#競技かるた

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  1. 大学・学園

    百人一首の歌が好きというだけで入った競技かるた部。同期の久住詩織は、ぜんぶの札を覚えていて、誰よりも速く払う、けれどもう歌の意味なんて見ていないA級選手だった。一枚ずつ決まり字を教わるうちに、僕は彼女が「勝つこと」に擦り切れていることに気づく。冬の団体戦を終えた夜、誰もいない和室の部室で、ただの記号だった札が、もう一度、歌に戻った。