちゃくちゃ可愛い)

エレベーターの中でクッキーの袋を眺めた。

(……これ、脈あり?)

いやいや。社交辞令だ。でも心臓がうるさかった。

5回目。ハンバーガーの配達。

705号室。もはやこの部屋番号を見ると心拍数が上がるようになっている。 配達員としてどうかと思うけど、仕方ない。

インターホンを押す。

「はーい……あ、来た来た」

来た来た? 待ってたみたいな言い方。

ドアが開く。ラベンダー色のパーカーにスウェットパンツ。ゆるい格好なのに可愛い。メガネは今日もかけている。

「お待たせしました。アボカドバーガーとポテトです」

「ありがとう」

受け取りながら、彼女がじっと俺を見た。

「いつも自転車でしょ? 暑くない?」

「まあ、多少は。でも慣れました」

「えらいなあ。あ、お水飲む?」

玄関先でペットボトルの水を渡された。

「冷えてるやつ。どうぞ」

「あ、ありがとうございます……」

一口飲む。キンキンに冷えてて生き返る。

「ねえ、名前聞いてもいい?」

「浅田です。浅田悠斗」

「悠斗くん? 大学生?」

「はい、3年です」

「私、宮本なつき。同い年かも。21」

「え、俺も21です」

「やっぱり!」

フリーランスでWebデザインをやっていて、在宅が多いこと。だから注文が多いこと。何気ない会話だけど楽しかった。

「……じゃあ、また来てね。悠斗くん」

名前で呼ばれた。心臓がバグった。

6回目の配達のとき、事件が起きた。

パスタの配達。705号室。もはやルーティンだ。

インターホンを押す前にドアが開いた。

「あ」

なつきさんが出てきた。驚いた顔。

「え、早くない? 今鳴らそうとしたのに」

「ドアスコープ見てた……わけじゃないよ? たまたまゴミ出そうとして」

手にゴミ袋を持っている。本当にたまたまっぽい。

「はい、ボロネーゼです」

「ありがとう。……ねえ悠斗くん」

なつきさんが真剣な顔になった。

「あのさ、変なこと聞くかもだけど——LINE、教えてくれない?」

——は?

「在宅で一人だと話し相手いなくて寂しいの。悠斗くんと話すの楽しいし。……迷惑?」

迷惑なわけがない。

「ぜんっぜん迷惑じゃないです。むしろお願いします」

声がひっくり返った。情けない。でもなつきさんはくすっと笑ってQRコードを見せてくれた。

「よろしくね♡」

その日の夜からLINEのラリーが始まった。

「さすがウーバー戦士笑 じゃあ今度一緒に行こうよ!」

「行きたいです!」——即レス。3秒。

スマホを胸に置いて天井を見つめた。

(デート……だよな? これ)

