社会人・オフィス
春の健康診断で再検査を言い渡され、月に一度の保健指導で社内の健康管理室に通ううちに、食事記録を黙って見てくれる年上の産業保健師に惹かれ、再検査をクリアした初夏の夜に白衣を脱いだ彼女と結ばれた話
残業漬けの末に再検査を言い渡された春。月に一度、社内の健康管理室で僕の食事記録を黙って見てくれる保健師の宮坂さんだけが、数字の向こうの僕を見ていた。血圧計のカフが緩むたびに、距離が近くなる。再検査をクリアした初夏の夜、白衣を脱いだ彼女が連れて行ってくれたのは、作り置きの並ぶ自分の部屋だった。