土曜日。駅前のイタリアン。

なつきさんは白いブラウスにプリーツスカート。メガネじゃなくてコンタクト。ちゃんとおしゃれした姿は破壊力が違った。

パスタを食べながらいろんな話をした。話題が尽きない。気づいたら3時間。

「悠斗くんだから、っていうのもある」

「え」

「最初に来てくれたとき、ちゃんと目を見て挨拶してくれたでしょ。それが嬉しくて」

マンションの前で立ち止まる。春の夕暮れ。

「配達じゃなくて、普通に会いたいから」

「……俺も、会いたいです」

帰り道、自転車を漕ぎながらずっとニヤニヤしていた。

そこからは週1で会った。 2回目はラーメン屋。3回目は映画。4回目は水族館。クラゲの水槽の前で自然に手を繋いだ。

5回目のデートの帰り。夜の公園のベンチ。

「好きです。付き合ってください」

なつきが俺の手をぎゅっと握った。

「……遅い。3回目のデートから待ってた」

なつきが目を潤ませて笑った。

「私も好き。大好き。付き合いたい」

俺の肩にぽすんと頭を預けて。

「今日……うち来ない?」

705号室。何度も配達で来たドアを、今度は彼女として迎えてもらう。

白ワインで乾杯。グラスがちん、と鳴った。

「彼氏と彼女に、乾杯♡」

間接照明が温かい部屋。ワインを2杯飲んだあたりで、空気が変わった。

「キス、してくれないの?」

なつきの頬に手を添えた。ゆっくり顔を近づける。なつきが目を閉じた。

唇が触れた。柔らかい。ワインの甘い味がした。 触れるだけのキスから少しずつ深くなる。舌が触れ合った。

「ん……♡」

ちゅ、ちゅ、と濡れた音が部屋に響く。

「んぅ……♡♡ もっと……♡」

キスしたまま、なつきをそっと押し倒した。ラグの上に横たわる。

「そんなに見ないで……♡ 恥ずかしい……♡」

「見るに決まってるだろ。彼女がこんなに綺麗なんだから」

「ばか……♡♡」

パーカーを脱がせた。下は薄いキャミソール。ブラはしていない。

キャミソールの上から胸に触れた。ふわん。

「んっ……♡」

柔らかい。弾力があって手に吸い付くみたいだ。

「やぁ……♡ そんな揉まないで……♡」

「やめる?」

「やめないで……♡♡」

肩紐を下ろすと、形のいい胸が現れた。白い肌に薄いピンクの乳首。

「見ないでってば……♡♡」

「無理」

親指で乳首をくりっと撫でる。きゅっと硬くなった。 両手で胸を揉みながら乳首を指先で転がす。くりくり。

「あっ♡ あっ♡ だめ……♡ 声出ちゃう……♡♡」

乳首に唇をつけた。ちゅ、と吸う。

「ひあっ……!♡」

舌でころころ転がしながら吸う。反対側も指で摘まんで引っ張る。

「ひゃあっ♡♡ 両方同時はずるい……♡♡♡」

なつきの手が俺の髪を掴んだ。押し返すんじゃなくて、引き寄せる方向。

「もっと……♡ もっと吸って……♡♡」

しばらく胸を堪能した。吸って、舐めて、揉んで。なつきの声がどんどん甘くなっていく。

「なつき……下も触っていい?」

なつきが恥ずかしそうに頷いた。

スウェットパンツに手をかける。ゆっくり下ろすと、白いレースのショーツ。

(こういうの履いてるんだ……)

予想してたか? と聞かれたら、予想はしてなかった。でも最高だ。

太ももに手を滑らせる。すべすべの内もも。

「あ……♡ そこ……♡」

ショーツの上からそっと触れた。くちゅ。

「っ……♡♡」

「すごい。もう濡れてる」

「言わないで……♡ 恥ずかしい……♡♡」

指で輪郭をなぞる。ショーツの布が濡れて肌に張り付いている。

「あ♡ あっ♡ 焦らさないで……♡♡」

ショーツを脱がすと細い糸を引いた。きれいに整えられた花びらが蜜で光っている。

「やぁ……♡ 見ないで……♡♡」

膝を閉じようとするのを優しく開く。

「見せて。綺麗だから」

「嘘……♡ そんなこと言われたの初めて……♡♡」

内ももにキスを落としながら、ゆっくり顔を近づけた。

舌が花びらに触れた。

「ひぁっ♡♡」

下から上へ、ゆっくりと舐め上げる。くちゅ、ちゅ。

「あっ♡ あぁっ……♡ 舌……♡ 気持ちいい……♡♡」

一番敏感な場所を見つけて、舌先でちょんちょんと触れた。

「そこっ♡♡ だめっ……♡ そこだめ……♡♡♡」

体がびくんと跳ねた。太ももが俺の頭を挟み込む。

「だめって言いながら挟んでるよ?」

「だって勝手にっ……♡ あっ♡♡」

集中的に舌先で転がす。くりくり。

「あっあっあっ♡♡ そこそこそこ♡♡♡」

なつきの腰がぐにゃぐにゃに揺れる。ラグを掴む手が白くなっている。

舌で刺激しながら、指をそっと入り口に当てた。くちゅ。

「あっ♡ 指も……♡」

ゆっくり一本入れる。ぬるりと入った。中は熱くて、きゅうっと締めつけてくる。

「あああっ♡♡ 入ってる……♡ 舌と指同時は……♡♡♡」

「同時は……♡ だめ……♡ おかしくなっちゃ……♡」

くちゅくちゅくちゅ。

「悠斗っ♡ もう……イっちゃ……♡♡♡」

スピードを上げた。指を2本にして、舌も速く動かす。

「あっ♡ あっ♡ あっ♡ ——ッッ!!♡♡♡♡」

びくんっ! なつきの体が弓なりに反った。中がぎゅうぎゅうと指を締め付ける。

「はぁ……♡ はぁ……♡♡ すごかった……♡♡♡」

余韻でぴくぴく震えるなつき。潤んだ目、真っ赤な頬、半開きの唇。

なつきが息を整えながら体を起こした。潤んだ目で俺を見上げる。

「……私も、したい♡」

ベルトを外され、ジーンズごと下ろされた。限界まで張り詰めたそれが現れる。

「わ……♡ おっきい……♡♡」

「そんなこと——」

「嘘じゃないよ♡」

細い指が根元から先端へゆっくりなぞる。

「ふふ、ぴくって動いた♡」

両手で包むように握る。ぎゅ、と優しく。

「気持ちいい?」

「……めちゃくちゃ」

なつきが嬉しそうに笑って、顔を近づけた。先端にちゅ、とキスを落とされた。

「っ……!」

舌先で先端を舐める。くるくると渦を描くように。

「んっ……♡ れろ……♡♡」

ぱくっと咥え込まれた。温かくて柔らかい口の中。舌が裏側を這い回る。

「ん、ちゅぱ……♡ んん……♡♡」

ちゅぱ、ちゅぱ、じゅるる。奥まで咥えて、ゆっくり引き抜いて、また深く。

「やばい、なつき……上手すぎる……」

「んっ♡ ほんと♡? んぷ……♡♡」

褒めると嬉しそうに目を細めて、さらに激しくなった。 頬をきゅっと窄めて吸い上げる。じゅぼっ。

「うっ……やば……」

頭が真っ白になりそうだ。

「なつき、もう限界……」

口を離したなつきが上目遣いで見上げてきた。唾液の糸がきらりと光る。

「中に出して♡」

「……いいの?」

「うん♡ ピル飲んでるから大丈夫♡」

なつきがラグの上に仰向けになった。膝を立てて、そっと開く。

「来て……♡ 悠斗……♡」

覆いかぶさる。正常位。先端を入り口に当てた。ぬる、と蜜が絡みつく。

「入れるよ」

「うん……♡ ゆっくりね……♡」

ゆっくり腰を進める。ずぶ……ずぶぶ……

「あっ……♡♡ 入ってくる……♡ おっきい……♡♡」

根元まで入りきった。密着した体。心臓の音がお互いに聞こえる。

「キスして……♡」

唇を重ねた。舌を絡めながら、ゆっくり腰を動かし始める。ずちゅ、ずちゅ。

「ん……♡ んんっ……♡♡ 気持ちいい……♡♡」

少しずつテンポを上げていく。ぱん、ぱん、ぱん。

「あっ♡ あっ♡ 奥に当たって……♡♡」

なつきの足が俺の腰に絡みついた。爪が背中に食い込む。

「もっと……♡ もっと奥まで……♡♡」

腰の角度を変えて深く突き入れる。ずぷっ——

「ひあっ♡♡♡ そこぉっ♡♡ そこすごい♡♡♡」

同じ場所を繰り返し突く。ぱんぱんぱん。

「悠斗っ♡ 好き♡ 好き好き♡♡♡」

「俺も好きだ……なつき……」

「あっ♡♡ それ言われたら……♡ もう……♡♡♡」

中がびくびくと痙攣し始めた。

「イっちゃう♡♡ 悠斗のでイっちゃう♡♡♡」

「俺も……出る……!」

「出してっ♡ 中にいっぱい出してっ♡♡♡」

ぱんぱんぱんぱん——

「あっ♡ あっ♡ イくっ——ッッ♡♡♡♡♡」

びくんっ!! 中がめちゃくちゃに締め付けてくる。

「くっ——出る……!!」

どくっ、どくっ、どくん。一番奥に全部注ぎ込んだ。

「あああっ♡♡♡♡ 熱いっ♡ 中にいっぱい出てる♡♡♡♡♡」

びくん、びくん。なつきの体が小刻みに痙攣する。中が搾り取るようにきゅうきゅう動いている。

「はぁ……♡ はぁ……♡♡ すごかった……♡♡♡」

額にキスを落とした。

繋がったまま少し休んだ。なつきが蕩けた目で俺を見上げる。

「まだ……したい♡ 全然足りない♡♡」

なつきが俺を仰向けにさせて、腰を跨いだ。

「今度は私が動く♡」

間接照明に照らされたシルエット。形のいい胸、くびれたウエスト、しなやかな太もも。

花びらが先端に触れる。さっき出したものと蜜が混じって、ぬるぬるだ。

「入れるね……♡」

ゆっくり腰が沈んでいく。ずぶ……ずぶぶ……

「あっ♡♡ この体勢……深い……♡ 奥のもっと奥まで……♡♡♡」

腰を前後に揺らし始める。くちゅ、くちゅ、くちゅ。

「あっ♡ あっ♡ 自分で動くの……♡ やばい♡♡」

胸がたゆん、たゆんと揺れる。ぱん、ぱん、ぱん。

「やばっ♡♡ 奥にがんがん当たるっ♡♡♡」

「なつき、中やばい……すげえ締まる……」

「だって♡ 気持ちよすぎて♡ 勝手にきゅってなっちゃうの♡♡♡」

腰を掴んで下から突き上げた。ずぶっ!

「ひあっ♡♡♡ したから来たっ♡♡ 挟み撃ちはだめっ♡♡♡」

ぱんぱんぱんぱん。下からの突き上げに合わせて、なつきも腰を叩きつける。

「あっ♡ あっ♡ もうだめっ♡♡ またイっちゃうっ♡♡♡」

「俺も……もう……」

「一緒にっ♡ 一緒にイこっ♡♡ 中に出してっ♡♡♡」

「出る——!」

「イくっ♡♡ イくイくっ♡♡♡——ッッッ♡♡♡♡♡♡」

どくん、どくん、どくん。奥の奥に、2回目を全部出し切った。

「あっ♡♡♡♡ また来てるっ♡♡ いっぱいっ♡♡♡♡♡」

びくんびくんっ。なつきがガクガク震えながら俺の胸に崩れ落ちた。

荒い呼吸と心臓の音だけが部屋に響いている。

ゆっくり体を離す。繋がっていたところから、とろりと白いものが溢れた。

「あ……♡ いっぱい出てくる……♡♡」

隣に横たわって、なつきを抱き寄せた。汗ばんだ肌が触れ合う。

「……めちゃくちゃ気持ちよかった♡♡」

「俺も。過去最高」

「……えへへ♡♡」

しばらく黙って、お互いの体温を感じていた。

「最初にうちに配達に来たとき、覚えてる?」

「覚えてるよ。グリーンカレー」

「あの日ね、ドア越しにカッコいい人だなって思ったの。それで次の日またウーバーで注文したの。同じ人が来ないかなって」

「……え、それで?」

「来たんだよね、また。あ、運命かもって思った」

なつきが体を起こして俺を見下ろした。栗色の髪がはらりと落ちて、間接照明に照らされた笑顔が柔らかくて。

「こうやって彼氏になってくれたんだもん♡」

「クッキーも水も、全部作戦だからね」

「……してやられた」

「してやったり♡」

「LINE聞いたのもめっちゃ勇気いったんだから。断られたらもう二度とウーバー頼めないと思って」

「断るわけないだろ」

「だよね♡ だって悠斗、いつもちょっと嬉しそうな顔してたもん」

「……バレてたのかよ」

「バレバレ♡」

二人で笑った。

なつきがまた俺の胸に頭を乗せる。

「ねえ、配達員さん」

「なに?」

「今日の配達はこれで終わり♡」

「……何を配達したんだよ」

「たっぷりの愛情を、2回♡♡」

「……ばか」

「悠斗のばか♡」

なつきがぎゅっと抱きついてきた。

「明日も来てね。配達じゃなくて♡」

「毎日来るよ」

「約束♡」

「約束」

窓の外ではもう夜が深くなっていた。 705号室。何度も配達で来たこの部屋が、今日から特別な場所になった。

隣で寝息を立て始めたなつきの頭を撫でる。さらさらの栗色の髪が指の間を通り抜けていく。

——あのとき、配達リクエストを受けてよかった。

ウーバーイーツのレビュー欄には書けないけど、人生で最高の配達だった。

おわり


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